【台北=田中靖人】中国共産党政権を批判する書籍を販売したなどとして中国当局に身柄を拘束された香港「銅鑼湾書店」の元店長、林栄基氏(61)が5日、台北市内で座談会に出席し、香港の言論の自由について「将来は楽観できない」と危機感を示した。
林氏は自らの体験に重ね合わせ、新たな行政長官の下で香港基本法23条に基づく「国家安全条例」が制定された場合、「香港独立や台湾独立などについて発言できなくなり、逮捕され中国大陸に移送されるかもしれない」と述べた。
一方、「香港独立」を唱える若者については「中国の文化への理解が不十分で、(独立への)理論がない」と苦言を呈した。
訪台は台湾での書店開店の下調べが目的で、景気が良くないため「早くて来年になる」と述べた。だが、「書店は市民の水準を高める機能がある」と開店を目指す方針は強調した。
http://www.sankei.com/world/news/170805/wor1708050018-n1.html
http://www.sankei.com/images/news/170805/wor1708050018-p1.jpg
林栄基氏(河崎真澄撮影)
林氏は自らの体験に重ね合わせ、新たな行政長官の下で香港基本法23条に基づく「国家安全条例」が制定された場合、「香港独立や台湾独立などについて発言できなくなり、逮捕され中国大陸に移送されるかもしれない」と述べた。
一方、「香港独立」を唱える若者については「中国の文化への理解が不十分で、(独立への)理論がない」と苦言を呈した。
訪台は台湾での書店開店の下調べが目的で、景気が良くないため「早くて来年になる」と述べた。だが、「書店は市民の水準を高める機能がある」と開店を目指す方針は強調した。
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林栄基氏(河崎真澄撮影)