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洋書・読み終えた本の感想を書きまくれ 2冊目
0001名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 17f0-Zca7)
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2020/02/05(水) 22:08:35.29ID:XKFWUfV00
読み終えた本の感想を書いてください。ジャンル不問。

【注意】ここは読んだ本の感想を書くスレです。
雑談したい方は下記のスレでお願いします。
雑談を放置しておくとただの雑談スレになってしまい、
感想を書く人が書きにくくなりますので、こちらに移動をお願いします。
 洋書・読み終えた本の感想スレ・雑談あり 1
 https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/english/1580439906/
前スレ
 洋書・読み終えた本の感想を書きまくれ 1冊目 [無断転載禁止](c)2ch.net
 https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/english/1457845426/
0003名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 17f0-Zca7)
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2020/02/09(日) 14:21:33.70ID:ojYlScdh0
 James Cook: A Life From Beginning to End by Hourly History

キャプテン・クックの伝記。Amazon に無料で出ていたので読んでみた。全46ページ。
オーストラリアを発見し、南極圏を初めて航行し、ハワイ諸島を発見したた人。
農家の息子とした生まれたクック。当時の階級社会にあって、やがてイギリス海軍の
エリートとしての評価を得ることができたのは、彼の勤勉さと合理的な考え方によるもの。
当時、ビタミンCの欠乏による壊血病が問題になっていたけど、クックの最初の航海では、
死者が一人も出なかった。でも、原因を突き止めるまでには、
まだいろいろ紆余曲折があったようです。
0004名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 1796-56gX)
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2020/02/10(月) 02:18:28.79ID:zgymJ3N60
Philip K. Dick の Do Androids Dream of Electric Sheep? の冒頭には、
キャプテン・クックが1777年にトンガ国王へ贈ったカメが、200歳ほどで
きのう死んだというニュースが冒頭に記されている
0005名無しさん@英語勉強中 (中止 MM07-zeWM)
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2020/02/14(金) 12:48:09.96ID:xzjASEaCMSt.V
あっちのスレは特定の人が占領してたり脱線が多くて書きにくいので。

Cathedral by Raymond Carver

Carverは村上春樹の翻訳を通じて知った人も多いと思う。
私は村上春樹が現代文学で特別重要な作家だとは思わないけど、
Carverは読むことがある。
表題作のCathedralの盲人やA Small, Good Thingの電話のような、
何か場違いawkwardなあるいは一見無関係irrelevantな契機で現実が揺さぶられて、
不意に思いがけぬ切り口が露呈する。
別の作品集に収められたWhat We Talk About When We Talk About Loveも、
愛について語りながら何か別のもの(別の愛)について語っているようにも取れて、
Carverの小説作法を示唆しているようでもあり興味深い。
決して愛について何か深遠な思想が語られるわけでもないのに、
それでも愛と名指すしかない何かが生起して共有される。

英語の文学では短編には独自の地位が与えられているので、
短編ならではの味わいが好きな人もどうぞ。
0006名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM07-zeWM)
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2020/02/16(日) 15:34:34.67ID:Y02hM58mM
Between Past and Future by Hannah Arendt

The Origins of Totalitarianismの著書としてつとに知られるけど、
実際にはずっと幅広い20世紀の最も重要な思想家の一人。
いくつかのテーマに沿って論じた政治論集だけど、一例として自由の概念に関して、
Arendtの読者にはすでにお馴染みではあるが、
自由freedomが行為actionから切り離されて意思willの属性と見なされて以来自由の政治的本質が失われたとする議論は、
自由を個人的な「政治からの自由」freedom from politicsと見なす近代的な政治理論全般を批判の俎上にのせる。

別の著作On Revolutionでは、
フランス革命に対してアメリカの独立革命を高く評価して、
既存の政体を根こそぎにしたフランス革命をモデルにしている従来の革命の概念を鮮やかに転覆してみせたり、
教科書で習うような手垢のついた政治理論を退屈で時代遅れな骨董品にしてしまう。
過日メディアが有名にした某政治哲学者などを読むくらいならこちらをどうぞ。
0007名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM07-zeWM)
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2020/02/16(日) 16:30:38.07ID:mzxnBtL2M
ついでながら、ArendtがOn Revolutionでも度々参照しているTocquevilleは、
フランス人でありながら独立直後のアメリカを訪れたわずか2ヶ月の見聞をもとに帰国後著したDemocracy in America(原著はフランス語)が、
その後長くアメリカの政治や民主主義を論じる際の基本文献となるほど傑出した才能で、
近年の民主主義の危機との関係でも名前を聞く機会が増えてきた。
Trump政権ばかりでなく安倍政権の日本でも、
民主主義を再考するヒントを与えてくれるかもしれない。
0008名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW b396-PvJ/)
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2020/02/24(月) 17:49:00.06ID:HJ3VRJ6s0
Sylvie and Bruno by Lewis Carroll

Alice(Wonderland & Through the Looking Glass)に比べてずっと知られていないが、
文法的に間違いだらけのBrunoの会話や有名なMad Gardenerの歌など、
すでにお馴染みのpunやnonsenseに留まらない。
長年書き溜めたlitterature(litter+literature)をもとに、
Victoria朝時代と架空の世界の物語を撚り合わせているが、
ありきたりな入れ子になった枠物語ではなく、
実際のテキストの一部が蝶番のようになって二つの物語が接合される目眩を誘うような作品。

おそらくThe Hunting of the Snarkでさえそこから着想を得た宮部みゆきの同名の作品ほども知られていないので、
Carrollと言えば猫も杓子もAliceというのに飽き足りない人に。
0009名無しさん@英語勉強中 (ニンニククエW 6f96-QQwt)
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2020/02/29(土) 02:15:54.16ID:IocfVypj0GARLIC
Dubliners by James Joyce

Ulyssesと共にDublinを現代文学の最も重要な都市の一つに押し上げた言わずと知れた古典であり、
抑圧された自民族の言語Irishではなく英語という支配民族の言語で書き、
Kafkaと共に今日的なminor literatureの完全な実践であるJoyceの文学の出発点。

自ら‘a chapter of the moral history of my country’と語った試みは、
英国支配下のIrelandにおける精神的moralな麻痺paralysisの症例研究であり、
そこで我々は伝統的な文学の充実したful-filled意味の営みから遠ざけられている。
そうした意味の手前にある挫折した形象を集めたこの短編集は、
しばしばとらえ難い空虚な印象を与えるかもしれないが、
それはここでは欠陥ではなく長所である。

現代文学の最も重要な源泉としてのminor literatureへの一つの手引きとして。
0010名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 6bf0-Lqe9)
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2020/03/08(日) 13:51:59.99ID:7UUfHLw10
 In Bed with Strangers: Swinging My Way to Self-Discovery
  by Casey Donatello

 スウィングの世界で活躍している単独女性の自伝。
料理学校を卒業してレストランの厨房に就職。そこの上司と不倫関係になって、
二人でスワッピングの世界に入る。その彼氏と苦い別れのあと、
単独の女性としてこの世界でたくさんの人達と性交。まるで最高のセックスを求めて
冒険の旅に出たような感じです。
 潮吹きを実現するコツ、激しいセックスの最中に男のペニスが骨折(?)する事故、
膣に二本のペニスを同時に挿入、、、どんどんエスカレート。
 やがて精神的に破綻して、ライフコーチのカウンセリングを受ける。
そして態勢を立て直して再びこの世界に。
 彼女は性的な優越性を自負することで、この世界に自分の居場所を見つけたようです。
性的なプライドの獲得とたくさんのセックスフレンド。
 でもねぇ、若いうちはいいけど年取ったらどうするの。やはり人間は一対一の
愛着関係が基本ではないかと思いました。
0011名無しさん@英語勉強中 (JP 0H3f-Inmc)
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2020/03/08(日) 14:58:12.43ID:Gl3X/iyjH
アスペやな
0012名無しさん@英語勉強中 (JP 0H3f-Inmc)
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2020/03/08(日) 14:59:23.87ID:Gl3X/iyjH
アスペやな
0013名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 3b92-6bZ6)
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2020/03/10(火) 21:58:26.84ID:jGAnmgUx0
>>12
ちがうよ
0014名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM51-g9+3)
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2020/03/17(火) 12:40:23.32ID:xtrxeHC3M
The Big Sleep by Raymond Chandler

古典的なdetective storiesが余りに本当らしさを欠いて不自然contrivedであることを批判したChandlerが、
Philip Marloweを初めて登場させたhard-boiled作品。
知性が遂行する論理的な推理deductionの連鎖よりもplausibleな量的な尺度に従うChandlerのrealismは、
一分のすきもない推理よりもことによると一層難解である。
古典的な探偵が専ら頭脳によって仕事をするのと対照的に、
彼は絶えず車を乗り回し危険を冒して怪しげな場所を渡り歩く。
古典的な探偵小説が無縁であった暗黒街の社会的milieuがここでは決定的な意味を持つ。

Chandlerが古典的な探偵小説は‘has learned nothing and forgotten nothing’と皮肉ったように、
密室の死体のようなConan DoyleやAgatha Christine以来百年一日の探偵小説の仕掛けにうんざりした人に。
0015名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM51-g9+3)
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2020/03/17(火) 12:50:10.26ID:xtrxeHC3M
ついでながらHoward Hawksによる映画化にはFaulknerが脚本に手を貸し(つまりただの映画ではない)ているが、
おそらく原作以上に難解で、
いつだったか原作を読む前に一度見たきりだがまるでついて行けなかった。
黒沢清(無論ただの映画作家ではない)がまったく同じように語っていたので、
私の理解力が乏しかったわけでもないと思う。
0016名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ a9f0-FfQu)
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2020/03/17(火) 16:35:37.46ID:8EUMHyXx0
 First Love :By Ivan Turgenev (Annotated)

 ロシア文学、ツルゲーネフの「初恋」英訳版
 16歳の少年が、田舎の別荘で、隣にやってきた年上の魅力的な女性に恋をした。
魅力的な彼女の家には、思いを寄せる男たちが毎日集まって来る。
ライバルは多い。ところが、話は意外な展開になってゆく、、、
 ツルゲーネフは農奴解放などの政治的な作品も書いているようですが、
これは純粋な恋愛小説で、本人の実際の体験に基づいて書かれているみたいです。
 実は、いま読み終えたばかりなのですが、なぜか涙がポロポロ出てくる。
人生とはなんだろうか、なんていう青臭い思いに浸ってしまう。
0018名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ a9f0-FfQu)
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2020/03/17(火) 19:57:24.87ID:8EUMHyXx0
>>16
追記
 これのキンドル版は同じようなのが非常にたくさんあって、
どれを選んでいいのかわからなくて混乱した。
いくつか、試し読みしてみて、買ったのが ASIN: B084VPXM4G
しかし、これは Annotated と書いてあるにもかかわらずどこにも脚注がなかったし、
英訳したのが誰なのか不明。ただそれなりに読みやすかったので、これを最後まで読んだ。
 捜してみれば、他にもっと良いのがあるかもしれない。
0019名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 7d96-g9+3)
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2020/03/17(火) 20:56:22.68ID:NWkYapfK0
最近はペーパーバックでも、
出版社にIndependently publishedと表記されたものは、
タイトルを含む書誌情報まで使い回しで出鱈目な状態だね。
一体どうするつもりなんだろうね?
注釈付きで出所の確かな版が欲しいなら、
伝統的な書籍の出版社で他所で書誌情報が確認できるものから選ぶしかないんじゃない?
0020名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 6996-ED79)
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2020/03/18(水) 10:58:40.89ID:V42D2MOj0
>>17
桜の園はチェーホフだよね、一方、ツルゲーネフは1世代(約30年)古い作家
また、チェーホフなら、戯曲よりも短編小説の方が面白いと思う

ツルゲーネフの二葉亭四迷訳「あいびき」は、当時、日本の作家に大きな影響を与えた
国語の授業では、日本語の言文一致体で書かれた最初の小説は二葉亭の「浮雲」だと習うもの
の、現在、私たちが使っている言文一致体の源流は、むしろ二葉亭の訳文の方に近い

このことは青空文庫の「あいびき」と「浮雲」両作の文体を比較しても一目瞭然だし、柄谷行人や
橋本治などによっても指摘されている
0021名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ a9f0-W/ZL)
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2020/03/18(水) 13:44:50.34ID:EjZeUO3Y0
>>17
>>20
「初恋」と二葉亭四迷訳の「あいびき」は別の作品です。
話題が逸脱しています。雑談スレに転載しておきましたので、
この話題の続きは向こうのスレでお願いします。

洋書・読み終えた本の感想スレ・雑談あり 1
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/english/1580439906/
0022名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM05-tCoU)
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2020/03/19(木) 15:06:43.66ID:MbZP3QpHM
The Stand by Stephen King

たまたま読み進めるうちに新型肺炎の流行が始まり、
虚構と現実の話題がシンクロして奇妙な現実感の乖離に陥りそうだった。
軍の研究施設から事故で感染が広まり、
これも初期症状がくしゃみや発熱などで風邪と見分けがつかない。
そうしてほとんと無人となった世界を、
ウィルスに免疫があって生き残った人々が彷徨う様子はまた読んでもらうとして、
ここではちょっとした所感を一つ。

Kingを読んでいるとしばしば非常に感心すると同時に、
かなり通俗的な印象を受けることがある。
ある箇所で事態の処理にあたっている人物が唐突にYeatsのapocalypticな詩行を引用するのだが、
その意図があまりにもあからさまでほとんど文学的センスを欠いている。
もちろんその人物は特別な文学的教養のない技術者なのだか、
この文脈におけるYeatsの詩行の選択には一定のauthorialな判断が働いている(と思う)。

Kingの作品は他に例のないidiosyncraticな表現(Kingism)を含めて多くのslangに溢れているが、
一冊の本から辞書にこれだけ用例が採られる存命の作家も少ないので、
現代英語を学びたい人もどうぞ。
0023名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW cb96-CJtn)
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2020/04/08(水) 14:52:09.57ID:28gplBLH0
>>22
> The Stand by Stephen King

結局、Yeatsの詩句はさほど重要ではなかったかもしれないけど、
一方Bible(‘My name is Legion’, Christ/Abagail in the wilderness, etc.)と
Lord of the Rings(Flagg's quasi-omniscient ‘red Eye’ & the Fellowship led by Stu)への参照はずっと明らか。

こうした先行する作品の模倣や反復は現代文学の顕著な特徴なんだけど、
現代には馴染まないGoodとEvilの戦いのような疑似神学的テーマを支えている今一つの要素はpopular cultureとの融合だと思う。
現代のpopular cultureの想像力がなければ、
ウィルスCaptain Trips(恐らくdrugからの連想)によって人類の大半が死滅し、
最後には核弾頭まで炸裂するこのmelodramaticでkitschな現代のapocalypseは、
案外陳腐なホラー小説に過ぎなかったかもしれない。
0024名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 2ff0-KRXG)
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2020/04/10(金) 16:49:38.63ID:6hfIJwOL0
 Pains and Penalties: (A Craft and Hobby Cozy Mystery)
   (Geeks and Things Cozy Mysteries Book 1)
 by Sarah Biglow

 コージー・ミステリーなんていうジャンルがあるんですね。初めて知りました。
適当な日本語がないのでカタカナ語が使われているみたい。家庭的な推理小説という
感じかな。残酷なシーや暴力的なシーンが無いので安心して読めます。
 小さな町の夏至祭で、毎年開かれているお菓子のコンテスト。その常連の参加者の
女性が、お茶を飲んでいる途中で突然倒れて死んでしまった。毒殺か、、、
ということで、会場にいた素人探偵のカリーナが大活躍。
 連続シリーズ第一巻目で、全72ページ。Kindle版のみで紙の本はありません。
 急に違うタイプの作家の本を読むと、言葉遣いの違いから最初は戸惑ったけれど、
結構面白かったです。
 それにしても、推理作家はよくこんな込み入ったストーリーを考えるものですね。
でも、ストーリー展開を優先させるために、登場人物の心理的なリアリティが
多少犠牲になってしまうのは仕方のないことなのかな。
0025名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM9f-CJtn)
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2020/04/12(日) 17:35:57.92ID:YNEhnAFcM
The Alexandria Quartet by Lawrence Durrell

20世紀の最も美しいlove storyの一つ。 
これは19世紀的なroman fleuveではなく、
Quartetの最初の三巻は本質的に同じ物語を異なる視点から語り直しており、
それが伝統的な小説のserialな形式(‘the time-saturated novel of the day’)とは異なる、
あらゆる方向に発散するProustianな厚みのある時間を構成している。
Comédie humaineのような作品はいかに広大であろうと、
そこに描かれる世界は益々多くの実体的なcharactersやeventsで占められている。
しかしここでは逆に異なる証言の間の益々大きくなる隙間は埋められず、
最終的な真実はProustの小説のように互いに位置を変えるshifting断片の中に散逸してゆく。

全編を通じてSadeがepigraphとして掲げられているが(第一巻JustineはSadeの作品から取られている)、
この作品はSadeの‘pure rationalism’から考えうる限り遠くにありながら、
同時にhuman passionsの探究を基礎に据えたその精神において共通している。
0026名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ bf33-csEB)
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2020/04/17(金) 00:42:52.08ID:xNr6VuyN0
The Time Traveler's Wife

遺伝疾患のため、意思と無関係にタイムスリップしてしまうヘンリーと、
幼少時から様々な年齢のヘンリーに会い続け、結婚するクレアの愛物語。
各節ごとに、クレアとヘンリーの一人称がくるくると切り替わりながら、
時間が行ったり来たりする。
タイムパラドックスを回避するために、決定論的宇宙観を採用しているので、
物語中で起こるあらゆる事象・事件・事故は絶対に変えられない。
全てを受け入れる、それが愛。

SFとしては出オチだが、まずまず納得のいく展開。
文章は平易で、数ページごとの節で区切られているため、とても読みやすい。
作者の文学・芸術・音楽に対する偏愛を微笑ましいと思うかウザいと思うかで好みが分かれるかも。
俺は10点満点で8点。

ヘンリーの超人的知性体力精神力に女作家の妄想を見る。
優しい男とは、女のアソコをよく舐める男、
強い男とは、自分の死を目前に平然としていられる男、
恰好いい男とは、素っ裸でも紳士道を貫ける男。
0027名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM8b-AKYr)
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2020/04/17(金) 13:30:24.42ID:WxTOOod1M
タイムスリップ自体は古典的なネタだけど、
昔からあるタイムパトロールなんて正直無理があると思うし、
でも決定論っていうのも案外珍しい気がする。
鏡明の『不確定世界の探偵物語』なんかはまるきり逆の方向に振り切っちゃうけど。
0028名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 9b96-eHaU)
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2020/04/27(月) 13:46:55.91ID:tgrHT0ZD0
The Wild Palms [If I Forget Thee, Jerusalem] by William Faulkner

初めて知ったのは昔のGodardの映画の中だったのについ機会を逸して、
外出自粛でようやく積ん読してた本に手を付けることができた。
決意のために何ものも顧みない禁じられたforbidden love story(The Wild Palms)と、
妊婦を連れて洪水のもたらしたelementalな運命と格闘する囚人(Old Man)の交わることのない二つの物語が交互に展開するのだが、
いずれも独自のmoral justiceを求めてgrotesqueなまでに想像力を欠いた世間の論理を踏み越えてゆく。
このrespectableでcomplacentな世間を後にしたtragic or anticな運命を貫く原理が、
Godard等を惹き付けたのかもしれない(‘Between grief and nothing I will take grief’)。
どうやらWendersの映画にも登場していたことは失念していたが。

一応言い添えておくと、Faulknerであれば今さらだがとても読み難い。
The Alexandra Quartetも偶然古書店で見つけて自宅で長いこと積ん読してたけど、
やはり(少なくとも私には)読書には適した折というものがあるので、
積ん読して時々チラチラ眺めておくのも悪くないと思う。
0029名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 9b96-h8Mu)
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2020/04/28(火) 19:42:36.20ID:6GBimJEt0
Eichmann in Jerusalem by Hannh Arendt

Nazi GermanyのofficialとしてHolocaustに関ったEichmannに対して戦後行われた裁判の記録であり、
有名な‘the Banality of the Evil’という言葉が広く世間に知られるきっかけとなった。

巨大なbureaucracyの‘tiny cog’として命令に従ってHolocaustのmachineryを作動させた一人のofficialの罪を裁くことは、
裁判でEichmann自身が何と(!)Kantの実践理性の道徳律さえ援用しえたことからしても、
現代の悪の形態を論じる場合の様々な理論的陥穽を顕わにする。
Arendtは裁判の過程を通してそうした難点を丁寧に解きほぐしながら、
いかに根源的な悪の主体のようなものが欠如したところから現代史上比類のない犯罪が生み出されたのかを明らかにしてゆく。

現代史やユダヤ人問題を論じる上で不可欠であるばかりか、
現代社会における哲学や倫理のあり方を考えるためにも重要な著作。
0030名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 9b96-h8Mu)
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2020/04/28(火) 20:05:52.52ID:6GBimJEt0
余談だが、若くしてArendtはHeideggerの教えを受けており表向きには絶えず師に対して敬意を払ったが、
一昔前にややscandalousに取り沙汰されたように、
Naziとの胡散臭い関係を一度も明確に精算しなかった(しかしその戦後の思想全般への決定的な影響力の深さから考えて)
この(恐らく)20世紀最大の哲学者とArendtの関係はなかなか複雑である。
現代において哲学もまた単なる偉大な思惟Denkenというだけではありえなくなったということでもあろうか。
0031名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM5b-aR2J)
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2020/05/04(月) 18:38:50.90ID:qsL+jf3pM
"Reflections Concerning the Causes of Liberty and Social Oppression" in Oppression and Liberty by Simone Weil (translated from French)

この特異な思想家の伝記的事実はひとまず脇に置いて、
Marxistでありpolitical activistであった若いWeilが、
いかにMarxの思想を糧として当時の状況に対峙したかを知ることができる。
執筆当時(1934年)全体主義の台頭と未曾有の経済的狂乱を前にして、
一方でMarxに残る観念的な残滓(e.g. ‘the historic mission of the proletariat’)を絶えず批判しながらも、
Weilの思考は根本においてMarxに忠実であり徹底して唯物論的である。
全体主義に劣らず人間から自由を奪う社social oppressionを支えるobjective (material) conditionsを分析しながら、
Weilの関心は絶えず社会を動かすblind collectivitiesに翻弄され押し潰される人間の運命に注がれている。

Weilは前年には亡命中のTrotskyを匿い直接意見までしているが、
一見pessimisticな調子に終始して理想を語らず、
徹底して唯物論的に現状を分析する若いWeilの姿が興味深い。

初めて読んだのはこの短い論考だけを収めた原語の小さな本でとても好きな作品だけど、
MarxやHegelを少しも知らないと論旨を掴み難い所があるかも。
0032名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 3df0-32x/)
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2020/05/13(水) 01:14:53.21ID:drTONQ+R0
 Faraway: A Suburban Boy's Story as a Victim of Sex Trafficking
  by R. K. Kline 、 Daniel D. Maurer

 実話です。神学校時代の友人で今は牧師をしている人から、電子メールで日記が
送られてきた。それは驚くべき内容だった。そこで内容をまとめて回想録として
出版することになった。
 早くから自分がゲイであることを自覚していたケビンは、14歳のときに
セックスフレンドから大人とセックスするとお金がもらえると聞いて、その話に乗った。
そして、いつの間にか少年を使ったゲイの売春組織に組み込まれていった。
 時代は70年代。ある公園を拠点に売春している他の二人と同じグループに入って
お客の相手。その二人との、まるで家族のような一体感。時々手配師の車に乗せられて
お客の家で売春。お客とのトラブル、警察とのトラブル、事故。
 仲間の死をきっかけに売春から足を洗うが、その後不良少年たちから集団レイプ。
親には言えない秘密 --- ゲイであること、売春していたこと。
そして自殺未遂。トラウマを抱えながら、牧師となり、カウンセリングで少しずつ回復。
そして現在に至るまでのこと。

 この人の親子関係を考えてみると、良く言えば子供の主体性を尊重して、あまり干渉しない
ということなのだけれど、これが疎外感を形成していたのかもしれない。
ヤクザのように非合法の世界に生きる人達が、仲間との一体感を求める気持ちに似ている。
0033名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 8333-imz8)
垢版 |
2020/05/16(土) 01:08:46.21ID:ZCUGUyLx0
The Man in the High Castle / Philip K. Dick

WWIIで敗北したアメリカは、西部を日本、東部をナチスドイツに切り取られる。
15年後、科学先進国のドイツと易占に頼る日本は冷戦の真っただ中。
そんな中でベストセラーとなった、連合国勝利の世界を描いた書物をめぐる、
日独米人の群像劇。

倒置省略、名詞節の羅列が多い、独特の文体。
丁寧に読むより勢いで読まないと意味がつかめない。外来語もてんこ盛り。
内容は極めて斬新。日独冷戦世界はともかく、なぜに易占?
その他、小道具にも登場人物にも、謎設定が多い。気が散る。

一読して分からず首をひねり、終章を読み直して…なるほど、天才の作品だね、これは。
謎設定が多いのは、作者自身、サイコロを振りながら書いたからなのではないか?
むしろそうであってこそ傑作に値する。
0034名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 8333-imz8)
垢版 |
2020/05/16(土) 01:15:16.38ID:ZCUGUyLx0
あ、10点満点中9点ね
0035名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4f92-augB)
垢版 |
2020/05/16(土) 09:02:01.08ID:+8gTqV8u0
>>33
この本は翻訳を読んだ。ww2で枢軸国が勝ち、アメリカ大陸をドイツが支配している
という現実とは逆の設定を置いて、骨董屋でバイトをしている女の身の回りを書いた
話をメインの軸にしながら、関係してくる話が派生的に書いている物語ですよね。
ナチスの中にもSSSとかいくつかの組織があって、互いに対立していたのだと
わかった。小説自体はつまらなかったよ
0037名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 8333-imz8)
垢版 |
2020/05/16(土) 16:07:09.23ID:ZCUGUyLx0
>>35
まあ、泣いたり笑ったり、ハラハラドキドキするような話ではないね。

この小説の面白さは、意外性と論理性、
不完全性定理を知ったときのような知的興奮にあって、
作者の狙いに気づかないと、
考証が甘く、テーマ性が弱く、ヤマ場もない凡作、
それこそ駄作ということになってしまうな。
0038名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM23-Y8G9)
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2020/05/16(土) 17:02:36.92ID:fZ/Cz6oCM
Dickはかなり読んでるけどその中でも傑作の部類だと思うよ。
確か架空の歴史の中にさらにその歴史を否定する架空の書物が入れ子状に仕込まれて、
Borgesみたいにfictionの方がempirical realityを侵食してしまうようないわゆるpostmodernな作品。
0041名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 8996-Y8G9)
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2020/05/18(月) 12:28:40.79ID:52OOZ82j0
The Complete Poems of Emily Dickinson

この時代に先んじた詩人の名を何度か目にしたことはあるだろうが、
遺された詩のidiosyncrasiesと相俟って今日その現代性は際立っている。
これまで折に触れて読む機会はあったが、
偶々纏った詩集を入手してあちこちで目にした詩句を読み返すことができた。

Crumbling is not an instant’s Act
[...]
Ruin is formal — Devil’s work
Consecutive and slow —
Fail in an instant, no man did
Slipping — is Crash’s law.

詩を読みつけないと語順もかなり自由だし、
見慣れないcapitalizationや独特のpunctuationに頭を悩まされるかもしれない
(特にDickinsonのpunctuationに関しては絶えず曖昧さが付き纏う)。
たとえruinが突然訪れるように見えても、
それは悪魔の仕業Devil's workのように一歩一歩着実に準備され(‘formal’, i.e. almost methodical, ‘consecutive and slow’)、
そこには何も見ない人が思い込むような偶然や飛躍はない。
ruinを運命の一撃ではなく緩慢でも押し止め難いmechanismに喩え、
それを独特なdictionで表現した詩句はmemorableであり教訓以上のことを伝えている。
詩は注釈し理解する以前に反芻することを意図されているが、
暗唱する習慣を失いつつある現代人はどれだけ適切に詩を読んでいるだろう?
0042名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 8996-Y8G9)
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2020/05/18(月) 13:50:55.40ID:52OOZ82j0
Bellocchioの映画のタイトルがDickinsonの"Good Morning, Midnight"から取られていたのを思い出した
(戦後のイタリアの疑獄事件を架空のalternate筋書きのもとで再現した映画は傑作)。
今日詩が自由なinspirationの源泉となることは益々減っているのだろうが、
記憶や経験の中に生きることの方が詩に相応しいのものかもしれない。
0043名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 2796-4hjF)
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2020/05/23(土) 04:35:37.90ID:LBTcZqqm0
>>41
> The Complete Poems of Emily Dickinson

997
> Crumbling is not an instant’s Act

もう一つ、よく知られているが。

288(上のJohnson版の番号)

I'm Nobody! Who are you?
Are you — Nobody — Too?
Then there's a pair of us!
Don't tell! they'd advertise — you know!

How dreary — to be — Somebody!
How public — like a Frog —
To tell one's name — the livelong June —
To an admiring Bog!

冒頭の‘Nobody’をperson of no consequenceと比喩的に取ることもできるが、
それは‘Who are you?’の答えにもなるのだから単なる否定辞(no-something)ではない
(‘Then _there's_ a pair of us!’)。
一方、‘Somebody’であることは‘dreary’(i.e. dull and depressing)でcommonであると見なされ、
逆に‘Nobody’であることの方がsingularな価値を獲得している。
無名の読者との間に結ばれた密かなcommunion/complicity(‘Don't tell!’)が世俗的なpublicityに勝るわけだが、
あたかも生前のobscurityを静かに受け入れる態度をparadox(‘I'm Nobody.
!’)の大胆な形式で表現して、
Dickinsonの最もpopularな詩の一つ。
0044名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 2796-4hjF)
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2020/05/24(日) 00:40:53.29ID:VhdvwqcN0
> 冒頭の‘Nobody’をperson of no consequenceと比喩的に取ることもできるが、
> それは‘Who are you?’の答えにもなるのだから単なる否定辞(no-something)ではない
> (‘Then _there's_ a pair of us!’)。

ちょっと後半は逆の意味になってしまった。

‘I'm Nobody!’はI'm not anybody!という矛盾した言明(paradox)である。
‘Nobody’と共に‘Somebody’もperson of importanceと比喩的に取ることもできるが、
同様にanybody at allとも取れるので、
こう解釈した方がDickinsonに相応しいかもしれない。
0045名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW b996-Xs6t)
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2020/06/01(月) 02:30:27.42ID:udSHDSem0
Sirk on Sirk: Conversations with Jon Halliday

戦前のNazi Germanyを逃れてAmericaに渡り、
その後はDouglas Sirkのcreditで数々の忘れ難いmelodramaを残した映画作家との対話。
Sirkが映画や作品の演出の手法について語る手際は大胆で見事であり、
Magnificent Obsession、All That Heaven Allows、Written on the Wind、Imitation of Life等々、
目眩く不朽の作品群に関する第一級の資料となっている。

到底救い難い台本からいかにしてMagnificent Obsessionような傑作が生まれたのか。
これも疑問に思ったことがあったが、
All That Heaven Allowsは(制作会社も誤解したように)従来は「天はすべて許し給う」と訳されていたが、
Sirkの意図は正反対で(つまりThat〜を普通に限定と解釈する)、
最近は「天が許し給うすべて」とより忠実に訳されている。
また、舞台演劇から演出の道を歩み始めたSirkは、
Euripidesやdeus ex machinaの概念を用いてHollywood流のhappy endを解釈して見せる。

映画作家の映画や自作についての対話としてもおそらく最も傑出したものの一つ。
0047名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ d1f0-+GDy)
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2020/06/02(火) 17:08:45.43ID:eECXb7F50
 Geography Club (The Russel Middlebrook Series Book 1)
  by Brent Hartinger

 映画化された作品ということで読んでみた。
孤独だったゲイの高校生の男が、あるきっかけから学校内のゲイの男やバイの女性たち
と出会い、この五人でサポートグループを作ることになった。
 で、いろいろな問題が発生するのだけれど、ゲイであることを一般の人に知らるのが
怖いんだね。だからこの五人は秘密結社のような繋がりになってゆく。
 主人公はゲイの正体がばれないように日常生活で嘘の自分を演じているのだけれど、
友人の頼みで、女性たちとダブルデートをすることになって、それがまた厄介なことに
なってゆく。その他にもいろいろなトラブルが発生。
 映画化されただけあって、面白い展開がいろいろあるけれど、作者のご都合主義的な
ストーリー展開も気になる。まあ、小説だからある程度は仕方ないか。
 全244ページ。
0048名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 3396-PmGh)
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2020/06/10(水) 12:26:10.10ID:+a1XMMcP0
>>45
> Sirk on Sirk: Conversations with Jon Halliday

Cassavetes on Cassavetes, ed. Ray Carney

同じシリーズに収められたものから。

あまたいる映画作家の中でもCassavetesは取り分け興味をそそる一人であろうが、
以前、濱口竜介のあの素晴らしい「ハッピーアワー」を観てから、
その演出の方法を明かした『カメラの前で演じること』の中でCassavetesが大きく取り上げられるのを見て、
今さらながらCassavetesに対する見方を新たにした。
ワークショップを通じて手探りで作り上げる「ハッピーアワー」の方法が、
想像以上にCassavetesから直接学んでいたのは新鮮だった。
言わばCassavetesが経験と直感に従って行ったことを方法として実践したというか。

書かれたscriptに頼らずしかし単なるimprovisationでもなく、
撮影の中でactorsがtextを自分のものにし(‘belong to them’)自分のpersonal感情で反応するまで追い込む手法は、
時にはその前でCassavetes自身が狼狽えるstaggeredような演技を引き出す。

とにかくすごく面白い本だか、
紙の本がまともに手に入らないSirkとは逆にKindleはないのかな。
Columboの後でPeter FalkがA Woman Under the Influenceに出演してるのとか、
改めて何かすごいことだと思う。
0049名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM87-PmGh)
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2020/06/15(月) 12:37:01.23ID:pvAKXs2XM
忘れてたけど、ed.となってるのは、
これがCassavetes自身によるautobiographyではなく、
Sirk on Sirkのような一貫したinterviewでもなく、
Cassavetesが様々な場面で語ったことを繋げて編集してるから。

Cassavetesは自分の作品は所謂「アート系」art pictureではなく、
自分もhighbrowでもintellectualでもなくstreet personだと語っているけど、
こういう事情は今も変わらないんだろうな。
結局、制作会社も観客も自分のイメージを投影できるほどほどに心地良い嘘を好むので
(映画ほど幻想と一体になった娯楽もない)、
現実の姿がscreenに映し出されれば逆に「アート」になってしまう。
その結果、こういう作品が専らインテリによって消費されるというのも皮肉な話。
0050名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM21-0WwX)
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2020/07/13(月) 12:52:15.35ID:vnhLxcG/M
Tender Is the Night by F. Scott Fitzgerald

岡崎京子のマンガの帯に「愛と資本主義」みたいなのがあった気がするけど、
Fitzgeraldのsubtitleをもじって‘A (Capitalist) Romance’と呼ぶべきかもしれない。
DickはNicoleを治療するpsychiatristでもあるのだが、
psychoanalysisのお馴染みのincest tabooやfamily ideologyは、
ここではbourgeois社会の矮小な神話以上の意味を担っていない。
Fitzgeraldはpsychoanalysisが固執する個人の歴史・物語historyをあっさり無視して、
Great Depressionに先立つ経済や社会が変容するbourgeois社会に及ぼす影響を巧みにすくい上げている。

かなり技巧的で読み難い箇所も多いが、
直接描写する以上に描写を通じて多様な意味作用を喚起するような文体で、
どこか結末の曖昧さとも通じるところがある。
Nicoleというcaseを治療していたつもりのDickは、
最終的に自分の方がより広大なcapitalismの転換期が生んだcaseとなるように見えるが、
それは最早psychoanalysisのcaseではなく、
彼自身もまたgeneral practitionerになっている。

Fitzgeraldを読むのも久しぶりだけど、
単なる‘A Romance’とはとても言えない手の込んだbourgeois社会とcapitalismの考察。
0051名無しさん@英語勉強中 (アウアウクー MM21-0WwX)
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2020/07/13(月) 13:00:05.22ID:vnhLxcG/M
やや懐しいPenguin Modern Classics版で読んだけど、
こういう分量の点でも内容の水準の点でも充実したIntroductionやNotesの付いた定食はやはり有り難いので、
いつでも手に入るようであってほしい。
疑問の余地のないmodern classicだけどそんなに読まれてない?
0052名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 0df0-xE3T)
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2020/07/31(金) 20:45:50.47ID:ZaHglQuo0
 狭き門 Andere Gide の英訳版

英訳版は訳者によってタイトルが異なります。
 "Strait Is the Gate" Dorothy Bussy 訳 紙の本のみ
 "The Narrow Gate" Walter Ballenberger 訳 Kindle版のみ
さがせば他にもあるかもしれませんが、とりあえずこの二つを交互に読んでいった。
どちらかが誤訳していると思われるところや、一行飛ばして訳していたり、
引用されている詩が英訳してあったりなかったりで、どっちもどっちという感じ。
 イトコ同士のジェロームとアリサは愛し合っていたはずなのに、婚約を前にして
足踏みしてしまい、その後は愛し合っているにもかかわらず、なぜか関係が壊れてゆく。
 作品の中では彼らの親子関係について書いている部分はわずかしかありませんが、
これはまさに心理的な近親姦の症例そのものではないかと思います。そして、
これこそが作者ジッドの人生そのものだったのではないかと思うのです。
不幸で寂しい異性の親の心の空白を埋めるために自分の欲求をすべて犠牲にして
親をサポートするように育てられた子供たちの運命。
自己犠牲を強いられた彼らにとっては、自分が幸せになることは罪なのです。
 ジェロームがアリサの不幸な一面に出会ったとき、それは自分と母親の関係がアリサ
との関係の中で再現された瞬間であり、彼の人生を決定づけた瞬間でもあったのです。
そしてこれは作者ジッドがアリサのモデルとなったイトコの女性との関係を決定づけた
瞬間を描いたものでもあるのです。作者の実際の体験と重なる部分が多いために、
作品がリアルなものになっています。
 ジェロームとアリサはそれぞれの親との関係を引きずっているために、自分たち恋愛
に際して、さまざまな葛藤に直面することになります。ジェロームはこの葛藤を回避
するために知性に逃避し、高尚な文学に逃避します。アリサは最後には神への信仰に
逃避していきます。
 作品の最後は非常に印象的な場面で終わっています。私も一緒に泣いてしまいました。
そして変えることのできない自分の過去に思いを巡らせて、さらに泣き続けてしまいました。
 人生とはいったいなんなのでしょうか、、
0053名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 5fe6-uYbi)
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2020/09/04(金) 09:52:33.09ID:cRQj2HDo0
どんな内容だったっけ?
狭き門
高校の時に読んだ。
語り手が第三者か、あるいは登場人物の一人で過去を思い出しながら語るという形式
それって信頼できない 語り手というふうにいうんだよね
小説はもともとフランス語。フランスというと、カミュとかわけわからんもの
ばかりかと思うけど、パルムの僧院だって面白かったし、狭き門も好きだったし、
昔のはそうではないんだね
0055名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 279d-ZVAM)
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2020/09/23(水) 12:51:06.92ID:9v5hMFqu0
単純にフランス文学は邦訳か
フランス語で読めばいいのにと思う

フランス語ができなくて
邦訳がないのは英訳で読むしかないけど
0056名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 6f33-4fpq)
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2020/10/03(土) 23:05:28.23ID:IvzpgjL40
「The Fox」 フレデリック・フォーサイス

神がかりなハッキング能力を持った自閉症の天才児に戦略的価値を見出した老スパイが、
ロシアやイラン、北朝鮮などを相手にハッキング攻撃を仕掛け、その背後にいるロシアの
スパイの頭目と対決する、という話。

家族にフォーサイス大好きな兄弟がいるので、どれひとつ読んでみようとつまんだもの。
兄弟に言わせればディテールがいい、リアリティがある、という話だったが、
各国の軍事・諜報組織や銃器・兵器についてウンチクが多いのは確かで、
それなりに時流をとらえたトピックを題材にしてもいる。
といっても、そういう Wikipedia 的な情報は別にして、物語としてみると、
ご都合主義なところがあまりに多い。
敵も味方も主人公の勝利のために動く将棋の駒のようで、あまり現実味は無いな。
俺ツエー系ライトノベルのようなものか?それはそれでいいんだけど。

主人公が理性の化け物みたいなリアリストで、それがクールと言えばクール。
何が楽しくてソレやってるの?と突っ込みたくなるが、誰もゴルゴ13に
そんなことを言ったりしないよな。

文章は極めて平易でテンポもよく、初中級者向き。
イギリスのオッサンは、おそらく、皆こんなのを読んでストレスを解消している。
夢中になるほどエモいシーンもないので、通勤のお供にも最適。

おそらくこの作者としては、出来のいい方の作品ではないのだろう。
高い点は付ける気がしないが、同じ作者で別のを読んでみてもいいなとは思った。
10点満点で6点。
0057名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4396-Kk5w)
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2020/10/04(日) 16:17:51.91ID:9cnyUlpL0
>>55
> 単純にフランス文学は邦訳か
> フランス語で読めばいいのにと思う

それは英語の本を読まない人か、英語で本を読むのが好きでない人の言い分だよね

1つは英語で読むのが楽しいから英語で読むわけだし、逆に言えば日本語で読むのは
原著が日本語で書かれた本だけで十分、翻訳作品はすべて英語で読む、という考え方
だってあってもいい

また、同じヨーロッパ圏内の言語であれば語源を共有しているものも多いし、歴史、宗教、
文化を共有している部分も多いため、翻訳者の感覚や理解も、(明治になり欧米と交流を
始めたばかりの)日本人よりは、ずっと根の深いところでつながっている部分が多い

こうした事情は、漢字を共有している日本語の方が、中国の古典を英語に翻訳するよりも
細かいニュアンスを伝えやすいというのに似ている
0058名無しさん@英語勉強中 (オッペケ Sr47-8YkJ)
垢版 |
2020/10/06(火) 21:53:03.30ID:MaWN567dr
英語が好きなら
英語オリジナルの本が
読み切れないほどあるよ
0059名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 6396-xYNh)
垢版 |
2020/10/07(水) 12:54:10.33ID:1tgiF4Te0
さすがに(原著が英語で書かれた)英米文学だけしか読んじゃダメというのは範囲が狭すぎて窮屈
フランス、ドイツ、ロシア、イタリア、それにラテンアメリカの小説あたりまでは普通に読みたい

なら、邦訳で読めという人もいるけど、アルファベットと横書きで書かれた作品は、やっぱりアルファ
ベットと横書き(英訳)で読むほうがより自然だと思う
0061名無しさん@英語勉強中 (ササクッテロ Sp0f-Eh3t)
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2020/10/20(火) 12:43:11.17ID:/udzYdrlp
それならなぜ英語で書かれた本の邦訳はダメなんだろ
0063名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 399d-B6QP)
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2020/10/21(水) 15:47:40.86ID:+CFsTnOP0
ドイツ語に凝ってた時があって
アガサクリスティの独訳本買って
読んでたわ
翻訳なので楽に読めた(もちろん辞書など引かずにな)
まあ元が簡単なのもあるけど
0064名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4610-z4aL)
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2020/10/21(水) 18:24:19.56ID:4xxLM/Li0
"I am Pilgrim" (by Terry Hayes)

ちょっと古いが、900頁を超える長編のスパイ・ミステリー小説を読んでみた。
物語はニューヨークの殺人事件で幕を開け、9/11、主人公の過去のスパイ活動、イスラムテロリストのバイオテロ計画、
トルコでの殺人事件、等々へ拡散していくが、最後はテロリストとの一騎打ちへと収斂していく。 長編にもかかわらず
全く飽きさせないストーリー展開と筆力は素晴らしく、一挙に読める。多少強引な部分もあるが、元々映画の脚本家・
プロデューサーだったこともあり、エンターテインメントとしての全体の構成と組立て方はさすが。
英語も比較的平易なので読みやすい。
0065名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 533f-V6yJ)
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2020/10/30(金) 00:51:02.80ID:xjjWyqFs0
Tropic of Cancer by Henry Miller

かなりエログロだが語り手が金をちょろまかしたりして笑える
意外と爽やかな読後感

The sun is setting. I feel this river flowing through me its past, its ancient soil, the changing climate. The hills gently girdle it about: its course is fixed.
0066名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 533f-V6yJ)
垢版 |
2020/11/01(日) 01:10:05.78ID:Dzd+DZOK0
A purple typewriter by Frances Hudson

バツイチで女に幻想を抱けなくなっているユダヤ人男性の話
金に不自由はしていないが人生の半ばを過ぎて焦りのようなものがせり上がってくる
冒険への無根拠な憧れに逆らえないでいる状態
0067名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 8b1c-L1Xi)
垢版 |
2020/11/01(日) 18:36:15.16ID:QZCD+aOu0
児童向けの小説でもSVL12000とパス単シリーズに載ってない単語けっこうあるんですね
0068名無しさん@英語勉強中 (HappyBirthday! c23f-R5ik)
垢版 |
2020/11/20(金) 19:18:39.22ID:NXatkSxq0HAPPY
The hound of the Baskervilles by Sir Arthur Conan Doyle

因縁話を絡めたミステリーだが
今となっては謎が単純すぎる
ムーアの情景描写は盛り過ぎ
0069名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ c23f-R5ik)
垢版 |
2020/11/23(月) 23:59:10.63ID:FFmVX8FU0
Anne of Green Gables by Lucy Maud Montgomery

想像していたよりも面白かった
女子の会話は生き生きしているなあ
マリラの告白は大人でないと胸に響かないだろうなあ
0070名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 9f3f-7vHe)
垢版 |
2020/11/26(木) 23:23:46.00ID:N07pOH/30
A permanent homecoming by Barbara Griffiths

帰郷を拒むバツイチの精神疾患の女
忘れようとすることは思い出そうとすることと変わらない
忘れるということはまた忘れられるということでもある
0071名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 9f3f-7vHe)
垢版 |
2020/11/27(金) 22:43:31.88ID:wbn9TVVq0
What I want from mine by Barbara Griffiths

自殺および自殺者についての感懐
他人との距離の取り方を間違えることの恐怖
知らぬが仏を決め込むのもありだな
0072名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 9f3f-7vHe)
垢版 |
2020/11/30(月) 00:33:21.06ID:5bChKrIA0
The haunted by Barbara Griffiths

毒親の話だけど
結局子供より親の方が子供っぽいわけよ
子供としては怒られるより泣かれる方が怖いわけで
0073名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 975d-wJDa)
垢版 |
2020/11/30(月) 04:15:49.33ID:vXm4THt/0
オマエら様教えてください。
エルリックサーガは、Kindleのどの版を最初に読めばいいんですか?
0074名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 975d-wJDa)
垢版 |
2020/11/30(月) 04:26:50.18ID:vXm4THt/0
あ、もちろんKindleの洋書で買いたいのです。
ハヤカワとかの翻訳物ではありません。
よろしく教えてください。お願いします。
0076名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 9f3f-7vHe)
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2020/12/01(火) 19:01:27.85ID:ZqSHHT0D0
Her husband by Barbara Griffiths

カナダに移住したギリシャ人カップル
妻は英語もフランス語も順調に上達して隣人と楽しそうにやっている
夫はそんな妻にギリシャ人の魂を忘れやがってと難癖つけまくり
0077名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ce3f-kZLf)
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2020/12/02(水) 20:40:42.20ID:FcNXbIs90
The son’s veto by Thomas Hardy

階級というものが厳然としてあるわけだ
‘He have been so comfortable these last few hours
that I am sure he cannot have missed us,’
she replied.
0078名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ce3f-pqbD)
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2020/12/03(木) 19:11:33.85ID:WJz6OIjV0
For conscience’ sake by Thomas Hardy 

終わり良ければという感じではない寂寥
自業自得というわけでもない
But he was harmless,
and even when he had been drinking said little.
0079名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ce3f-pqbD)
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2020/12/06(日) 10:51:23.29ID:11mNNjOE0
A dog of Flanders by Marie Louise de la Ramée

確かに名作ではないいなあ
ちょい古めの表現の勉強にはなるのかあ
まあならないか藁
Get thee gone ere the Baas see thee.
0080名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ce3f-pqbD)
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2020/12/08(火) 21:19:40.93ID:qRLUqhoj0
A tragedy of two ambitions by Thomas Hardy

上手いなあ
ちょっとした言い回しが的確かつ笑える
He resembled a sleeper who had awakened in a summer noon
expecting to find it only dawn.
0081名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ df3f-2pFw)
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2020/12/10(木) 19:08:46.95ID:eLUJUFfl0
An imaginative woman by Thomas Hardy

phantom pregnancy とは違う
まあ怪談の類だが
成長過程で子供は結構変わるからなあ
Through her half-opened eyes she perceived it to be Mr. Trewe.
0082名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW c796-sQ0+)
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2020/12/10(木) 20:25:19.73ID:0CxJJpLm0
>>75
The Standもどうぞ。

ITは過去と現在に関わっていて、
登場人物たちが特殊な力によって過去の記憶の一部を奪われているために、
物語の時系列がすごく入り組んでるのも圧巻だった。

Dhalgrenなんかで主人公がたびたび記憶を失ったり、
優れた現代文学の特徴だね。
0083名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ df3f-2pFw)
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2020/12/14(月) 19:14:09.02ID:9BrHO2uN0
On the Western Circuit by Thomas Hardy

肉体と精神の相克のようでいてやっぱり肉体ありきのような・・・
She wished she had married a London man
who knew the subtleties of love-making as they were evidently known to him
who had mistakenly caressed her hand.
0085名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ca3f-IaUb)
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2020/12/16(水) 19:18:01.48ID:x9/icS7A0
To please his wife by Thomas Hardy

落ち目になればなるほど他人と比べたがるようになるんだなあ
上辺の優しげな言葉も骨と皮だけになった体には痛かろう
‘O, Mrs. Jolliffe, I didn’t know it was you,’ said the young man kindly,
for he was aware how her baseless expectations moved her.
0086名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ca3f-IaUb)
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2020/12/17(木) 19:56:32.23ID:toTaTQ170
The melancholy hussar of the German Legion by Thomas Hardy

あの時ああじゃなかったらこうだったかとかなんとか
まあ偶然の積み重ねが人生という考え方もあるわけで
The older villagers, however, who know of the episode from their parents,
still recollect the place where the soldiers lie. Phyllis lies near.
0087名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ca3f-IaUb)
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2020/12/18(金) 20:44:03.86ID:YROVd4Lg0
The fiddler of the Reels by Thomas Hardy

エロスだなあ
She continued to wend her way through the figure of 8 that was formed by
her course, the fiddler introducing into his notes the wild and agonizing sweetness
of a living voice in one too highly wrought; its pathos running high and running low
in endless variation, projecting through her nerves excruciating spasms,
a sort of blissful torture.
0088名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ca3f-IaUb)
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2020/12/19(土) 13:00:42.45ID:UDKg1iaD0
A tradition of Eighteen Hundred and Four by Thomas Hardy

BoneyあるいはCorsican tyrant、Corsican ogre
いずれにしても語り方の問題は外国人には難しい
But if anything short of the direct testimony of his own eyes could persuade
an auditor that Bonaparte had examined these shores for himself with a view
to a practicable landing-place, it would have been Solomon Selby’s manner
of narrating the adventure which befell him on the down.
0089名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ca3f-IaUb)
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2020/12/20(日) 15:21:41.37ID:ytvlm14y0
A few crusted characters by Thomas Hardy

まずはIntroductionから
村人が次々と乗り込んできて
The returned villager waited silently, and the carrier went on:—
0090名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ca3f-IaUb)
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2020/12/21(月) 18:50:36.94ID:xeW1f6G00
A few crusted characters by Thomas Hardy

Tony Kytes, the Arch-Deceiver
イケメンじゃなくてもモテるんだなあ
’Twas a little, round, firm, tight face, with a seam here and there left
by the smallpox, but not enough to hurt his looks in a woman’s eye,
though he’d had it badish when he was a boy.
0091名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ ca3f-IaUb)
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2020/12/22(火) 20:32:58.59ID:4z7TBtXo0
A few crusted characters by Thomas Hardy

The history of the Hardcomes
堂々と元の鞘に収まったわけだ
Whatever their mutual feelings might have led them on to,
underhand behaviour was foreign to the nature of either.
0092名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 2b3f-OuI+)
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2020/12/23(水) 21:08:20.98ID:IOPh9xiY0
A few crusted characters by Thomas Hardy

The superstitious man’s story
怪談といっていいのだろうか
John Chiles was the first to wake, and as he looked towards his fellow-mower
he saw one of those great white miller’s-souls as we call ’em—that is to say,
a miller-moth—come from William’s open mouth while he slept, and fly straight away.
0093名無しさん@英語勉強中 (中止 2b3f-OuI+)
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2020/12/24(木) 19:59:36.01ID:XbdUMfbX0EVE
A few crusted characters by Thomas Hardy

Andrey Satchel and the parson and clerk
他人の結婚よりも狩りの方が面白いに決まってる藁
But really, good sport do carry away a man so,
that he’s apt to forget his high persuasion!
0094名無しさん@英語勉強中 (中止 2b3f-OuI+)
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2020/12/25(金) 19:02:55.50ID:vYgCbhgc0XMAS
A few crusted characters by Thomas Hardy

Old Andrey’s experience as a musician
正直どーでもいい話
Andrew’s face looked as if it were made of rotten apple as he stood
in the circle of players in front of his book; for if there was one person
in the parish that everybody was afraid of, ’twas this hook-nosed old lady.
0095名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 2b3f-OuI+)
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2020/12/27(日) 11:22:01.64ID:nBSGnb620
A few crusted characters by Thomas Hardy

Absent-mindedness in a parish choir
オルガンの導入というのは教会の合理化だったのかも
Then the unfortunate church band came to their senses,
and remembered where they were; and ’twas a sight to see
Nicholas Pudding come and Timothy Thomas and John Biles creep down
the gallery stairs with their fiddles under their arms,
and poor Dan’l Hornhead with his serpent, and Robert Dowdle with his clarionet,
all looking as little as ninepins; and out they went.
0096名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 2b3f-OuI+)
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2020/12/28(月) 20:33:37.12ID:QHSIJDYk0
A few crusted characters by Thomas Hardy

The Winters and the Palmleys
女二人に一人の男、次の世代への因果、教養格差、死
結局みな不幸な末路を辿るのであった
Now Harriet liked the young man’s presents and the admiration of his eyes;
but on paper he was less attractive to her.
0097名無しさん@英語勉強中 (ニククエ 2b3f-OuI+)
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2020/12/29(火) 19:45:09.97ID:SiviQsUp0NIKU
A few crusted characters by Thomas Hardy

Incident in the life of Mr. George Crookhill
いかなる理由があろうとも他人の服を勝手に着てはいけません
He was wearing Farmer Jollice’s suit o’ clothes, and he slept in the same room
wi’ me, and brought up the subject of changing clothes, which put it into my head
to dress myself in his suit before he was awake.
0098名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ fa3f-Pdp+)
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2020/12/30(水) 11:49:10.13ID:tGADQV300
A few crusted characters by Thomas Hardy

Netty Sargent’s copyhold
このエピソードよりも締めの帰郷者の荒涼たる心模様
さらには作者の垂れる訓戒こそが涙を誘うのである
Time had not condescended to wait his pleasure, nor local life his greeting.
0099名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ fa3f-Pdp+)
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2020/12/31(木) 08:07:40.07ID:qGbJQxkk0
The three strangers by Thomas Hardy

脱獄囚、処刑人、面会者、宴の夜、激しい雨
While he stood, the boom of the serpent within the adjacent house,
and the lesser strains of the fiddler, reached the spot as an accompaniment
to the surging hiss of the flying rain on the sod,
its louder beating on the cabbage-leaves of the garden,
on the eight or ten beehives just discernible by the path,
and its dripping from the eaves into a row of buckets and pans
that had been placed under the walls of the cottage.
0100名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 639d-st9C)
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2020/12/31(木) 15:04:55.44ID:0VHFy6n50
Go-getters achieve their goals.
I's natural thing because they decide, act, and push themselves to realize their purposes.
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