新潟県会第2勢力「未来」、知事与党の存在感発揮に全力 世論へのアピール鍵
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00000019-san-l15

 民進党系会派の民進にいがた(7人)と社民党系の社会民主県民連合(3人)が4月に結成した県議会の新会派「未来にいがた」が、
米山隆一知事の「知事与党」としての存在感を発揮しようと、初めて臨む定例会で躍起になっている。
最大会派の自民党に対抗するのは数では到底かなわず、世論をいかに味方につけるかが鍵を握りそうだ。

 未来の代表に就いた社民党県連代表の小山芳元氏は、6月29日の定例会で代表質問に登壇。
「巨大マンモスの自民党さんからみれば小さいアリが一つの巣に入っているようなもので、
数の力というマンモスの足で踏みつぶされてしまう存在かもしれないが、
数で足りない分は民意が支えてくれると信じ前進する」と、新会派の意義を強調した。

 これに対し、米山知事は「多数少数にかかわらず意見を真摯(しんし)にうかがい、
忌憚のない議論の中で新たな新潟の未来をつくりたい」と新会派にエールを送った。

 30日の一般質問は、自民と未来が3人ずつと形の上ではがっぷり四つ。
取材に対し、小山氏は「最高のスタートを切った。無所属の5人の協力も得ており、15票は県民の声。
代表質問で一定の存在感は示せた」と胸を張った。

 「15票」とは、28日の副議長選に立候補した小山氏が得た票。
副議長に選出された自民の沢野修氏は36票だったものの、小山氏は未来以外の5人を味方につけたことを誇った。

 当面の焦点は、今月14日の6月定例会最終日に決まる各委員長のポスト。
これまでの調整で未来は特別委員長の座を要求したものの、自民が拒否。
小山氏は「(未来のポスト)1つは当たり前だが、それをさせない」と不満を募らせる。


党派超えた人材発掘へ 民進新潟県連が政治塾設立
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170706-00000020-san-l15

 民進党県連は「新潟の未来を創造する政治経済塾」を設立し、17日に第1期の入塾式を開く。
鷲尾英一郎代表は「(同党県連には)県民の心を一緒につかみ、
政治・経済のリーダーとなり得る人材が足りなかった」としており、主義や党派を超えた人材の発掘と育成を目指す。

 新潟未来政経塾の定員は20人程度。受講料は一般男性が1万円、女性と学生が5千円。10日まで応募を受け付けている。

 入塾式では同党にも在籍した米山隆一知事が講師を務める。第1期は来年3月までに6回程度の講義を開催。
東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)や第9管区海上保安本部(新潟市中央区)への視察、朝鮮半島の専門家の講演などを予定している。

 同党県連は平成25年まで「政治スクール」を随時開いていたが、
参院選や知事選の候補者擁立などで後手に回った教訓を踏まえ、政経塾を再出発を図る活動の一つに位置づけている。
問い合わせは同党県連(電)025・282・1000。