ケインズ

1名無しさん@お腹いっぱい。2012/04/30(月) 23:34:36.33ID:/j1K7EMH
まずこのスレの大前提として、
ケインズの理論≠ケインジアン理論
(例外的なのがポストケインジアン理論)

これを踏まえない書き込みはスルーで

80名無しさん@お腹いっぱい。2016/10/22(土) 22:15:17.84ID:3WsVXDxd
ケインズの一般理論とマルクスの資本論は読むだけ時間のムダ。
(ただしパンピーの場合)
書いてる本人が理解してないのが前者
他人の理解なんか最初から求めてないのが後者。
まだ般若心経読んでた方が役に立つ。

81名無しさん@お腹いっぱい。2016/10/22(土) 22:32:13.63ID:TKzrttAu
根井雅弘『現代イギリス経済学の群像』にはじまるカレツキ紹介は重要だが、
上記書籍でもカレツキ原論文は参照されておらず、孫引きである。
カレツキを紹介している大学生用経済学入門書はほとんど見当たらない。
つまりマルクスを学ぶ人間は近代経済学(ケインズ)への橋が既に架かっていることを知らず、
近代経済学を学ぶ人間はマルクスの意義を知らないで学生時代を終わる訳だ。
そして気付いたときには学ぶ時間が残っていないということになりかねない。

さて、カレツキはマルクス再生産表式を3部門に分け直し(転形問題論争にヒントが
あったと思う)、実物経済を省略したことでケインズよりはやく有効需要の概念を定式化した。
ここで3部門はケインズと同様、労働者、資本家、投資家と分けられる。

参考:
Michal Kalecki"The Marxian equations of reproduction and modern economics"
(「マルクスの再生産の方程式と近代経済学」1968,1991未邦訳)
 http://ssi.sagepub.com/content/7/6/73.full.pdf 有料?
根井雅弘『「ケインズ革命」の群像』145頁〜
栗田康之『資本主義経済の動態』105頁〜
カレツキ『資本主義の動態理論』79頁〜
鍋島直樹 『ケインズとカレツキ―ポスト・ケインズ派経済学の源泉』

82名無しさん@お腹いっぱい。2016/11/09(水) 17:02:07.45ID:FQIKH1Vz
私は元創価の会員でした。
すぐ隣に防衛省の背広組みの官舎があるのですが、
自分の家の窓にUSB接続のwebカメラを貼り付けて、そこの動画を撮影し続け、
学会本部に送っていました。

別に大したものは写っていません。ゴミだしとか奥さんが子供を遊ばせている所とか。
官舎が老朽化して使われなくなってから、
今まで法人税(うちは自営業です)をほぼ払わなくても済んでいたのが、
もう守ってやれないのでこれからは満額申告するように言われました。
納得がいかないと言うと、君は自業自得で餓鬼地獄へ落ちる、
朝夕南無妙法蓮華経と三千回ずつ唱えて心をきれいにしなさいと言われ
馬鹿らしくなって脱会しました。

それ以来、どこへ行くにもぞろ目ナンバーの車につけまわされたり大変な日々です。
全部自分の出来心から始まったことで、どこに訴えるわけにもいかないのですが、
何とかしてあの人たちと縁を切って新しい始まりを迎える方法はないんだろうか。

83名無しさん@お腹いっぱい。2017/01/14(土) 12:39:56.92ID:9CGyOEmW
松原隆一郎先生の『ケインズとハイエク』は面白かった!

自分がまだまだ見落としていた視点がたくさんあったことがわかり、勉強になった。

>>81

こういう書き込みは非常にありがたい。

84名無しさん@お腹いっぱい。2017/01/18(水) 04:14:03.97ID:VzDCYjn8
前世界リフレ政策!!!!!!!!!!!!!!

85名無しさん@お腹いっぱい。2017/01/19(木) 11:15:09.82ID:8mw3gUDl
参考:
ケインズ「平和条約の経済的帰結」:「経済のトリセツ」
http://cruel.hatenablog.com/entry/20150726/1437917592
http://genpaku.org/keynes/peace/keynespeacej.pdf

86名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/14(火) 10:03:13.80ID:cRTaS03P
バンコールを誤解しているような


ヤニス・ バルファキス: 資本主義が民主主義を食い尽くす―今こそ立ち上がろう (TED) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20160310-00002413-ted&utm_source=taboola&utm_medium=exchange

世界政治経済のレベルでは 我々の国の通貨が 自由に変動する相場を持ち IMFやG−20が 人類を代表して発行する―
世界共通のデジタル通貨に なったとしたら 世界共通のデジタル通貨に なったとしたら どうでしょうか さらに発展さ
せて この共通通貨― 仮に「コズモス」とします― 国際貿易はすべて コズモス建てで行います どの国の政府も 共通の
通貨基金に 貿易赤字 または 貿易黒字に比例する額を コズモス建てで 払い入れる協定を結びます この基金を 環境の
ための技術への投資に活用し 特に 世界の中でも 投資が不足している地域に投入します

これは何も新しい考えではなく ジョン・メイナード・ケインズが 事実上 1944年のブレトンウッズ会議で 提案したもの
です 問題は 当時 この考えを実践するための 技術がなかったことです でも 今はあります 政治と経済を融合すれば もっと確実です

87名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/15(水) 00:56:50.53ID:xPupttb2
>>15
北欧の学派じゃないの?
同時発見って…

88名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/17(金) 22:28:52.47ID:Wiji7gZ/

89名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/18(土) 01:47:20.30ID:aQYOdnPy
ストックホルム学派はどうなのよ?

90名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/18(土) 08:02:17.78ID:W0DFoLJV
45°線分析を最初に発見したのが1935年北欧のジャンセン☆で
ケインズより早い。
ただ英語版出版は1939年でこの英語版しか確認出来ない。
45°線分析を英語で最初に発表したのは1937年のカレツキ☆☆だ。
ケインズはヴイクセルやカーン、マルサスの影響を受けている。
自分の理解ではケインズは特にヴィクセルから流動性選好のアイデアを
もらっている。これはヒックスが図式化した。

有効需要の概念を広く捉えるならゾンバルトやツガン=バラノフスキー
が重要で、特にツガンは軽視されすぎている。
カレツキのアイデア元はツガンとカウツキーの議論だろう。
これがその後の転形問題に繋がる。

北欧に関しては福祉国家の資質が戦前からあり、データが揃っていた
のではないか?ジャンセンもそのなかで45°線分析を生み出した。


Jantzen.I,1935,“Lindt planokonomisk Teori , ”Nordisk Tidskrift for Teknisk
Okonomi,english translation in I.Jantzen,"Basic Principles of Business
Economics and National Circulation,"G.E.C.Gad1939.
☆☆
Kalecki, Michal, "A Theory of the BusinessCycle." Review of Economic Studies,
Vol. 4, No.2, February 1937, pp. 77-97, revised and reprintedin [14], pp. 116-49.
http://crecimientoeconomico-asiain.weebly.com/uploads/1/2/9/0/1290958/kalecki_1937_-_a_theory_of_the_business_cycle.pdf

91名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/18(土) 08:11:24.92ID:W0DFoLJV
『資本主義経済の動態理論』M・カレツキ 日本経済新聞評論社 1984年
M.カレツキ (著), 浅田統一郎 間宮 陽介
ケインズの主著『雇用、利子および貨幣の一般理論』と比べてみて、本書は簡潔で明晰である。
ケインズのが難解でまた内容が整理されていない(当のケインズが理解していなかったとさえ言われるくらいだ)のに対し、本書は数式を使って意味と論法を明確にし、内容もまとまっている。

そういう意味では、ケインズよりも先に本書を読んだほうがいいかもしれない。
また、ケインズ本が難解で読めない、あるいは時間がないという人には、本書を読んでいただきたい。


第I部冒頭の「景気循環理論概説」(1933年)がケインズに先駆けて有効需要の理論を打ち立てたとされる画期的論文。1937年の45°線分析を使った論文は未収録(カレツキの未翻訳論文はかなり多い)。


目次
序文
第 I 部
第1章 景気循環理論概説 3
第2章 外国貿易と「国内輸出」について 16
第3章 景気上昇のメカニズム  26
第4章 商品税,所得税および資本税の理論  34

第II部
第5章 費用と価恪  45
第6章 国民所得の分配 64
第7章 利潤の决定要因  79
第8章 国民所得の決定と消費の決定 94
第9章 企業者資本と投資 106
第10章 投資の決定要因 111
第11章 景気循環  125

第lll部
第12章 完全雇用の政治的側面  141
第13章 ツガン-バラノフスキーとローザ・ルクセンブルグにおける有効需要の問題 148
第14章 階級闘争と国民所得の分配 158
第15章 趨勢と景気循環 167
統計付録 186
訳註 195
カレツキからポスト・ケインジアンへのマクロ分配理論の系譜
−−訳者解説に代えて−− 209
索引 227

92名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/18(土) 11:20:44.35ID:b/3UjLC2
ケインズは難解なだけで実体経済とかけ離れていることを理解する必要がある
実体経済とズレる理由は投資中心で考えすぎていることが原因だ

93名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/18(土) 17:24:34.81ID:W0DFoLJV
《ケインズの1919年の計画が実行されていれば、ヒトラーがドイツの首相になることはあり
えなかった。彼の助言が実行されなかったために生じた事態に関して、ケインズを責める ことは、馬鹿げている。》
スキデルスキー『ケインズ2』邦訳650~1頁

94名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/18(土) 22:05:10.17ID:z7AfSfH5
少なくともセイの法則性がトンデモであることを1920年代に指摘してた功績は偉大だろ。

95名無しさん@お腹いっぱい。2017/02/20(月) 00:43:14.25ID:G+0tpP9v
セイの法則がトンデモ?
長期には成り立つだろ

96名無しさん@お腹いっぱい。2017/12/27(水) 17:44:10.16ID:QT2xMioE
100人の 20世紀  ケインズ 1/2
https://youtu.be/t-ruwf6mlOE?t=6m48s

100人の 20世紀  ケインズ 2/2
https://youtu.be/A8DFGbRzCiQ?t=6m20s


“If we can cure unemployment for the wasted purposes of armaments,
we can cure it for the productive purposes of peace.”
1939年5月23日BBC

「もしわれわれが軍備という無駄な目的のために失業を救済し得るならば、
われわれは平和と言う生産的な目的のためにもそれを救済できる。」
(邦訳全集25巻612頁)

97名無しさん@お腹いっぱい。2018/04/03(火) 23:55:49.69ID:4XNBA6E7
ナチスのやった経済政策が、ケインズ政策そのものだったので、
ナチスが調子がいいときにはケインズは拡張的財政、金融政策を主張することを
控えていたらしい

98名無しさん@お腹いっぱい。2018/04/04(水) 00:45:09.13ID:lvmkwHHE
スティグリッツ入門経済学 #11第3版
466頁 より
《第一次大戦後…
ケインズは、賠償が巨額すぎることを警告した1人であった。ドイツ政府は債務の一部を
調達するために、たんに紙幣を印刷することを開始した。…
ケインズがしばしば語った話の一つに、次のようなものがある。ドイツ人はビールを飲むときに、
たとえ1本はぬるくなってしまいそうでも、2本を一度に注文する。そうしなければ、2本目のビール
を注文する間に値段が上がってしまうかもしれないからである。》

99名無しさん@お腹いっぱい。2018/04/07(土) 01:41:19.75ID:iSxa55nC
>>95
売れ残りの食品は廃棄される

100名無しさん@お腹いっぱい。2018/06/06(水) 13:17:29.35ID:6kR+nT8t
ブルス『社会主義における政治と経済』
カレツキ解説

p=(1+Cc)
   |          / 45度
   |         /
   |        /
   |       /
   |      / 
 A |_____/____ _ーB p/y
   |    /    _ー |
 A|___/__ _ー___|B (p/y)'
   |  /  _ー   _− ̄
   | / _ー |_− ̄  |
   |/_ー_− ̄|_____|______
          C    C     y
[AからA'への投資活動の低下]

p=(I+Cc):利潤は、投資(I)に資本家の消費(Cc)を加えたものに等しい
p/y:国民所得に占める所与の利潤の割合
資本主義(p/y)
社会主義(p/y)'

ふたつの社会体制[注:資本主義(p/y)と社会主義(p/y)']では、「投資性向」の低下にたいする
反応のしかたが異なるのである。一方は、賃金と利潤への所得分配の所与のパターン
に産出高と雇用を適応させるという反応のしかたをし、他方は、産出と雇用の能力水準
に所得分配を適応させるという反応のしかたをするのである。
Determination of Natonal Income …1971

101名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/09(月) 18:27:20.97ID:j122zfsY
『ケインズ「一般理論」形成史』(浅野栄一135~6頁)によると、1933年末には
ケインズが有効需要論を新しい理論体系の中心に据えることを明示的に表明す
るに至ったという。
 この全集第29巻に収められた[1933年『一般理論』草稿#2]では、
ケインズはさらに、有効需要問題を処理する際の彼の新しい分析視角のひとつ
を明確化している。
 1933年アメリカの経済学者H.L.マクラッケンは、経済学説史に関す
る著書『価値論と景気循環』を出版したが、たぶんみずからの理論の想源を調
べていたケインズはただちにこれを読み、そのなかのマルクス理論の解説部分
からヒントを得て、草稿でつぎのように書いていた。

《協同体経済と企業家経済の間の区別はカール・マルクスによってなされた意
味深長な観察と若干の関係をもっている。》

それによると、マルクスは、現実世界の生産の性格が、経済学者たちがしばし
ば想定しているようなC一M−C′(商品一貨幣一他の商品という交換)のケ
ース――これは私的消費者の観点からのものである一一ではなく、M−C一M
′(貨幣一商品一より多くの貨幣という交換)のケース――これが事業の態度
である――であることを指摘したが、この指摘はケインズの想定する企業家経
済を分析する際の重要な視点を提供している、というのである。
 この商品と貨幣との交換過程に関する範式は、もともとマクラッケンが、剰
余価値の源泉を流通過程ではなく生産過程に求めていったマルクスの説明を、
『資本論』第1巻第2篇第4章「貨幣の資本への転化」の叙述に即しながら解
説したものであり、マクラッケン自身はマルクスに忠実にこの範式を使用して
いたのであるが、ケインズは、この範式に独自の解釈を施し、それにマクラッ
ケンの著書では触れられていなかった『資本論』第2巻の三つの資本循環に関
する分析の内容を盛り込んで、つぎのように主張する。それによれば、前者の
範式は古典派理論の想定する経済像を表現したものであり、そこでは、

《企業家の生産過程開始への意欲は、彼の取り分となると期待されるものの生
産物表示での価値量に依存する、すなわち、彼に帰属するより多くの生産物へ
の期待のみが彼にとっての雇用増大への誘因となる》

と考えられている。

102名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/09(月) 18:28:16.99ID:j122zfsY
しかし、

《企業家経済の下では、これは企業打算の性格についての間違った分析である
。企業家の関心は、彼の取り分となる生産物の量ではなく、貨幣の量にある。
彼は、産出量を増加させることによってその貨幣利潤を増加させることができ
ると期待するならば、たとえこの利潤が以前よりも少ない生産物量を示すとし
ても、その産出量を増加させるであろう。》

(参照:ケインズ全集・J.M.K Vol.XXIX,p. 81~2)

マルクスのケインズへの影響はカレツキと似ている。バーナード・ショーへの
手紙におけるマルクス批判(邦訳ケインズ全集28巻)などは擬態だったということ
になる。
邦訳が出れば日本人経済学徒のケインズ観は一変するかも知れない。
2018年現在、全集の3分の2が邦訳されているが、残り1/3の中でも本巻が最重要であろう。

邦訳が待たれる。

追記:
そもそも一般理論#3にマルクスの名前がある。

《マルサスが格闘した有効需要の大いなるは経済学の文献から姿を消した。古典派理論に最も
完成した表現を与えたマーシャル、エッジワース、ピグー教授のあらゆる著作をくまなく捜し
てみても、有効需要については一言の言及さえないことに気づくだろう。わずかに、カール・
マルクス、シルヴィオ・ゲゼル、ダグラス少佐という地下世界で、表面下、ひっそりと生き延びる
ことができただけである。》一般理論#3

103学術2018/07/10(火) 20:05:26.38ID:C6lUTnX+
セッティングしてローラインを引いて経済論理を構築していくマルクスはシビアだな。
ケインズというとモデリングの失敗が気にかかる。

104学術2018/07/10(火) 20:09:00.48ID:C6lUTnX+
社会主義自体が、社会というフレームを論じるわけで、資本を主義的にもはやする
必要はないし、古典経済というと、テキストの文字が見えない速さで抜けるぐらい
難解というよりハイパーレコードな時代だから、コンドラチェフがゆっくり放散
する予測もあくまで正しいわけで、ケインズの予想通り経済動性は予想通りになっていない。マルクスも籠役だよなあ。

105名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/12(木) 19:41:45.13ID:RY6Jkbn5
http://2.bp.blogspot.com/-8IhzjVz35w0/VhSyDzsNw_I/AAAAAAAAyzQ/cyTDJIofQtA/s1600/nabeshima-kalecki-7.jpg

(a)伝統的理論(ケインズ):

   投 資 の
  |。  。  限 界
  |       。  効 
  |__________。____
  |          | 。率
  |b         |
  |          |  。
  |__________|____
  |p         |
  |__________|_____
       k0    k

(b)カレツキ:
  |             。
  | 投資の限界効率    。
  |__________。____
  |        。 | 
  |  。  。    |
  |     b    |  
  |__________|____
  |     p    |
  |__________|_____
       k0    k

危険逓増の原理 カレツキ The Principle of Increasing Risk ,Kalecki ,1937
《まず投資規模kは,投資の限界効率MEIが利子率ρと投資に伴なうリスク率σの総和に
等しくなる水準に決定されるとカレツキは想定する。そうすると図(a)から容易に理解
されるように,伝統的理論においてはkの増大とともにMEIが低下する場合にのみ,
一定の最適投資量k0が決定されることになる。一般にこのような下落は(1)大規模化
の不経済,(2)不完全競争,によって発生するとされている.しかしカレツキは(1)
の理由は非現実的であるとし,(2)についても,より現実的ではあるが,これによって
は同時に異なる規模の企業が存在することが説明されないと言う.したがって企業規模の
相違を説明する他の要因が存在するはずである.》
『ケインズとカレツキ』鍋島直樹(参照Kalecki1937)

106名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/12(木) 19:42:24.25ID:RY6Jkbn5
《カレツキによるとリスク率σは投資量とともに増大するという(図(b)).そしてその
理由として次の2つが挙げられている.第1は,投資量が大きくなるほど事業の失敗における
富の状態が危険になるといることであり,第2は,「非流動性」の危険性の存在, すなわち
投資量の増大にしたがい,その主体の資産ポートフォリオに占める実物資産の割合が高まる
ということである.》同

《…投資量の増大にしたがってその危険が逓増する場合には, 投資量はMEI[投資の限界効率]が
一定のρおよび投資量とともに増大するσの総和に等しくなる点k0に決まる。そして企業の
内部蓄積の増加(減少)は限界リスク曲線を右(左)にシフトさせるので、単一企業の投資
決意率は,その資本蓄積と限界収益性の変化の速度に依存する」(Kalecki[1937b]p.447)
ということになる。また以上から、同一産業における企業規模の相違の存在を説明すること
も可能となる。企業者はそれぞれ異なる量の白己資本を保有し,異なる規模で生産活動を
開始する。だが自己資本の小さい企業者ほど投資の増加に伴う危険逓増にさらされやすい。
彼らにとって生産規模の拡張は大企業者に比べると困難であり、よって企業規模の格差は
温存されることになる.すなわち、「〈ビジネス・デモクラシー〉〔という仮定〕は誤り
である.自己資本は〈投資の一要因〉となる」」。》同

カレツキの貨幣経済論 :ケインズとの対比において
鍋島直樹
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/12562/1/ronso1040601240.pdf
鍋島直樹『ケインズとカレツキ』に再録されている。第七章159頁に対応。多少の変更はある。

107学術2018/07/12(木) 20:02:13.92ID:WG1eHDGD
ケインズとマルクスは両立するわけがないし、どちらかというと後者の方が
余分だと思うよ。マルクスならマルクスから始める経済書になっていない
マルクスは文明書としてあまり意味をなさないし、ケインズの否定から入ると、
どうしてもケインズに依存してしまって飲み込まれてしまうから、マルクス以降の人は
マルクスであれ一本に絞って経済機構を立ち上げるといい、というかマルクスは
社会のことを論じているわけで、経済のことを言っているわけではない。

108学術2018/07/12(木) 20:18:20.65ID:WG1eHDGD
マルクス派が私有財産を否定したことを演繹して他人の私有財産をおかしたことはおかしいし、
結局私有財産に手を付けたことも矛盾している。

109名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/13(金) 00:00:39.00ID:CJ6hvs5X
《ここでマルクスが私的所有と個人的所有を区別したのは、何を意味するのか。近代的な
私有権は、それに対して租税を払うということを代償に、絶対主義的国家によって与えら
れたものだ。私有はむしろ国有なのであり、逆にいえば、国有制こそ私有財産制なのであ
る。それゆえに、私有財産の廃止=国有化と見なすことはまったくまちがっている。むし
ろ、私有財産の廃棄は国家の廃棄でなければならない。マルクスにとって、コミュニズム
が新たな「個体的所有」の確立を意味したのは、彼がコミュニズムを生産協同組合のアソ
シエーションとして見ていたからである。
 こうした考えは、明らかにプルードンの考えにもとづいている。若いマルクスが絶賛し
たプルードンの『所有とは何か』という著作は、「所有とは盗みである」という言葉で有
名である。しかし、プルードンは所有一般を否定したのではない。彼が否定したのは、
「不労収益権、すなわち働かずに利得する力」である。よって厳密には、彼は所持と所有
を分ける。《所持を保全しながら所有を廃止せよ。ただそれだけの修正によって諸君は法
律、政治、経済、諸制度の一切を変えるだろう。諸君は地上の悪を除きさるのだ》(『所
有とは何か』「ブルードン」長谷川進・江口幹訳、三一書房)。さらに、彼は「不労収益」を封
建的収奪と同一視したのではない。むしろ、彼のいう「不労収益」とは、資本制生産に固
有のものである。たとえば、個々の労働者は資本家から労働に対して賃金を支払われるが、
彼らの協業、すなわち「集合力」によって得られる利益の増加分は、資本家によって奪わ
れる。アダム・スミスはこれを正当な利潤の源泉と見なしたが、プルードンはそれを「盗
み」と呼んだのである。すでにイギリスのリカード左派はそれを剰余価値と呼んでおり、
そこから激しい政治的労働運動が生じた。それに対して、プルードンは政治的活動に反対
し、むしろ分業と協業によって生産力を上げながら同時にそれが「盗み」を生み出さない
ような、労働合資会社を作ることを提唱した。そのような倫理ー経済的な交換システムの
拡大が、資本と国家を死滅させる、と。
 このように見ると、実際上、マルクスが初期にブルードンから学んだ考えを一度も放棄
したことがないことがわかる。彼が「私的所有」に対立させる「個体的所有」は、プルー
ドンが「所持」と呼んだものに他ならないのである。》
(柄谷行人『トランスクリティーク』現代文庫246−8頁、定本253-4頁)

110名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/13(金) 00:17:25.15ID:CJ6hvs5X
以下、根井雅弘『「ケインズ革命」の群像』中公新書147~8頁より

…カレツキは、ケインズとは対照的に、マーシャルやピグーに代表
のされる正統派経済学との対決を意識する必要は当初からなかったのである。その証拠に、カレツ
キは、前に説明した利潤決定に関する命題(P=I+C)を、カール.マルクスの再生産表式を利
用することによっていとも簡単に導き出した。
 いま、経済体系を投資財を生産する第1部門、資本家の消費財を生産する第2部門、および賃
金財を生産する第3部門の三つに分割しよう(p.154)。
 各部門の産出量の価値Vは、利潤Pと賃金Wの和に等しい。すなわち、
Vi=Pi+Wi  (i=1,2,3)
第3部門の産出量は、一部はそれを生産した労働者によって消費され、残りは他の部門におけ
る労働者によって消費されるから、
 P3=W1+W2      (5)
が成り立っ。
 ここで、第1部門と第2部門の産出量の価値を合計すると、
 V 1 + V2=P 1+ P2+ W 1+ W2   (6)
となるが、(5)式を旧(6)に代入すると、ただちに次の式が得られる。
 V 1+ V2=P l1+ P2 + P3         (7)
 (7)式は、経済全体の利潤が、投資財の産出量の価値と資本家の消費財の産出量の価値の和に等
しいことを示している。利潤決定に関する命題は、こうして得られるわけである。


Shackelton and Gareth
Twelve Contemporary Economists 1981

111名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/13(金) 01:30:59.08ID:CJ6hvs5X
http://study-capital.la.coocan.jp/hokoku/study-wn-capi-050.html
《資本主義的生産様式から生まれる資本主義的取得様式は、したがってまた資本主義的私有も、自分の労働に
もとづく個人的な私有の第一の否定である。しかし資本主義的生産は、一つの自然過程の必然性をもって、
それ自身の否定を生みだす。それは否定の否定である。この否定は私有を再建しないが、しかし、資本主義
時代の成果を基礎とする個人的所有をつくりだす。すなわち、協業と土地の共同占有と労働そのものによっ
て生産される生産手段の共同占有を基礎とする個人的所有をつくりだす》
『資本論』第一巻第24章第7節

itc253

112学術2018/07/13(金) 09:25:35.44ID:jO4rUymF
財産を所有するときに、朝貢という制度があったが、ほしいから手に入ることではない
ことがわかるだろうね、事後私的所有もつまらないし、あと乗り国有財産盗りもつまらない。

113学術2018/07/14(土) 09:17:21.42ID:dy0pM3G+
所有?物権とかモノの不思議さやイデア、モナドなどをよく知らないと。

114名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/14(土) 11:58:28.46ID:cY5vdCdv
ライプニッツの法論Disputatio De Casibus Perplexis in Jure(法律に於ける紛糾せる事例)1666、
https://digital.slub-dresden.de/werkansicht/dlf/60594/1/
http://digital.slub-dresden.de/fileadmin/data/358423678/358423678_tif/jpegs/358423678.pdf

その口絵に引用された変身物語、
https://la.m.wikisource.org/wiki/Metamorphoses_(Ovidius)/Liber_XII
Det mihi se: faxo, triplici quid cuspide possim, Sentiat.

《やつがわたしの領分までやって来さえすれば! そうすれば、この三つ叉の鉾の威力を
思い知らせてやれように。》
オウィディウス『変身物語』巻12岩波文庫下186頁

間に挟まれたad Zoilumは正確にという意味か?

口絵がどこまでライプニッツの意図を反映しているかはわからないが(本文にはアエネイス、
変身物語への言及はない)結合法論的志向が興味深い。真ん中の三角形は回転するのではないか?

その三角内の構成=「暗黙→媒介→究極」はやはり見れば見るほどヘーゲル=「意識→対他→
絶対精神」に似ている。
ヘーゲルはライプニッツのこの著作を知っていただろうが、ケインズが受け継ぐことになる
確率論的な部分は重視しなかった
絶対精神は確率論を排除するからだ

115名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/14(土) 12:21:19.95ID:cY5vdCdv
ライプニッツ(1665年『条件論2(Disputatio juridica posterior de conditionibus)』、1669年『法の諸例(Specimina juris)』として刊行)
は、無効・不確実・絶対的ということを0・1/2・1と表記している。

ラッセルの形式論理学ならば演繹的推論を用い、は0(否)か1(是)かである。
けれども我々の日常生活は、そのように確実ではない判断に満ちている。

ライプニッツを受け継いだケインズ『確率論』(1921)の帰納的推論は、日常の推論に相当する0<a/h<1の合理的信念を扱う。

ケインズは(ニュートンを支持していたが)ライプニッツを意識していたと思う。

116名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/14(土) 12:28:27.67ID:cY5vdCdv
http://store.toyokeizai.net/books/9784492811481/
ケインズ全集8巻 確率論 (A Treatise on Probability) 1921
ケインズ,J.M.著/佐藤 隆三訳 578頁
発行日:2010年05月28日
若きケインズがムーア、ラッセルの影響のもとに書いた哲学の書。「確率の論理説」の立場にたって、確率概念の定義と
その形式的体系化を試み、それを応用した帰納的推論の分析を行う。


エピグラフ
「一度ならず私は、新たな種類の論理学、確からしさの程度を扱う論理学が必要になるといってきました。」
ライプニッツ(『人間知性新論』1765,みすず書房,pp.480~81)『確率論』邦訳3頁より

117学術2018/07/14(土) 12:38:12.26ID:dy0pM3G+
ヘーゲルの凋落 ローマの滅亡、ライプニッツの限界越え。

118学術2018/07/14(土) 12:39:55.02ID:dy0pM3G+
ケインズはいい ライプニッツは悪い ヘーゲルは 狂人との相性がいいか悪いか
で判断してください。

119学術2018/07/14(土) 12:41:09.05ID:dy0pM3G+
あとはカント読者の目に入るもの。すべての琴(弦)がメッセージ
って何か思い当たりますか?

120学術2018/07/14(土) 12:44:27.37ID:dy0pM3G+

121dj学術2018/07/14(土) 12:46:20.96ID:dy0pM3G+

122名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/14(土) 12:58:24.47ID:pKl6geYG
【自民党「移民1000万人計画」】 人口、最大の37万人減、月給3000万ドン、自衛隊がローソン商品輸送
http://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1531534027/l50


不買だ! 不買だ! 不買だ! ローソンが被災地を食い物にしている!

123名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/14(土) 15:27:47.70ID:cY5vdCdv
ラムゼイは、ケインズが確率関係の存在とその知覚を混同していると非難した。

ケインズがラムゼイの批判に対して公に返答し、確率の主観的性格に関して、彼の批判が部分的に正しいことを認め
たのは、ようやくラムゼイの死後においてであった。

《…われわれの確信の度合の基礎は…形式論理学よりもむしろわれわれの知覚や記憶に類似した装備にほかならない。
ここまでは私はラムゼイに承服する…けれども、「合理的な」信念の度合と信念一般とを区別しようとした点では、
彼はいまだ完全には成功していなかったと思う》

『ケインズの闘い』151,157頁


行動経済学の先駆けがここにあったと思う。

124名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/14(土) 18:05:16.60ID:4bqriT+l
ケインズは投資家目線という時点で全て間違っている

125学術2018/07/14(土) 18:36:42.41ID:dy0pM3G+
投資というと勝ち残りな気がして、すべてをあまねくてらせないけど、
ヨーロッパでは受けいらられて売れそうな概念だよね。そこそこ若い時代に。

126名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/18(水) 13:54:41.55ID:btu8r976
ケインズはヴイクセルと違って完全雇用を想定していない
カレツキもそうだが完全雇用の反動をケインズは知っていた
ヒトラーやニューディールールともそこが違う

127名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/18(水) 14:07:21.93ID:btu8r976
投資の重要性はカレツキがやったように
マルクス再生産表式からも導き出される
ケインズはブルジョアを自認したが芸術にも投資した
審美眼がありなおかつお金の運用対して責任を持っていたといえよう

『平和の経済的帰結』の権利を自分で保持した点は今日の知識人のお手本とさえ言える
マルクス役とエンゲルス役の一人二役をケインズは1人で行った
そうでなければ当時のチャーチルを批判したりは出来なかった

お金持ちになったらブルースなんて演奏できないのでは?
とジミヘンが言われてこう答えた
お金を稼げば稼ぐほどブルースはうまく演奏できるのさ、と

現在必要なのは持たざる者の自暴自棄な対抗運動ではなく
内在的かつ持続的な対抗運動だ
例えば労働の場では無理でも消費の段階でフェアトレード商品を選ぶことはできる

128名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/18(水) 14:21:56.95ID:btu8r976
現在二つの階級が戦っているのではなく大きな中産階級が上下に引き裂かれつつある。
階級闘争は形を変えている。

また労働者自らが株主になるというような戦い方も有効だろう
投資の全否定ではそうした戦い方を見出だせない


また、ケインズ晩年の闘い、
国際通貨への闘いは一般に知られていない
アメリカのヘゲモニーが弱体化しつつある現在
再評価すべきだ事案だ

129名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/18(水) 14:48:43.09ID:btu8r976
J.ロビンソン『資本理論とケインズ経済学』
50~1頁
《 ケインズは、道徳的および美学的理由から,現代資本主義にまったく嫌気
がさしていたが,彼は決して社会主義者ではなかった.ピラミッドを建造し
たり,地面に穴を掘りそれをふたたび埋めたりすることが,有効需要を維持
し, したがって,有益な生産の減少を阻止するであろうということを示した
後,彼は、次のように付け加えている。「しかしながら,ひとたび,われわ
れが,有効需要がそれらに依存する諸々の影響力を理解するならば,分別あ
る社会がこのような偶発的かつ浪費的な緩和策に依存したままで満足してい
るということは,合理的なことではない」[一般理論#16:3]と.彼は,ひとたび新しい理論が
理解されたならば,資本主義は自ら改革を行うであろう, と信じた.あるい
は,少なくとも彼がそれを望んでいることを認めていた. もし,有用な投資
によって,完全雇用が(人口の大きな増加を伴わずに) 1世代にわたって維
持されうるならば,貧困は消滅し去り,利子率は不労所得が経済の重荷とな
るのをやめるほど低下するであろう,正直な労苦と想像力に富む推察力のみ
が,社会によって報酬を与えられるであろう。(今次の大戦後,西欧におい
てはほぼ完全雇用に近い状態が,有用な投資によってではなく,穴を掘るほ
ど馬鹿らしさは少ないが,軍備を積み上げることによって維持されてきたの
をわれわれは知っている.ケインズの分析は正しいことが証明されたが,彼
の楽しい白昼夢は悪夢に変わってしまった.)

130名無しさん@お腹いっぱい。2018/07/18(水) 14:54:14.31ID:btu8r976
 カレツキーは, それほど快適でない見通しをもっていた。大戦中に書かれ
た論文[完全雇用の政治的側面 原論文1943]において,彼は,次のように予言した.
商業的景気循環の原因が理解されたからには, その代わりに政治的景気循環が起こるであろう, と.政府は,財政赤字によって完全雇用政策を行うであろう.完全雇用が普及すれ
ば価格は騰高し,労働者の交渉上の立場は強力になるであろう.
 「この状態において, ビッグ・ビジネス[大企業]と金利生活者の利益との間に強力
な連合が築かれることになりそうである.そして,彼らは,たぶん幾人もの
経済学者がそのような状態は明白に不健全であると宣告するのを知るであろ
う.」〔他方〕「健全財政」への復帰は失業をふたたびつくり出すであろう.
しかし,次の選挙が間近くなると,政府は,完全雇用という票集めの政策に
復帰するのである.》

参考:
カレツキ『資本主義経済の動態理論』147頁

新着レスの表示
レスを投稿する