どっちかというと前半の「ゴリゴリの刑事モノ」をそのまま見ていたかった。
失礼なこと承知で言うと内田監督はコメディは向いてないのでは無いか。
「警察官なのに、命令で音楽隊もやらなきゃいけない」人々の悲喜交々の「悲」が強すぎて、「やっぱり俺たち音楽が好きだから」というより「日本人だからやってる」感というかアメリカ人だと皆んなやらずに帰りそう。

あと前作でも思ったけど、シリアスゴリゴリシーンの細部への神経の行き届らせ具合と比べて、感動部分の「こゆ感じしとくとみんなカンドーするんだよね!」な舐め具合が気になる。
後半なんかふわぁ〜〜っと急に物事が色々解決し始めて、リアリティ溢れる精鋭警察は韓国映画並みのボンクラ集団になり、音楽隊が全て解決★さーラスト、演奏行くよ〜!盛り上がっていこうぜ〜!
・・ちょっと待てーい!そんな気持ちになる一本でした。