X



洋書・読み終えた本の感想スレ・【別室】2部屋目 [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 7f67-gUMS)
垢版 |
2017/04/14(金) 14:28:53.39ID:YDnJBf6x0
このスレは
「洋書・読み終えた本の感想を書きまくれ」
というスレから派生したスレです。
それで【別室】とことわっています。

元のスレが雑談を歓迎しないスタンスで、「感想は長すぎず、短すぎず」
などの縛りもあるので、もっと自由な書き込みがしたくて、こちらを
起ててみました。

(ただし、現在、元のスレはほぼ休止状態のようです。
もう次回から派生スレとか【別室】とことわる必要はないかもしれません)

書き込む内容は、洋書、読み終えた本についての気ままな感想、雑談、
文学論、原文の引用・解釈・訳、出版情報、翻訳・翻訳者の評価、等々、
なんでもアリ。

前スレ
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/english/1462370044/
0003名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 271d-dPbo)
垢版 |
2017/04/14(金) 15:45:14.65ID:Pthae/uK0
前スレの>852
>「The God Father」の原作は、(中略)Donを中心とするFamilyの物語だから映画の
>イメージとは違う。映画と原作は同じではなく別の世界の産物だ。

おや、そうでしたか。それは失礼。
それにしても、このスレで出てきた小説はなんかみんな趣きの違う映画にされてるもの
ばかりだ(笑)
0004名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 87ac-4yNr)
垢版 |
2017/04/15(土) 11:43:29.56ID:nVPqYuKs0
”Life of Pie”, Yann Martel 読了。

日見た映画化作品が面白く、原作はブッカー賞を取ってるというので読んでみることに。
インドで動物園を経営していた一家がカナダに移住する際に海難事故に遭い、生き残った少年パイと虎、
このたったひとりと一匹が半年以上にわたり、ボートで大海原を漂流する話。
映画では海の上の少年と虎のショットを見ただけで変な感動で笑ったものだが、小説でもその面白さは
変わらなかった。
映画を見たばかりなのでどうしても比較しながら読んでしまう。基本的に映画は原作に忠実だった。
ただ、小説の方が人間、動物、生、死、神、宗教をめぐるエピソードが多く、主人公のキャラクター
造形に厚みがあり、より深みがある作品になっている。

小説では全体の4分の1にあたる第一部締めくくりで、語り手が「このストーリーはハッピーエンドで
終わります」と明確に宣言して、部を閉じている。その直後に主人公は事故で遭難する。
このハッピーエンド宣言は一見結末を先取りした鼻血らむネタバレに思えるが、最後まで読むと
これが物語に深みをもたらす効果的な記述になっている事に気付く。
これは語り手の事情の前景化によってストーリーを再編成する、所謂「信頼できない語り手」的手法と
言える。本作はカズオ・イシグロのように少しずつ亀裂を入れて段階的に注意を惹くのではなく、
前景化は終盤に一気に来る。さらに単なるどんでん返しだけはなく、物語内主人公が再編成の選択肢を
明示した上で、より上位レベルの語り手(と読み手)に選択を迫るという構造になっている。

こう記述するとなにやら小難しいメタフィクションのようだが、実際は読みやすく、頁を捲る手が止ま
らない面白い物語。映画を見て結末を知っているのに最後まで一気に読めたのは、スリルとユーモアに
満ちた漂流生活の生き生きした描写によるところが大きい。
単純に面白い小説、その上で振り返って考えるとよく出来ているというのがこの作品の素晴らしいところ。

英語は平明。映画版ではインド英語が堪能できる。
0005名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f22-93S+)
垢版 |
2017/04/15(土) 14:20:18.09ID:5Kc1dSH80
前スレの最後の方で、Mario Puzo の "Fools Die" という小説の題名の邦訳が
「愚者は死す」となっているのが名訳だという話が出た。そのように言っていた
人を批判するつもりはまったくない。ただ、その人のコメントのおかげで
少し考えてみる機会になったので、僕の考えを書くことにした。どうか
悪く思わないでほしい。

   **************

Mario Puzo の "Fools Die" は読んだことがない。ただ、僕は「愚者は死す」という
和訳が名訳だとは思わない。もしもストーリーにぴったりな日本語タイトルなんだったら、
それはそれで素晴らしいけど、英語のタイトルからはその音感というか語感が
離れてしまっていると思う。

「愚者は死す」というのはあくまで文語であり、少し気取っているとも言えるし、
格調高いとも言える。いかめしい感じがするし、日常性を越えた感じがする。
いかにも知的な感じがして、古典的な作品なのかなと思わせる。さらには、
音だけで聞くと「ぐしゃは しす」と聞いても、小学生にはわからない。
大人でも「えっ?何それ?」と考えて、しばらく経ってから「もしかして
愚か者(馬鹿)は死ぬっていうことかい?」と尋ねて、相手から「そうだよ」と
言われて初めて安心する。そういうタイトルだ。

しかし英語のタイトルは、Fools Die であって、ネイティブなら5歳児でもわかる。
誰が聞いても「えっ?何それ?もしかしてそれは馬鹿は死ぬっていう意味か?」
なんてことは尋ねない。そして、これを誰も格調高く文語調で、知的で高踏的な
感じのする薫り高いタイトルだなんて思わない。誰でも考え付くタイトルかもしれない。

だから、Fools Die と「愚者は死す」とは、語感や音感や connotation というか
微妙な意味の違い(つまり本来の意味での「ニュアンス」)などにおいては、
かなり違ったタイトルだ。これを名訳というのはふさわしくないと思う。

(続く)
0006名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f22-93S+)
垢版 |
2017/04/15(土) 14:21:13.09ID:5Kc1dSH80
>>5 の続き
もしも、「うまくできたタイトル」と呼ぶならば、確かにそうだ。日本人は
何でも文語調にしさえすれば、みんながありがたがる。それで「もしかして
これは名作かな?売れてる本なんじゃないかな?」と騙されて買ってしまう。
そういう購買意欲を起こさせるために、おそらくは出版社の編集者が
無理にそのタイトルを考えだしたのだろう。気の利いた翻訳者なら、
「愚者は死す」なんて訳したら原文とは語感や音感がまるで違うから
そんなのは一種の「超訳」になってしまうから嫌だと言ったかもしれないが、
編集者がこの本を何が何でも売らないといけないから、ごり押してそれを
文語調に訳したに過ぎないと僕は推測する。いかにも商業主義の
出版社の連中が考えそうなことだ。

決して「これは名訳だ」と言った人にケチをつけているわけではないので、
どうかご理解を願いたい。そのように最初に言った人はきっと、「本の売り上げを
意識してうまいタイトルを考えだしたもんだ」という意味だろうと解釈しておく。
0007名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f22-93S+)
垢版 |
2017/04/15(土) 14:23:30.18ID:5Kc1dSH80
>>1 さんへ、僕の方からもお礼を言う。ありがとう。僕もこのスレッドを
立てたかったけど、どうしても駄目だった。だから2つのスレッドにて
このスレッドを立ててくれるようお願いをしたけど、クズから逆に罵倒されて
しまっていた。
0008名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ bf19-KFtn)
垢版 |
2017/04/15(土) 14:42:43.47ID:N9JLgfoz0
英語の本じゃなくて申し訳ないが、ゴーゴリの「死せる魂」。
これなんかも中身の印象とかなりかけ離れてたなあ(原題は知らん)。
実際読んだら、もっと面白おかしい(筒井康隆のギャグ小説っぽい)本だった。
0009名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f22-93S+)
垢版 |
2017/04/15(土) 14:52:25.73ID:5Kc1dSH80
>>8
英訳の題名は、Dead Souls だね。少なくとも英訳の題名は、ごく普通の
英語だな。別にひねっているわけでもないし、文語調でもなんでもない。
ロシア語での題名は、次のようなものだそうだ。

Мёртвые ду́ши, Myórtvyjye dúshi
https://en.wikipedia.org/wiki/Dead_Souls
0010名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f22-93S+)
垢版 |
2017/04/15(土) 14:54:43.22ID:5Kc1dSH80
Nikolai Gogol "Dead Souls" のロシア語原文は、次のリンク先にあるけど、
僕には読めない。

Николай Гоголь
МЕРТВЫЕ ДУШИ
http://www.ilibrary.ru/text/78/p.1/index.html
0011名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f22-93S+)
垢版 |
2017/04/15(土) 15:03:11.37ID:5Kc1dSH80
>>10
МЕРТВЫЕ ДУШИ
というタイトルを、ロシア語をろくに知らない僕が辞書で調べてみる。

(1) МЕРТВЫЕ = dead という意味の形容詞の複数形
https://www.dict.com/Russian-English/%D0%9C%D0%95%D0%A0%D0%A2%D0%92%D0%AB%D0%95?


(2) ДУШИ = spirit, soul, heart という意味の名詞の複数形
https://www.dict.com/Russian-English/%D0%94%D0%A3%D0%A8%D0%98
0012名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 87c4-jM4a)
垢版 |
2017/04/16(日) 22:31:48.78ID:UMC46Qih0
The Painted Veil (W. Somerset Maughem,1925年,238頁)(4.13〜16)

邦題は「五彩のヴェール」だが、この本を読んだ人はほとんどいないのでは
なかろうか。何も知らない愚かな女性が様々な人生の苦楽によって人格に深みを
増してゆくことを、真っ白のヴェールが五色に彩られてゆくようだと比喩して
付けられた題名である。本書は各章が短い。読者にとっては物語の展開に飽きる
ことなく読み進めることができ楽しめる。

「Get the wind up」「turned a hair」「make head or tail」「put yourself
in his shoes」「put up the back」「pretty kettle of fish」「awoke with
a start」・・・とかの熟語が多いので辞書は手放せない。

登場人物は3人。
Kitty・・・Walterと愛なき結婚をし、結婚生活の不毛から逃れるためにCharlie
 と不倫に走る。真実の愛と信じるが不倫が発覚して裏切られる。夫と共に赴任
 した中国奥地でコレラ患者救済に奉仕する修道女達の無償の愛に感動する。
 自分の愚かさに気づき、女性の精神的自立と経済的独立に目覚めてゆく。
Walter・・Kittyを愛する細菌学者。妻の不倫を知った時、コレラ蔓延の中国内
 陸部の町に医師として赴任を決意する。任地で昼夜を問わず献身的に活動する
 がコレラに罹って死ぬ。最後まで妻の愛は得られない
Charlie・・・香港の英国官吏でKittyとの愛人関係を楽しむ俗物。

100冊の洋書を読んだが、どんな小説でもすらすらというレベルには到底達して
いない。次は何を読むか?読んでなければ力は落ちる。読んでくれよと声を上げる
蔵書の山を前に思案してしまう。「Inside the Jihad」「 Doctor Zhivago」
「モヒカン族の最後」「ロビンソン・クルーソー」「Godfather Revenge」・・
0013名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4707-KFtn)
垢版 |
2017/04/16(日) 22:48:57.37ID:NAHEz4HH0
ちょっと失礼します。前スレから面白く読ませていただいていました。
確かに文語はカッコつけてる感あるし高尚ぶってるかもしれませんが。
例えば国会図書館のopacで「死す」を入れて検索すると2800タイトル程の書名が出てきます。
文語だって普通に日本語ですし、カッコつけてるのもあるだろうけど、先人のナントカに死すとか
カントカは死す、に対するオマージュと受け取るのもアリでしょう?
最近の若い子は君の名なんて言わない、キミの名前って言うよね?なんて議論にもなってないし。
そもそも「愚者は死す」がお気に召さないなら、自分ならこうやる、とか書き込んでご覧あそばせ。
確かに耳から Fools と聞いたときに who lose の空耳感があるなどそこまで日本語化するのは
困難だとは思います。表紙をみると原題も大きくプリントされています。昨今の映画みたいにそっくり仮名化より幾分マシかと。
それに何より、ここはあの訳のここがどうのと語るスレではないのでは。
どうも失礼しました。
0014名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ bf19-KFtn)
垢版 |
2017/04/16(日) 22:52:33.40ID:rP7ByMAn0
>>12
それ、多分読んだが、読んだことすら今まで忘れてた
0015名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ bf19-KFtn)
垢版 |
2017/04/16(日) 22:54:58.04ID:rP7ByMAn0
日本語は、いわゆる「しゃべり言葉」だと
本の題名っぽくならないんだよな。
学術語も然り。
0016名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 271d-dPbo)
垢版 |
2017/04/16(日) 23:06:52.51ID:hBME0EP80
>>4
ふーむ。
いつもながら、見事な紹介文ですね。( ・∀・)

それにしても

>「これは語り手の事情の前景化によってストーリーを再編成する、所謂「信頼できない
語り手」的手法と言える。本作はカズオ・イシグロのように少しずつ亀裂を入れて段階的に
注意を惹くのではなく、前景化は終盤に一気に来る。さらに単なるどんでん返しだけはなく、
物語内主人公が再編成の選択肢を明示した上で、より上位レベルの語り手(と読み手)に
選択を迫るという構造になっている。」

は、うーむ、難しい。(´・ω・`)
0017名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 271d-dPbo)
垢版 |
2017/04/16(日) 23:09:10.61ID:hBME0EP80
>>5>>6に関連して。(今見たら、>>15氏に先を越されてるな)

英語の小説のタイトルを日本語にする場合、漢語を使用したやや硬いものに
なったり文語を使って厳粛な趣きを出すのは一般的傾向と言えそうだ。

逆の場合もそうで、
志賀直哉『暗夜行路』の英訳タイトルは『Dark Night Passing』。
太宰治『人間失格』は『No longer human』、などなど。

「暗夜」とか「行路」とか、日常ではまず使わないだろうが、英語の dark night
や passing は特に珍しくはない。

漢語を使って簡潔にピシッと決める、文語調でかしこまるのが伝統といって
いいのでは。
昔から長い間、漢文が日本の公式文書で使われていたことの影響、あるいは日本人が
権威主義的な傾向がより強いせいかもしれない。

日本語では、日常的な言い回しをそのまま書籍のタイトルにするのは難しい。
というか様にならない。
0018名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 271d-dPbo)
垢版 |
2017/04/16(日) 23:12:18.66ID:hBME0EP80
>>13]
>ここはあの訳のここがどうのと語るスレではないのでは。

ここはスレタイにもあるように
「書き込む内容は、洋書、読み終えた本についての気ままな感想、雑談、
文学論、原文の引用・解釈・訳、出版情報、翻訳・翻訳者の評価、等々、
なんでもアリ。 」
のスレです。
0019名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 5fc4-bUrg)
垢版 |
2017/04/16(日) 23:17:52.62ID:3UGKCts40
「雨の朝、パリに死す(フィツジェラルド)」「ベニスに死す(トーマス・マン)」
「ナイルに死す(クリスティー)」
「田園に死す(寺山修司)」やはり「死す」はカッコいいよな。
0021名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f22-93S+)
垢版 |
2017/04/17(月) 06:54:59.57ID:r5EYxtWY0
「雨の朝、パリに死す(フィツジェラルド)」
  The Last Time I Saw Paris

「ベニスに死す(トーマス・マン)」
  Death in Venice

「ナイルに死す(クリスティー)」
  Death on the Nile
0022名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f22-93S+)
垢版 |
2017/04/17(月) 07:32:49.01ID:r5EYxtWY0
他の何人かの人が言ってくれた通り、日本語では話し言葉に近い形で
書籍などのタイトルや学術語を作ると、座りが悪いと大多数の人が感じてしまう
ことは確かだ。話しことばにすると、まずは syllable の数が多くなり、
文字数も多くなる。そして間延びする。

だから漢語をたくさん使わざるを得ない。でないと、消費者や一般人も納得しない
だろうと思う。

Fools Die を、本来の英語の語感をそのまま生かして、次のようにしたら
どうしても駄目だろうか?

   馬鹿は死ぬ
   アホは死ぬ
   阿呆は死ぬ
   馬鹿が死ぬ
   馬鹿者は死ぬ
   馬鹿者が死んでいく
   馬鹿者は死んでいくものだ

いっそのこと、上記のうちの最も簡単な「馬鹿は死ぬ」と訳してしまったら、
どういう問題が生じるのだろうか?

ところで、明治維新を経て日本人が大量の西洋の文化や学術における概念を
短期間に日本語に翻訳せざるを得なかったため、それまではあまり使われて
いなかった古い漢語を持ってきたり、あるいは新たに日本人が作り出した
漢語を生み出すことになった。(続く)
0023名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f22-93S+)
垢版 |
2017/04/17(月) 07:33:37.24ID:r5EYxtWY0
>>22 からの続き
その結果として、発展途上国などの他の多くの国々では母国語では
学べない西洋由来の学問や文化も、日本人は母国語で吸収できる
ようになった。しかしその代わり、日本語で出回る知識や概念のうちの
膨大な部分が、まるで日本語ではなく別の言語であるかのように
見えてしまうようになった。

このような状況について、柳父章(やなぶ・あきら)という人が
たくさんの本を書いている。そのうちの1冊をここに紹介する。

翻訳語成立事情 (岩波新書 黄版 189) 新書 – 1982/4/20
柳父 章 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E8%AA%9E%E6%88%90%E7%AB%8B%E4%BA%8B%E6%83%85-%E5%B2%A9%E6%B3%
A2%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%BB%84%E7%89%88-189-%E6%9F%B3%E7%88%B6/dp/4004201896/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1492381879&sr=8-1&keywords=%E6%9F%B3%E7%88%B6%E7%AB%A0
0024◆bKaGbR8Ka. (ワッチョイ c79b-WA/j)
垢版 |
2017/04/17(月) 23:53:24.01ID:4gcHvxWd0
>>5-6
『馬鹿は死ぬ』というタイトルで出版したらクレームがきますよ。


みんなは聖書を読まないからなぁ…。実は、聖書の箴言やら
伝道之書を連想させるタイトルなんですよ。
0026名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5fc4-jM4a)
垢版 |
2017/04/18(火) 04:38:53.09ID:cegSCDg60
>>13 > ・・・確かに耳から Fools と聞いたときに 
  >who lose の空耳感があるなどそこまで日本語化するのは
  >困難だとは思います。

実に、実に、「慧眼」(けいがん)だと感じ入りました。また、初耳の「オマージュ」と
いう言葉の意味、調べて理解できました。ありがとうございました。

つまり、「fools」が「fuːlz」と発音されることから、言外に「who lose( húːlúːz)」の
意味が重ねられていると、こう捉えると、前段からの流れで「・・どうして死んだか理由は
簡単だ。人生歯にとってジョーダンにとって耐えられないものだったからだ。俺は違う。
ただ、敗れたものが死ぬだけなのだ。馬鹿だよな、涙。」と解釈できます。これで、謎が解
けたみたいですね。
何で「Fools die」のような馬鹿げた題名なのかが!

(英文)
 ・・I understood dJordan now.It was very simple. Life was too much for him.
 But not for me. Only fools die.

(続く)
0027名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5fc4-jM4a)
垢版 |
2017/04/18(火) 04:54:37.25ID:cegSCDg60
×人生歯にとって
○人生は

(続き2)関連で、1970年代のCCRの名曲「who stop the rain」の歌詞にある「Who'll」に
新たな視点が見えてくることに気づいた。

(歌詞)
Long as I remember The rain been comin' down Clouds of myst'ry pouring
Confusion on the ground Good men through the ages Try'n' to find the sun
And I wonder, still I wonder Who'll stop the rain

一番の歌詞では、第二次大戦以降何かといえば、アメリカ軍が海外に進攻しベトナム戦争
などで多くの犠牲を生みだしている。「雨を見たかい」の時にも触れた爆撃弾、
「ナパーム・デス」を雨にたとえて、いったい誰がこの愚かな戦争を止めてくれるかと、
賢者たちに訴えています。一体、これだけオレたちが危惧しているのに、誰がこの愚かな
雨(戦争)を止めてくれるのか。そんな強い反戦への願いが込められている歌です。」
(以上は、フール・ストップ・ザ・レイン〜Who'll Stop The Rain - CCRもう一つから引用)

「Good men」とかはデモ隊、「Who'll」は「fool」で米国大統領だったんだ〜! と納得。
(続く)
0028名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5fc4-jM4a)
垢版 |
2017/04/18(火) 05:03:41.14ID:cegSCDg60
(最後)
確かに、聖書の中にも謎を読み解く鍵が散らばっているかも知れないが、故渡辺昇一先生の
ような知識の殿堂ならいざ知らず、新・旧約聖書の中から見つけ出すなんてことは凡人には
無理ですな。映画「エデンの東」で親父が嫌がる息子に無理やり聖書を読ませていたけど、
あれくらいやられれば身体の一部になるだろうけど。(終わり)
0029名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 271d-dPbo)
垢版 |
2017/04/18(火) 17:09:39.69ID:J/dvwJi+0
>24
>実は、聖書の箴言やら伝道之書を連想させるタイトルなんですよ。

なるほど。
聖書の『箴言』の第10章の以下の言葉に由来するのかもしれませんね。

The lips of the righteous feed many: but fools die for want of wisdom.
別の訳では、
The lips of the righteous feed many,But fools die for lack of wisdom.

日本語の訳では、
「正しい者のくちびるは多くの人を養い、愚か者は思慮がないために死ぬ」
「正しい者のくちびるは多くの人を養い、愚かな者は知恵がなくて死ぬ」
文語訳では、
「義者の口唇はおほくの人をやしなひ 愚なる者は智慧なきに由て死ぬ」
0030名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 271d-dPbo)
垢版 |
2017/04/18(火) 17:13:10.74ID:J/dvwJi+0
>25
>聖書を読まずに英米文学やるって一体…。

別に英米文学を学問として追究しようとしてるわけじゃないですから
いいんじゃないですか。

今はパソコンとグーグル検索があるから、気になればすぐに確かめられるし。
0031名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4707-KFtn)
垢版 |
2017/04/19(水) 19:19:39.71ID:05orOg1a0
ここを見て近所の図書館に運よくあったFools die借りてみました。
まだ一行も読んでいませんが前書きと後書きをサラッとみたところ、
ラスベガスのカジノとか映画業界の舞台裏の話なんですね。
もしかしたら Dieに(馬鹿は)サイコロを振る だとか
(駄作な企画が)大コケする というニュアンスも含まれているのかなと思いました。
さらにこれは結構いわくつきの作品であると知りました。
「馬鹿は死ぬ」…死者に鞭打たないわが国の感覚には相容れませんが
「愚者は死す」ならばどこか遠い世界の話で」済まされそうです。
0032名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 111d-FUeF)
垢版 |
2017/04/20(木) 14:51:42.55ID:BwK68QxX0
     彡ミ. ゚ 〜 :: .  : :. 。  ;
    彡ミ彡ミ: . ::: 。花粉 〜 : : .. ゚
   彡ミ彡ミミミ  : 。 〜   : ゚  ::
  彡彡ミ杉ミミミ゚  ::  ゚〜 : 。  :  : :
   ヽ|i ゚∀゚i|ノ アヒャヒャヒャ. ゚ 〜 :: .
    |i!iハlハl!|:  ゚     :。   〜
0033名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 111d-FUeF)
垢版 |
2017/04/20(木) 14:53:10.39ID:BwK68QxX0
fools die というタイトルが聖書の言葉を意識してつけられたかどうかは確信
が持てないが、もともと聖書自身が(厳密に言えば欽定訳聖書(King James
Version))が、日常的な、簡素な言葉を使って「簡潔の美」、「簡潔さによる
力強さの美」を達成した文学史上の偉業だった。英文学史上、突出した地位を
占めているのである。

前のスレでヘミングウェイの文体の革新性についてちょっとふれたけれど、
欽定訳聖書は、ヘミングウェイよりはるか昔に単純な語法によって目覚ましい
効果をあげた「元祖簡潔・単純の美」だったのである。

一方、日本の明治、大正の先達たちは、聖書を翻訳しようと企図した際、当時は
口語(言文一致体)が興隆し始めていたけれども、この聖書の簡潔な力強さを
再現するためにはおそらく口語は力不足と見て取ったのである。
そうして、「文語訳聖書」が誕生した。
英語の欽定訳聖書ほどではないが、この「文語訳聖書」も日本近代文学史上の「宝」
となって、多くの人々に愛されることになった。
(最近やっと岩波文庫に収められた。遅い、遅すぎる!)

口語(現代の日本語)は、>>22の言う「syllable の数が多くなり、文字数も多く
なる。そして間延びする」という欠点から逃れられていない。だから、ここぞと
いう時には文語を使用するのである。
0034名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 111d-FUeF)
垢版 |
2017/04/20(木) 14:56:18.32ID:BwK68QxX0
念のため補足。
上で使った「口語」の意味について。

「口語」の定義は一筋縄ではいきません。

たとえば、三省堂の『大辞林』には、
1.書き言葉に対して、話すときに用いる言葉づかいをいう。
2.現代の話し言葉、およびそれに基づいた書き言葉。現代語。
と書かれています。

つまり、「口語」は「しゃべり言葉」だけを意味するとは限りません。
どうも、「口語」イコール「しゃべり言葉」としか捉えていない人がいるよう
ですが、上の定義でもわかるように「書き言葉」を含んで使う場合(つまり
「現代日本語」の意味)も珍しくありません。

(翻訳者関連のスレでも、「口語」には「しゃべり言葉」の意味しかないと思い
込んでる人が複数いて、驚いたことがある)
0035名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ea22-Lh4d)
垢版 |
2017/04/20(木) 19:59:41.61ID:kc+WcAtq0
Hemingway、King James Version、そして日本語の文語による欽定訳聖書の文体、
これらをそこまで称賛できるほどその三つをきちんと隅々まで読み込んでいる
人がどれほどいるのかな?大多数のコメンテーターたちは、
知識人たちがそれらの文体を称賛しているのを見て、彼らの
言葉を信じ込んでいるだけじゃないのかな?

自分一人で、他の読むべきたくさんの本があって自分が生涯をかけて追及
すべき問題を抱えているのに、片手間の時間だけでその3つの本に通暁できる
人って、どれほどいるのかな?

そのうえで、明治から現代までの日本語のいわゆる口語(日常の
話し言葉だけではない日本語)にも同時に通暁していないと
そういうコメントができないはずなんだけどな。

それから、聖書を読まないと英米文学をやる資格がないとかほざいている
人もいるが、その人自身が、聖書を日本語だけで読んでいて、
肝心の英文の聖書としては口語の英語訳だけを、しかも日本語訳と
対照させながら読むのがやっとであり、King James Version となると
自力ではとても読めない幼稚な英語力しかないと見える。
そんな人から、偉そうに言われる筋合いはない。
0036名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ea22-Lh4d)
垢版 |
2017/04/20(木) 20:11:57.00ID:kc+WcAtq0
ついでながら、Fools Die と聞くと Who Lose という言葉を連想するというような
意味のことを言っている人もいるが、本気で言っているのだろうか?
何を根拠としているのか?

そもそも、この二つは発音が違いすぎて、
英語ネイティブならそんな連想をするとは思えないのだがどうだろうか?
そんな連想をするのは、いかにも発音が日本語式でしかない人の
空耳感でしかないと思うのだが、どうか?

そういう幼稚な英語力しか持たない人から、偉そうな説教をされる筋合いもない。
0037名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 1e19-rlcP)
垢版 |
2017/04/20(木) 21:58:06.15ID:/Ywn5r9n0
聖書は引用される箇所の粗筋押さえとくだけでも違うのは?
ましてや日本語口語約であっても読み通しとくのが意味ないとは思わんな。
0038名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 111d-FUeF)
垢版 |
2017/04/20(木) 23:30:29.69ID:BwK68QxX0
>>35
>Hemingway、King James Version、そして日本語の文語による欽定訳聖書の文体、
>これらをそこまで称賛できるほどその三つをきちんと隅々まで読み込んでいる
>人がどれほどいるのかな

今は本全体、作品全体を問題にしてるわけじゃないんですよ。
文章の美だけに言及してる。

上の書物の文章が優れたものであることは別に隅々まで読まなくてもわかります。
俳句は五七五のたった十七文字しかないけれど、ある俳句が名句かそうでないかは
その十七文字だけで大体判断できます。
(恐ろしいことに、文学(俳句・短歌・詩・小説その他)は意味さえわからなくても
その良さはわかるのだ)

小説だって、ある短い一節を読んだだけでも、その文章の美しさ、立派さはわかる。
もちろん、いつもわかるとは限らないし、どの作家でもわかるというわけでもない。
しかし、それが全然、どの作家のものでもわからないというようでは、その人はこの
方面の感受性が乏しいと言わざるを得ないでしょう。

たとえば、ある書評とかの中でヘミングウェイの小説の一節が引用されているとする。
それを読んでその文章の美に打たれるということは間違いなくある。
その「感銘を受けた」という感覚はぬぐいようがない。
0039名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ea22-Lh4d)
垢版 |
2017/04/21(金) 07:19:25.35ID:mVt3LHOl0
文章の美は、一部を読んだだけでもわかる。
それはその通り。別にそれには反対しない。僕が先に言った言葉は、
確かに誇張があったみたいだ。すまん。

ただ、口語(文語に対する口語であって、話し言葉に限定した口語ではない)
だからと言って、きれいな文章が書けないと決めつけるのもよくないと
言いたかった。日本人はこの100年以上にわたって、おそらくは口語で
きれいな文章を書くことをあきらめてしまい、少しでもきれいな文章を書こうと
すると、ついつい漢語を多用し、文語調にしなければならないという
強迫観念に駆られてきたのだと思う。

馬鹿は死ぬ
このように訳して何が悪い?具体的に反駁してほしい。聖書にもともと
あった言葉にも、「愚者は死す」と書いてあったのか?そうではないだろう?
誰かが聖書の日本語訳を見せてくれたけど、「死す」ではなくて「死ぬ」と
訳してあったし、「愚者」ではなくて「愚か者」と訳してあっただろ?

仮に昔に日本語での名訳があったからと言って、なんでいつまでもそれに
こだわらないといけないんだ?

それから、僕は日本語訳の聖書を読み通すことに意味がないなどとは言っていない。
0040名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 6d07-rlcP)
垢版 |
2017/04/21(金) 14:19:53.56ID:JgNML1P30
>>5

Mario Puzo の "Fools Die" は読んだことがない。ただ、僕は「愚者は死す」という
和訳が名訳だとは思わない。

そもそもこれがおかしい。
なぜ読んでもいないのにふさわしいタイトルでないとわかるのか。
これは5歳児にも理解させたい内容の本なのか。
それはつまりこういうことですよと、説明することも可能であろうけれど
それがここに書き込まれることでまだ読んでいない人の読書の楽しみがspoilされると
なぜ思い至らないのか。
0041名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ea22-Lh4d)
垢版 |
2017/04/21(金) 14:46:26.76ID:mVt3LHOl0
>>それがここに書き込まれることでまだ読んでいない人の読書の楽しみがspoilされると
なぜ思い至らないのか。


なんでそんな下らないことで読書の楽しみが損なわれるのか?
そこまで馬鹿な連中はいないだろう。

そもそも、Fools Die ということについて、実に詳しく丁寧に説明して
やったように、Fools Die は5歳児にも理解できる英語だ。それを
大人にとっても、少なくとも耳で聞いただけではとっさにはわかりにくい
「愚者は死す」と訳す必要がどこにある?

アホもいい加減にしろ。
0042名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 111d-FUeF)
垢版 |
2017/04/21(金) 16:56:29.89ID:iYboZtSU0
>39
>馬鹿は死ぬ
>このように訳して何が悪い?

すでに述べたように、日本語の慣習(あるいは日本文化の伝統?)からいって、
書籍のタイトルとしては、『馬鹿は死ぬ』は軽すぎてサマにならないと感じる。
少なくともおいらはそう感じる。ただそれだけです。
>>15氏も同意見でしょう)

(ここで問題としているのは書籍のタイトルの話であって、小説中の文章に
ついてではありません。小説の本文の文章ならば普通の言い方で十分です)
0043名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ e5c4-Pv6Q)
垢版 |
2017/04/21(金) 19:36:37.20ID:I1g9xbU60
「Fools Die」の中で死んだ登場人物って6人いるが、主人公(Merlyn The Kid
・アーサー王の中の魔術師にちなみ自称)にとっては、いずれも重要で大切な
人間だ。6人はそれぞれが人生と真面目に格闘しながら、最後にはそれに圧倒
されて死んでいく。彼等の死は主人公に大きな衝撃を与え、色々なことを考え
させる。

「Fools Die」を最初から読んできて、最後に「But not for me. Only fools die」
を含む余韻を与える締めの文章が出てくる。「雨に朝、パリに死す」とか「カサ
ブランカ」とか原題と違う訳し方もあるが、「Fools Die」は訳者が「愚者は死す」
と訳してくれた。小説を読んだ俺は、内容とぴったりと思ったわけだ。これが私の
感想なのだから、翻訳論の講釈は無用と思う。

見ず知らずのチンピラやノ―タリンが死んだのではないので、「馬鹿は死ぬ」と
訳するのは、あまりにも卑俗で非道で相応しくない。日本語の「馬鹿」は見下し
た感じがある。小説も読まないで、翻訳論・語義論に脱線するのは、まさに
「Your are on the wrong track.」と言えるだろう。

ちなみに
タロットには「愚者(The Fool)」という札が存在するが、これも「馬鹿」と
訳さないといけないのだろうか。
(タロット「愚者(The Fool)」正位置の意味・・自由、型にはまらない、
無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才。逆位置の意味・・軽率、
わがまま、落ちこぼれ、ネガティブ、イライラ、焦り、意気消沈、注意欠陥多動性。
このThe Foolは「馬鹿」ではカバーできないだろうな。)
0044名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 6a93-bHCa)
垢版 |
2017/04/21(金) 22:10:26.51ID:5L6fDf5Q0
タロットのそれ、「愚者」でもカバーできないんじゃないの?
 
0045名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 7d3a-Lh4d)
垢版 |
2017/04/22(土) 13:03:43.33ID:5WXlAaR40
無味乾燥
0046名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 894c-VB23)
垢版 |
2017/04/22(土) 21:58:08.00ID:rSmLe5UG0
ニコラススパークスのロンゲストライド読んだ。するするっと読める
今んとこニコラススパークスより簡単な大人向けの本に出会ったことがない。
時点はソフィーキンセラ。
0047名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ e5c4-Pv6Q)
垢版 |
2017/04/23(日) 22:27:10.89ID:KL5MCpX70
Shutting Out the Sun(副題)How Japan created its own lost generation
(by Michael Zielenziger.2006年.301頁)(4.18〜4.23)

バブル崩壊後、日本経済は長期の停滞に陥り立ち直ることができない。世界
第2の経済大国であったの昔日の姿はない。その原因を求めて筆者は、日本特
有の現象である若者の「ひきこもり」を取材する。何故、このような「知的で
個性的」な若者達が社会に受入れられず孤立してゆくのか筆者は驚く。表参道
のブランドショップに群がる女性達や、結婚を拒絶しいつまでも実家にパラサ
イトの女性達を取材する。・・「ひきこもり」「パラサイト」「出生率低下」
「高自殺数」等の日本の病理現象を扱った前半から、後半は、政治経済改革や
経済のグローバル化に適合できない日本人及び日本社会の閉鎖性、封建制、
後進性を、経済危機から迅速に立ち直った韓国と比較しながら指弾してゆく。

 この本が出版されたのは2006年である。当然、現在の政治、経済、社会状況
にあてはまらない記述や、外国人特有の浅薄な「とんでも説的」誤解・誤謬も
目立つ。しかし、どう日本社会が見られているかを知るには興味をひく本だ。
また、読んでいて日本人としては、全てに反論したくなる本であった。
0048名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ a5ac-NVEX)
垢版 |
2017/04/24(月) 23:34:49.52ID:Tgueoe6X0
John Irving の ”The World According to Garp” と ”The Hotel New Hampsher" を読了。

二冊続けて読んだが、両方とも面白く、一気に読むことができた。

二作ともとにかくストーリーがよく動く。
社会の枠から外れた登場人物たちが、成功と失敗、出会いと別れに満ちた波乱万丈の運命を生き、
そして死んでゆく……というのが二作に共通した大枠。
さらに、暴力と不条理に満ちた現実の描写、人生の苦味を描いた上でのおとぎ話化、コミカルな笑い、
臆面もない家族愛、フェミニズムへの関心、楽天主義に貫かれたペーソスといったところも共通の要素と言える。

シビアな現実に直面しても、登場人物たちは自己憐憫的デカダンスに至らず、一貫して楽観的で行動的だ。
ただし、作者は闇雲に登場人物を動かすのではなく、象徴性、訓話性など、読者に与える効果を計算して
物語を構成しているようだ。特に、時折現れる反復回帰するシンボルをうまく使うことで、ストーリーが
激しく変転する作品に基調となる通奏低音を与えている。
目先の勢い、エネルギーだけではなく、全体を俯瞰した知的な計算も強かであり、作家の技量を感じさせる。

英語に関しては特に文体に凝ったところもなく、読みやすい英語だと感じた。

映画化作品も見てみたが両作ともよく出来た作品だった。"The World According to Garp" はロビン・ウイリアムズ、
"The Hotel New Hampsher" はジョディ・フォスターが好演。
0049名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ e5c4-Pv6Q)
垢版 |
2017/04/25(火) 21:39:42.01ID:XKjBq5W30
The Painted Veil (W. Somerset Maughem,1925年,238頁)

主人公kittyの夫Walterは、中国のコレラ流行地帯の医療支援に志願し、任地に赴くがコレラ
に感染してあっけなく急死してしまう。一方で、修道女達が現世の享楽を捨て命の危険も
顧みず献身的に活動する姿を見る。数多くの患者達は次々と手当も虚しく死んでいく。人
生に対し無常さを感じたKittyは、Waddington(税関副所長)に次のように問いかける。

‘Supposing there is no life everlasting? Think what it means if death is really
 the end of all things. They've given up all for nothing. They’ve been cheated.
They’re dupes.’

Waddingtonはしばらく考えた末、次のようにkittyに語りかける。

‘I wonder. I wonder if it matters that what they have aimed at is illusion.
Their lives are in themselves beautiful. I have an idea that the only thing which
makes it possible to regard this world we live in without disgust is the beauty
which now and then men create out of the chaos. The pictures they paint, the music
they compose, the books they write, and the lives they lead. Of all these the
richest in beauty is the beautiful life. That is the perfect work of art.’

この文章は、この本の中で2番目に難しい深淵な内容だと思う。ここでいう「beautiful」は
「素晴らしい」「美しい」という日本語ではカバーできない気がする。我ら如何に生くべきか。
(勿論、Kittyには難しい。・・Kitty sighed. What he said seemed hard. She wanted more.
で・・問い返してゆく。結構、真面目な小説です。)
0050名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ e5c4-Pv6Q)
垢版 |
2017/04/26(水) 22:11:03.92ID:aBuiuIte0
Shutting Out the Sun (その2)

自分が読んだ本は、薦めたくなりますね。この本の英語はおいらの感じでは大学入試程度の
レベルなので高校生の勉強に最適!だから夏休みに読んだらよいと思う。著者は日本滞在の
経験があり、日本人以外の読者を想定し、わかり易く日本社会の問題点をレポートしたという。
日本の一部の評論家や医師、活動家の意見をうのみにし、先入観や偏見に基づく個所も散見
するが、日本人としては読みながら、「そうじゃないよ〜!」とか「その点はそうだ!」とか
考えながら問題意識をもって読むと英語以外の勉強にもなると思う。

例えば、日本の教育システムについては、日米貿易戦争の頃は日本に学べとの声が米国内に
あったのわけだが、今や全くの時代遅れになっていると指摘する個所がある。日本の教育シ
ステムは既存の知識の基礎的習得には有効だが、国際化、情報化の時代に不可欠の革新性、
創造力、独自性の育成には対応できず、閉鎖的画一性により生徒の個性や優秀な才能を抹
殺さえしているのではないかと論じている。外国の模倣では機能しないし、折衷した改革
も機能していないし、大きな問題を抱えていることは確かだ。指導要領改正は数年後の予
定だが、果たして成功するのだろうか?

…Japanese schools taught group solidarity and excelled at imparting basic education.
Now school lag, and student performance has tapered off. Although schools still
prepare students diligently for standardized exams and drill them to memorize obscure
facts and dates,teachers do not encourage pupils to acquire critical thinking skills—
analysis, creativity, or independent reasoning. Teachers lecture, and students dutifully
take notes but are not expected to form their own opinions or judge the relevance of
the evidence presented.Give-and-take in the classroom is discouraged.Though the demands
of the twenty-first century require teaching students how to pick apart problems by
using complex reasoning and how to apply one’s accumulated knowledge to real-world
situations, Japanese schools still emphasize rote instruction.・・・(80頁より)
0051◆bKaGbR8Ka. (ワッチョイ 7d9b-M5jq)
垢版 |
2017/04/26(水) 23:16:11.50ID:ccz7j0Fn0
>>33

性としては聖書をハードボイルドの源流としたいけど、実は、極めて
古い文章はみなハードボイルドですよ。パピルスとか羊皮紙とか
竹簡を節約する必要があったからね。

ヘミングウェイは、ハードボイルドの元祖じゃない。彼は、
アメリカンハードボイルドの祖なのだ。
0053名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/04/27(木) 15:46:35.50ID:VraXFy410
>46
>ニコラス・スパークス

おいらの中では、ニコラス・スパークスとミュリエル・スパークの区別がつかない。(´・ω・`)
検索してちょっと調べてみたら、ニコラス・スパークスの方は「恋愛小説の大家」だった。
0054名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/04/27(木) 15:48:55.16ID:VraXFy410
>47
>バブル崩壊後、日本経済は長期の停滞に陥り立ち直ることができない。(中略)その原因を
>求めて筆者は、日本特有の現象である若者の「ひきこもり」を取材する。(中略)〜 政治
>経済改革や経済のグローバル化に適合できない日本人及び日本社会の閉鎖性、封建制、後進性〜

これはひどい(笑)
経済を多少かじった人間にとってはまさに「トンデモ説」としか思えないんじゃないでしょうか。
バブル崩壊後、日本が長期停滞に陥ったように、アメリカもまた住宅バブルの崩壊後、同じ
ような長期停滞に陥りました。アメリカでも Lost decade(失われた十年)が取りざたされました。
著名な経済学者のポール・クルーグマンはかつて、停滞に陥った日本経済を立て直すことが
できない日銀や日本政府の対応を厳しく批判しましたが、いざアメリカが同じ状況に陥って
みると、FRBと米国政府の対応はさらにブザマだったので、私は日本に謝罪しなければならない
と述べたほどだった。
長期停滞に陥ったのは欧州も同様であって、やはり著名な経済学者のラリー・サマーズなどは、
先進国の経済全体が長期的停滞に陥る必然性があるのではないかという「長期停滞論」を展開
する始末。

だから、日本経済の長期停滞を日本の事情だけに帰するのはおかしい。
筆者の論法なら、アメリカや欧州の長期停滞もまた「ひきこもり」や「社会の閉鎖性、封建制、
後進性」に原因があることになるでしょう(笑)
近頃こんなバカバカしい言説に出会った覚えはほとんどありません。

(続く)
0055名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/04/27(木) 15:52:12.88ID:VraXFy410
>>54に補足。

参考までにポール・クルーグマンの近作『さっさと不況を終わらせろ』の文庫版序文から
一部を引用しておきます。

「でもぼくを含む一部の経済学者は、日本のつまずきにかなり困惑していた。根本的なレベル
で見れば、日本はアメリカやヨーロッパとかなり似ている。大規模で高度な経済であり、
政治的には安定していて、政策立案者たちは理想的ではないにせよ、バカでもない。日本が
経済停滞に捕らわれるようなら、他のみんなにだって同じ事がおこりかねないのでは?
そしてまさにその通り、2008年金融危機の後で西側経済は、10年前の日本とずいぶん似てきた
のだった。ヨーロッパは危機からまともには回復したことがなく、いまやデフレ寸前で、
どう見ても日本の後追い状態だし、アメリカですら回復は弱々しく脆弱だ。
それどころか、多くの面で西側諸国の経済は日本でも見られなかったほどひどい状態になって
いる。日本はアメリカやヨーロッパのどちらでも見られるような失業に直面したことはないし、
そこで見られた圧倒的な人々の苦しみに匹敵するものは経験したためしがない。その理由の
一部は、日本が破壊的な緊縮財政を実施しようとはしなかったせいだ。ぼくがときどき言う
ことだけれど、西側のぼくたちのできがあまりに悪いので、いまや日本は悪い例どころか、
見習うべきお手本に見えるほどだ。」

Michael Zielenziger の言う「ひきこもり」や「社会の閉鎖性、封建制、後進性」などの
問題を抱える日本は、クルーグマンその他の著名な経済学者からすれば、「見習うべき
お手本」に映ってしまうのです(笑)
0056名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/04/27(木) 15:55:56.91ID:VraXFy410
   (~)
 γ´⌒`ヽ
  {i:i:i:i:i:i:i:i:}
 ( ´・ω・)
  (::::つ旦O
.  と_)_)

今日のコメントは>>47まで。以降の書き込みに対するレスはまた後日。
0057名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/04/28(金) 18:18:41.63ID:ePGJriw60
>48
>目先の勢い、エネルギーだけではなく、全体を俯瞰した知的な計算も強かであり、〜

へー。ジョン・アーヴィングはそういう知的な面も備えていたのか。
前から気になっていた作家だけど、いよいよ興味を惹かれる。
0058名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/04/28(金) 18:31:05.65ID:ePGJriw60
>49
>the only thing which makes it possible to regard this world we live in without
>disgust is the beauty which now and then men create out of the chaos. The pictures
>they paint, the music they compose, the books they write 〜

「我々が生きているこの世界を嫌悪感なしに眺めさせることのできるのはただ美のみである。
折にふれ、ある人々はそういう美を混沌から創造する。彼らの描く絵、彼らの作曲する音楽、
彼らの書き綴る述作 〜 」

out of chaos(混沌から・混沌を土台として・混沌を材料として)美を創造する人々
というのは広く言って芸術家を意味するでしょう。
この場合の「混沌」は「現実」と言い換えてもいい。
混沌としていて、不条理で、醜悪な現実を素材にして、芸術家は美(具体的には絵画や音楽、
詩・小説など)を創造する。

ただし、そういう芸術家の才能に恵まれた人間はごくわずかである。
われわれ凡人はそういう芸術家の創造した作品を追体験して、わずかに自らを慰めるのです。
(´・ω・`)
0059名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/04/28(金) 18:33:23.22ID:ePGJriw60
>51
>聖書をハードボイルドの源流としたいけど 〜

たしかに聖書の一部の文章にはそういう趣きがありますね。
0060名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ bf19-V92/)
垢版 |
2017/04/28(金) 21:51:05.46ID:Ij/CC74Q0
ハードボイルドというか、
主人公気違いだからハードといえばハードだな
0062名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 9fc4-Yklk)
垢版 |
2017/05/02(火) 23:24:08.66ID:3F2DI7oT0
>>59 聖書のどこですか?
具体的に例示お願います。
    ハードボイルドとか全くわからないので。
0064名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 9fc4-Yklk)
垢版 |
2017/05/03(水) 01:31:06.30ID:TB7gOLeX0
なーんだ、出エジプト記のことかw
陳腐な感想だね。
0065◆bKaGbR8Ka. (ワッチョイ 979b-JlFw)
垢版 |
2017/05/03(水) 02:51:39.47ID:QoMGoEJw0
>>62

性は>>52ではないが、教えて進ぜよう。

主に外面描写のみのスタイルをハードボイルドと言うのだ。
つまり、言った事とやった事を書いて、心理描写はしない。
これがハードボイルド。

『意識の流れ』の対極が『ハードボイルド』。
0066◆bKaGbR8Ka. (ワッチョイ 979b-JlFw)
垢版 |
2017/05/03(水) 03:07:06.69ID:QoMGoEJw0
聖書の隅々までハードボイルドじゃないかな?
具体例なんて挙げられないよ。詩篇の詩だって、
『言った事』じゃないかな?心理描写では
あるまい。

福音書に『イエスはこう思った』とは書かれてないよ。

サラ心にわらひて言けるは、だよ? 性はこれを
Cloy Style に書き直せません。
0067名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 9fc4-Yklk)
垢版 |
2017/05/03(水) 05:33:22.33ID:TB7gOLeX0
そうだと宇治拾遺物語
絵仏師良秀家の焼けたるをも
ハードボイルドですな。>51のように
古い物はみんなそうだということになる。
0068名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 573a-PXQB)
垢版 |
2017/05/03(水) 07:53:42.57ID:lxL+8J980
伯夷列伝第一 もハードボイルド
007059 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/05/03(水) 23:13:26.93ID:MOahbT850
>>62
念のため、確認しておくけど、おいらが「聖書の一部の文章」(>>59)には「ハードボイルド
の趣き」があると言ったのは、あくまでも文章、文体の話。
その意味は>>33に書いた。

別に登場人物がタフガイであるとか、暴力描写がふんだんにあるとかいう意味ではありません。

ハードボイルドの文章、文体の一般的な定義はすでに>>65>>66で説明されています。
おいらが>>33で書いたポイントとはちょっと違うけれども、大筋この説明の仕方に
異論はありません。

(続く)
0071名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/05/03(水) 23:15:19.01ID:MOahbT850
おいらの言う聖書の「単純な語法」による「簡潔の美」、「簡潔さによる力強さの美」
のもっとも適切な例文を探してくるのはメンドクサイので、しょっぱなの部分で勘弁
してもらう。

Genesis Chapter 1

In the beginning God created the heaven and the earth.

And the earth was without form, and void; and darkness was upon the face of
the deep. And the Spirit of God moved upon the face of the waters.

And God said, Let there be light: and there was light.

And God saw the light, that it was good: and God divided the light from
the darkness.

And God called the light Day, and the darkness he called Night. And
the evening and the morning were the first day.

以下省略
(続く)
0072名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/05/03(水) 23:17:10.33ID:MOahbT850
これをヘミングウェイの『武器よさらば』のやはり冒頭の文章と比べてみよう。

In the late summer of that year we lived in a house in a village that
looked across the river and the plain to the mountains. In the bed of
the river there were pebbles and boulders, dry and white in the sun,
and the water was clear and swiftly moving and blue in the channels.
Troops went by the house and down the road and the dust they raised
powdered the leaves of the trees. The trunks of the trees too were dusty
and the leaves fell early that year and we saw the troops marching along
the road and the dust rising and leaves, stirred by the breeze, falling
and the soldiers marching and afterward the road bare and white except
for the leaves.

(続く)
0073名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ b71d-r3dh)
垢版 |
2017/05/03(水) 23:19:49.17ID:MOahbT850
上に挙げた聖書とヘミングウェイの文章は随分印象が違うかもしれないけれど、

・難解な単語は使っていない。
・複雑な構文は使っていない。
・単純な接続詞の and を多用している。

という点で共通点がある。

ヘミングウェイは、それより前の世代の複雑な構文を使った、長ったらしいヴィクトリア
朝英国の散文などとは著しく対照的な文体で小説世界を構築した。
聖書のような神話、伝説を含む昔の出来事を描写するのは単純な語法でまにあうかも
しれないが、複雑な現代社会をそういう単純な表現法で描けるとは人々は思っていなかった
のである。それは、いわば「コペルニクス的転回」だった。

(ヘミングウェイの文章の最上のものは、単純な語法にもかかわらず、あるいはそれ
ゆえに、神話的な響きを帯び、象徴の域にまで高まっているように感じられる。
上に挙げた文章でも、その透明さは尋常ではない)
0074名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 273a-2ZwV)
垢版 |
2017/05/04(木) 00:07:19.25ID:9pGlT4cN0
>>72
英標じゃねーか
0075◆bKaGbR8Ka. (ワッチョイ 5f9b-apkR)
垢版 |
2017/05/04(木) 01:23:57.50ID:SfieAQMz0
>>72は性でも読めるよ。でも、ヘムをあまり褒めないで。
中古価格が上がると困るのです。

確かにヘミングウェイの英文は上手い。でも、彼の長編小説は
empty skiff ですよ。

性は過去に武器よさらばを日本語訳で読もうとしたけど、
つまらなくて読み切れませんでした。途中で投げ出して
しまいました。そして、先日まで日はまた昇るを日本語で
読んでいましたが、みみずを掘るあたりで飽きてしまいました。
0076名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 273a-3eBY)
垢版 |
2017/05/04(木) 07:19:36.93ID:L44wFwsr0
短編で力を発揮するタイプ
0079名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 273a-3eBY)
垢版 |
2017/05/04(木) 16:54:15.56ID:OQjwJuJw0
ヘミングウェイはモームっぽいかなあ
0080名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b1d-bLuV)
垢版 |
2017/05/04(木) 22:59:37.01ID:iN1byb/B0
>74
>英標じゃねーか

この文章が『英文標準問題精講』にあったかどうかは記憶にないけど、伊藤和夫の
『英文解釈教室』には載っていたと思う。

採用された理由は、たぶん難解な単語が使われていないので、高校生にも何とかなること。
そしておそらくもう一つの理由は、小説の冒頭のこの文章が非常に印象的であり、
これらの著者が初めて読んだときに感銘を受けたから。
優れた文章なら、教材に採用したくなるのは人情の自然です。
0081名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b1d-bLuV)
垢版 |
2017/05/04(木) 23:02:42.36ID:iN1byb/B0
>75
>でも、彼の長編小説は empty skiff ですよ。

(empty skiff は聞いたことがない表現だ。たぶん empty skull?)

ヘミングウェイの長編は確かに「軽い」という評もある。
新潮文庫の『老人と海』の解説で福田恒存氏もそういう趣旨を述べていたと思う。
そして、『老人と海』によってヘミングウェイは真に偉大な作家となった、
『老人と海』はアメリカ文学の古典となった、と。

また、筒井康隆氏は『陽はまた昇る』を若い頃読んでもっとも感銘を受けた
小説の一つに挙げていたけれど。
0082名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 273a-3eBY)
垢版 |
2017/05/04(木) 23:31:55.09ID:ggVps+l+0
福田は老人と海をそんなに評価してたのか
ガッカリだなあ
0083名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 37ac-IA66)
垢版 |
2017/05/05(金) 00:57:55.07ID:xzuS9WfL0
老人と海は面白かったけど陽はまた昇るはなんだかチャラチャラしてて半分くらいでやめてしまった
長編は「軽い」という評につながるかもしれない。両方英語です
0084名無しさん@英語勉強中 (コードモW 273a-3eBY)
垢版 |
2017/05/05(金) 09:08:28.95ID:ZUNkOsUu00505
Burton Watson先月死んでたんだな
0086名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ f7c4-pIlU)
垢版 |
2017/05/06(土) 00:23:22.33ID:ABnbUBde0
MRS GRADDOCK (by Somerset Maugham・1902年・255頁)4.24〜5.2

主人公(Bertha)は父の死後、生まれ故郷の英国南東部Kent州の大邸宅に戻り、おばの(Miss Ley)と
暮らし始める。3年が経過し、幼馴染なのだが、たまたま再会したハンサムな(Edward Graddock)に
会うや、忽ち恋に落ちてしまう。Edwardは小作人で地主のBerthaとは家柄が違うため周囲の誰もが
反対するが、恋は盲目とかでBerthaは求婚して強引に結婚する。Bertha はEdwardを好きで、好きで
堪らない。熱々のロマンチックな結婚生活を夢見たが、Edwardは、芸術や文学には縁遠い根っからの
カントリーマンで、愛情表現も物足りないことを新婚旅行中にうすうす気づかされる。「家族という病」
で有名な下重暁子氏は、「他人に期待なんかしては駄目!期待するからストレスが溜まるの!」って
のたまうが、Berthaは相手に期待する典型で、なにかしら愛情表現にいまいちの夫にイライラが募っ
てゆく。Edwardは農場経営の才覚はあるし、社交的で働き者で、初めは逆玉の輿婚でBerthaに従って
いたものの、次第に立場は逆転し、ついに使用人達はBerthaの命令など聞かなくなってしまう。さらに、
内心無教養者と馬鹿にしていたEdwardが国会議員にまで出世してしまう。立場の無くなったBerthaは、
ついに家を飛び出す。・・・さてさてどうなるでしょう?

愛は追えば逃げ、逃げれば追ってきて、始まりよりも終える方が難しいし、愛なんてものは自分の
中の妄想と葛藤しているようなものだとおいらは思うよ。「MRS GRADDOCK」について、もしかしたら
「The Triumph of Love(愛の勝利)」と評価されるかも・・と作者は冒頭で自負するが、結末から
言えば「愛に幻滅」が本書のタイトルにふさわしいと思う。読んだことが無い人がほとんどと思うが、
まあまあ楽しめる本でしたね。
0087名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ d2c4-pIlU)
垢版 |
2017/05/06(土) 21:18:18.54ID:GhLa6z8A0
He loved the Japanese style of living. No furniture. Just mats. The sliding wood-frame
paper doors that cut off rooms and turned a living room into a sleeping room. It seems
to him so reasonable and so clever. (Fools Die/428頁)
(こんな記述はかわいいから許せるね。)

Japan’s soldier returned home deeply traumatized,yet a rigidly disciplined society
demanded utter self-denial. Men dared not express their horror and shame over the
atrocities they committed, whether in the massacre of civilians in Nanjing, china,
or with the forced induction of “comfort women” as sex slaves.
(Shutting Out the Sun/84頁)
(あ〜「南京事件」「朝鮮人慰安婦強制連行」はもう世界の定説なのかしら?)

We know how confusing we find it when native-born Japanese people speak English 
without distinguishing l and r: imagine the confusion if our alphabet did the same
while similarly homogenizing the other consonants that I mentioned! It is as if
we were to spell the words “rap””lap””lab,” and “laugh” identically.
(Guns, Germs, Steel/234頁)
(分ったよ!日本人は「I love you」を「I rub you(私はあなたをこする。)と言い、
「 When did the recent elections?」と聞けば「This morning.(今朝です。)」って
 返事するんだよなw。)
0088名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ d2c4-pIlU)
垢版 |
2017/05/07(日) 21:00:26.13ID:p5pRRM020
前スレで >>854 が「20年以上前に日本語訳で読みましたが、所々覚えていますよ。妻になる
女性は、たしか、夜学のライティングクラスの同級生で、『私が一生懸命に書いてもみんなを
笑わせてしまうのに、あなたがふざけて書いても私を泣かせてしまう』みたいな事を言う。
とても 美しいです。」という書き込みがあった。参考までに原文(54頁)を載せるね。

She was a tiny Irish-Scotch girl with a big bust and large blue eyes and very very serious
about everything. She read a story of her own. And I was surprised because the story was
very good and very funny. It was about her Irish uncles who were all drunks.

So when the story was over, the whole class jumped on her for supporting the stereotype
that the Irish drank. Her pretty face contorted in hurt astonishment. Finally she was given
a chance to answer.

She had a beautiful soft voice, and plaintively she said,“But I have grown up with the
Irish. All of them drink. Isn’t that true?’She said this to the teacher, who also happened
to be Irish. His name was Maloney and he was a good friend of mine. Though he didn’t show it,
he was drunk at that very moment.
Maloney leaned back in his chair and said solemnly,I wouldn’t know, I’m Scandinavian myself.’
We all laughed and poor Valerie bowed her head, still confused.
0089名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ d2c4-pIlU)
垢版 |
2017/05/07(日) 21:08:11.05ID:p5pRRM020
(上の続き)
I defended her because though it was a good story, I knew she would never be a real
writer. Everybody in the class was talented, but only a few had the energy and desire
to go a long way, to give up their life for writing. I was one of them. I felt she
was not. The secret was simple. Writing was the only thing I wanted to do.

Near the term end I finally submitted a story. Everybody loved it. After class Valerie
came up to me and said,‘How come I’m so serious and everything I write comes out
sounding so funny? And you always make jokes and act as if you’re not serious and
your story makes me cry?’

she was serious. As usual. She was not coming on. So i took her for coffee. Her name
was Valerie O'Grady, a name she hated for its Irishness.・・・・
0090名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 16ac-IA66)
垢版 |
2017/05/07(日) 21:42:29.01ID:0DeSkLcK0
GW は Kurt Vonnegut の作品を読んでいました。
“The Siren of Titan", "Cat's Cradle", "Breakfast of Champions", "Slapstick" 読了。

どれも面白かったけど個人的ベストは "Breakfast of Champions" ですね。
この作家は基本的にアメリカ批判のブラックジョーク連発ですが、特にこの作品はアメリカ、人間に対する
絶望の色が濃く、その諦念が突き抜けて一種独特のクールさに昇華していて魅力的でした。本作は、本来は
ドレスデン爆撃を描いた名作 "Slaughterhouse-Five" の一部として構想されたみたいですが、どうしても
一冊にまとまらないので二冊の別の作品に切り離したようです。その分こちらでは ”Slaughterhouse-Five ”
にあった重いウェットさが希薄になって、ポップなナンセンス感覚が前面に出ています。作家によるヘタウマ
系のイラストもいい味。テキスト、イラスト込みで全体的に『1984』meets アメコミというテイストの
作品世界になっています。

"Slapstick" は語彙、構文ともとても平明で高校英語の題材に使えそう。
0091名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 273a-3eBY)
垢版 |
2017/05/08(月) 17:53:28.72ID:vcearMs30
ヘミングウェイに似てるのは
コーマックマッカーシー
0092◆bKaGbR8Ka. (ワッチョイ 5f9b-apkR)
垢版 |
2017/05/08(月) 19:12:13.48ID:By4POBNp0
>>88-89
ありがとうございます。懐かしかった。素敵な英語だな。

ヘミングウェイよりもプーゾの方がいい小説家だという事が
みなさんにわかったと思います。


>>91
ほほぅ。そんな人がいるのですね。
0093◆bKaGbR8Ka. (ワッチョイ 5f9b-apkR)
垢版 |
2017/05/08(月) 19:18:30.36ID:By4POBNp0
スローターハウスはヴォネガットの体験が
ベースになってるんだよね。

ちょろちょろ立ち読みしただけだけれど。
0094名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ f7c4-pIlU)
垢版 |
2017/05/09(火) 21:40:30.40ID:GmUE3wpC0
おいらは「武器よさらば (A Farewell to Arms)」を原書で読んだが、恋に落ちた看護婦と
逃亡したり妊娠させたり・・確かに感動しない小説だ。文体は革新的だったみたいだが。

Ernest Hemingway did more to change the style of English prose than any other writer
in the twentieth century:and for his efforts he was awarded the Nobel Prize for Literature
in 1954.Hemingway wrote in short, declarative sentences and was known for his tough,
terse prose. Publication of The Sun Also Rises and A Farewell to Arms immediately 
established Ernest Hemingway as one of the greatest literary light of twentieth century.
(「武器よさらば」の裏に書かれてある推薦文)

日本語訳の読みだが、青少年なら日本語能力の向上過程にあるので、見慣れない表現や単語・
漢字を脳内処理する刺激があるから読めるのではないかな。大人になって母国語能力が完成
してしまうと内容勝負だから、内容がダメだと途中で放棄することになる。英米仏文学作品
を「日本語訳」で読めるのは青年時代だけかもしれない。

一方、異言語を読む作業は、思考訓練の要素がある。異国の表音文字の羅列を、不明語は
辞書ひくなどして脳内で処理し、一文一文母国語で理解してゆくのは、それだけでこのうえも
ない刺激と快楽をもたらしてくれる。だから、内容が少しつまらなくても最後まで読める。
おいらの独断と偏見かもしれないけど簡単すぎる英文より、少しは難解な方が読むのに向い
ている。
0095名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 273a-3eBY)
垢版 |
2017/05/09(火) 21:51:38.24ID:S1QlyY0E0
おいら
と書くとどうしても今話題の
マンション経営者を思い出す

申し訳ないけど
0096名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b1d-bLuV)
垢版 |
2017/05/09(火) 23:06:37.45ID:QymjcWPG0
>84
>Burton Watson先月死んでたんだな

バートン・ワトソン博士は、ドナルド・キーン氏やエドワード・サイデンスティッカー氏と
比べると、日本では知名度が今一。
やっぱり中国文学が専門だからか。

でも、ウィキペディアで調べてみると、日本文学の方もいろいろ興味深い作品を訳して
いる。
おいらが読むかもしれないのは、『平家物語』や山頭火の俳句、森鴎外の『雁』、
西行の和歌、等々。
『平家物語』は昔、ペンギンブックスか何かで読んだが、あれは誰の訳だったっけ。
0097名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b1d-bLuV)
垢版 |
2017/05/09(火) 23:08:44.06ID:QymjcWPG0
>90
>全体的に『1984』meets アメコミというテイスト

なるほど。
おいらは、『1984年』と、前スレで予告した通りブラッドベリの『華氏451度』を
最近読んだけど、どちらにもあまり感心しなかった。
さてさて、次はこの『チャンピオンの朝食』に挑戦してみようかな。(´・ω・`)
0098名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b1d-bLuV)
垢版 |
2017/05/09(火) 23:16:49.64ID:QymjcWPG0
>>95
「おいら」は、スレ立て主である自分が最初から使用していたんだけど、
(それよりずっと前から英語板の他のスレでも使っていた)
その後、上の>>94氏も途中から「おいら」を使うようになって、やや混乱を招く
恐れが生じている。
ということで、以後、自分は「おいら」を使わないことにします。 (´-ω-`)
0099名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 273a-3eBY)
垢版 |
2017/05/09(火) 23:21:39.57ID:S1QlyY0E0
あれ別人なのか
同じだと思ってたよ
君は必殺さんで
0100名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b1d-bLuV)
垢版 |
2017/05/09(火) 23:56:28.56ID:QymjcWPG0
>>99
あー、やっぱり誤解されていたか。 (´-ω-`)
このスレでいうと、>>50>>86>>94の「おいら」は自分ではありません。
前スレの途中からすでに混同されているかもしれない。

(ちなみに、自分は、このスレのスレ立て主であり、他のスレで訳を提示
する時などは「必殺翻訳人」のコテを使用)
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています