ランダル・レイ_基調講演20210122_日本語同時通訳の書き起こし
https://note.com/turuzonosan/n/nee2ce0974491
https://1.bp.blogspot.com/-IfJ8jSovjH4/YQeGjRQA-AI/AAAAAAACe8U/FEWk596mayw0H6JwmKvcEFcQ8ic2nXuLQCLcBGAsYHQ/s1280/9743926E-CE9E-4B63-9968-8ACD079F358E.png
《多分、絵で示した方がわかりやすいと思いますので、こちらの絵でお見せしていきたいと
思いますが、これが、家計がブルーで表しております。そしてこれ見ていただきますと黒字
です。その黒字というのが、日本が経済よかった時には非常に大きかったわけですけれども、
最近では少し幅が小さくなっております。グレーがRest of the Worldです。
 赤字になっています。なぜかというと、日本というのは貿易収支が黒字だからです。
 そして企業部門を見ていただきますと、オレンジなのですが、この企業部門というのは
80年代には非常に日本が急成長しておりましたので、その時は赤字でした。
 つまり企業が投資をするために借入をするわけです。そしてそれに伴って、成長が促され
ました。そして、その時点では、企業部門は今度は黒字になっております。
 最終的に政府が全体として、ほぼほぼ、80年代最後には、黒字だったのですけれども、
通常政府は赤字というところに落ち着いております。
 そうすると、この30年を見ますと、企業部門というのは、経済成長には加わっていない。
つまり、net savingだからこそ、黒字になったわけです。netでは貯蓄に転じたから、黒字
だったわけです。だからこそ、この経済と言うのが、かつてほどの成長をとげられないと
いうことなのです。》