伊藤博文暗殺 黒幕はドイツだった!?『激動の日本近現代史 1852-1941』
https://www.sankei.com/article/20170909-VMC253QMYJKNDL6RGU34IZHXOI/
『激動の日本近現代史 1852-1941』で渡辺氏はドイツ黒幕説を主張しているが、注目すべきは、伊藤・ココツェフの会談の
目的は、ロシアが利権を持つ東清鉄道の売却交渉であったという見方。
旅順への出口が絶たれ、財政負担が大きい東清鉄道を運営する意欲を失ったロシアは日本に売却しようと考えた。
その情報を入手したクーン・ローブ商会のジェイコブ・シフはハリマンに伝え、渋沢栄一や高橋是清にもその情報を伝えた上で
南南洲鉄道売却を打診したが、断られた。
一方、満鉄買収をまだあきらめていなかったハリマンは、彼ら以上の実力者の伊藤博文を動かし、東清鉄道の買収交渉を
日本にやらせ、さらに平行線の錦愛鉄道計画を取り下げる代わりに満鉄買収もしくは経営参加を日本政府に求めようとした。
伊藤が米国資本との協調路線に日本の舵を切らせようとしていたなら、渡辺氏の推測と違って、満州の事実上の植民地化を
狙い、伊藤を亡き者にしようとする意志が日本国内に存在していたことになる。
だとすれば伊藤暗殺事件こそ日本の命運が決した日と言える。

安重根/伊藤博文暗殺事件
http://www.y-history.net/appendix/wh1403-064.html
衝撃の伊藤博文暗殺 その凶弾は、日本を対韓強攻策に走らせた
https://www.sankei.com/article/20180909-GR3JHDOC7VJYPFB6YUXAFUZ4EU/
伊藤博文暗殺の真相 黒幕はロシア!?
https://historivia.com/ito-hirobumi/968/
■ 伊藤博文の暗殺と安重根
https://ywhc.ken-shin.net/futski/6_2_g.html
満鉄をめぐるハリマンと小村寿太郎の対決
http://ktymtskz.my.coocan.jp/cabinet/hariman.htm