英語が世界共通語に未だになりきれない一番の理由は、Hだと思う。

フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語に、Hの音が存在しないのは有名だが
ギリシア語、ロシア語、中国語にも、じつはHの音は存在しない。
もっとも、後者の国には、近似音としてXの音がある(中国語のニイハオ、ロシア語のハラショーの「ハ」の音)
自分が発音するぶんにはこれで代用できるが、しかし、それでも相手の喋ってるH音を聞き取ることはできない。

いまの時代にも、なお英語が通じにくい世界の国を見てみると、Hの音を発音できない人たちの分布ときれいに一致する。
このことから、この音が難しすぎるせいで、英語が世界共通語になりきれてないことがわかる。

とすると、エスペラントが英語の代わりにならないことがよくわかる。
なぜなら、エスペラントには、Hの音がある上に、Xの音まであるからだ。
インテルリングアはラテン系言語の共通言語として開発されたが、なにを血迷ったかHの音を残してしまった。
結局、世界共通語となりうるのは、Hの音を発音せずにすむフランス語しかありえないことになる。