皆さんが自然人類学を学ぶ理由を教えてください。
少し考えてみたら、以下のようなものが思いつきました。
(1)生物学関係の興味の延長、または一部
(2)人種差(外見・知能・運動能力など)やその理由に関する興味
(3)自分という存在のルーツを考える方法の1つ
自分の場合ですが、高校生くらいの頃のことですが、
スポーツが好きだったことで「人種による運動能力差」の理由を知りたかったことが始まりです。
当時はまだ文化相対主義者的なところがあり、知能や容姿に100m走のタイムのような客観的な差はないと考えていました。
さて人種差について興味を持ったら何が始まるのか?
生き物の形質は主にその生息環境への適応で決まっていますので、まずは進化を促す要因について調べようとします。
でもすぐに気がつきます。「でも人間って移動や混血をしまくってるじゃん」世界史を勉強することになりました。
それと人類学の勉強とは無関係に、生きていると薄々感づいてきます。「やはり白人は知力で優れている」
実際に脳の各領域の比率などは頭蓋骨の形の影響を受けているし、外見は違うのに知能は同じと考える方に無理があります。
運動能力差以外の人種差についても知りたくなってきます。容貌差もどうやら気候への適応によるものだけじゃないようだし。
生物や進化全般、霊長類学、古人類学、考古学、、、なんでも掻い摘んでみるんですが、
今更ながら自分を含む人間というものが単なる動物の一種であることが再認識されます。
無宗教の立場のつもりでいても、今まではどこかで人間の精神や思考力を特別視していたことに気がつきます。
実際には遺伝子によって決まる種や個体としての制限の中で生きているということを痛感するのですが、
それではせめて「自分はどんな生き物なのか?」をできる限り知っておきたいと思うようになりました。
話は少し変わりますが、人類学が好きな方には、
生物としてだけではなく物質としての人間にも興味がある方も少なくないんじゃないかと思っています。
人間の認知能力の源と考えられている脳がいかに意識を発生させているとか、そういう関係で。
唯物論とか決定論とか心の哲学とかの分野になりますが、
AIとか再生医療とかが現実味を帯びてきている昨今、こうした領域も今後色々解明が進んでいくと思います。
0005名無しさん@お腹いっぱい。2017/12/03(日) 21:52:18.39ID:PxIfTGKw
>>2
外見は個体差より人種差の方が大きく、例えば混血やアルビノを除いて、
ほぼすべての黒人はほぼすべての白人よりも暗色の皮膚を持っている。
一方、知能や運動能力は人種差よりも個体差の方が大きく、たとえ平均の比較で
白人が黒人より知能が高く、黒人が白人より運動能力が高いとしても、
個体の比較では白人より知能が高い黒人はいくらでもいるし、黒人より運動能力が
高い白人はいくらでもいる。
だから、知能や運動能力を外見と過度に関連づけて考えることはできない。 0006名無しさん@お腹いっぱい。2017/12/04(月) 02:55:29.53ID:0pPCPUsK
リチャードドーキンスの利己的な遺伝子と、最近流行ってるサピエンス全史を読んだけど面白いと思うよ
人類や生物の本質や意味などに興味があるならおすすめできる
0007名無しさん@お腹いっぱい。2017/12/04(月) 03:25:06.32ID:0pPCPUsK
あとシュレーディンガーの生命とは何かも読むと面白い
物理的に見た生命の本質についての本
0010名無しさん@お腹いっぱい。2018/08/14(火) 02:38:49.78ID:qKejfIQ8