新潟県、県歌にも残る「人口トップ県V10」の栄光

今や「人口トップの都道府県はどこか?」という疑問には誰でも答えられるが、明治期から戦前までは、毎年のように首位が入れ替わる「群雄割拠」の時代だった。

 現在人口が532万人で全国8位の北海道は、明治21年(1888年)に全国最下位だったが、
屯田兵の入植などで年を追うごとに人口は増加。
太平洋戦争中には多くの疎開者が加わり、終戦を迎えた昭和20年(1945年)の人口は352万人で、東京の349万人を上回った。明治後期以降で東京が1位を明け渡したのはこの年だけだ。