中国人留学生(右翼)作の漢詩?を批評してください
詩・ポエム板で立てるべきか迷いましたが、やはり漢文や中国史の知識が必要になるのでこちらにさせていただきました。
なぜ留学に来てるんだかわからないくらい右寄りの子が書いているので結構過激な内容になっていると思います。
厳密には現代中国語で古漢語っぽく書かれてるだけなので、ちょっと不自然な部分があるかもしれません。
無題
百川
信公揮師抗北禍、荩臣行軍抵東倭。
崖山破碎漢揮泪、金陵淪陷華悲歌。
戎狄欺吾民風弱、屠民劫財能奈何。
而今三千神機整、フ天捧日護民和。
関寧遼東威尚在、㩮星掬月拱天国。
当率鐡騎揚天祚、戮尽東夷狗奴倭。 >>2
漢文はど素人なので書き下すのは難しいですが、現代語訳だけしてみました。
後半3行はちょっと意味が取れない部分があったので曖昧です。
信国公(文天祥)は軍団を指揮して北の禍(元軍)に抵抗し、忠臣は行軍して東の倭(旧日本軍)に抵抗する。
崖山の戦いで打ち破れた漢(南宋人=漢民族)は涙をぬぐい、金陵(南京)は陥落して悲歌に華やぐ。
野蛮な異民族(元・大日本帝国)が我々漢民族を欺いて気風を弱め、民衆を殺し財産を略奪することはどうすることもできない。
しかし今は三千営と神機営(いずれも明の近衛軍)は整い、天を支え太陽を奉じて民衆を護る。
間寧(山海関と寧遠)と遼東には依然として威風があり、星を持ち上げ月を掬い上げ天国を取り巻く。
今こそ鉄騎を率いて天子を擁立し、東の蛮族たる倭(日本)を尽く殺戮すべきである。
前半の3行では、元の侵攻による南宋の滅亡と太平洋戦争中の南京陥落を、異民族による漢民族への侵略という観点から、重ね合わせているのだと思われます。
後半の3行では、明による元の打倒と漢民族王朝の復興を描写することで、現代中国の日本への勝利を暗に誇示しているのではないでしょうか。
まあ、内容はあれですけど、なかなか上手いこと考えるなあって感じですよね。 >>4
語句の意味を調べることはできるが時間がない
暇ができたら語釈を作るよ 最後の「国」「倭」で韻を踏ませているのが笑える
guo2とwo1で第2声(陽平)と第1声(陰平)なのはまあ
唐代にはどちらも「平声」だったからいいが
「国」は日本漢字音「コク」を見ればわかるように「入声」だったのだから
「倭」とは押韻できるはずがない
つまりこいつは入声音が無くなった官話系方言
(完全には入声が無くなっていない方言もその中にはあるが)の話し手、
簡単に言えば北方人だ
北方人が詩を作るのを苦手とする理由がこれ ナチスっぽいのは違う(ジークハイル・ヴィクトーリアhttps://youtu.be/pFQlmdR_HPsの替え歌 )
1
違う ナチスっぽいもの 違う 違う 違う
ナチスや 同じものとは 違う 違う 違う
ナチスっぽいものそれらを それらを それらを
ナチスだ ナチスだ それこそが ナチスと 同じだから
2
ナチスより危険な奴らは いるよ いるよ いるよ
トルーマン ポル・ポト ブルームバーグ 危険 危険 危険
ナチスと関係ないのも それらも それらも
全てを 全てを 無くすことは ナチスより 危ないから
3
奴らは生き物、大事なもの 全て 全て 全て
全て滅ぼす、奴らだから 滅べ 滅べ 滅べ
ナチスと関係ないのも それらも それらも
全てを 全てを 無くすことは ナチスより 危ないから
4
ナチスっぽいものも、安全 平気 平気 平気
それらを危ないという奴らこそ 怖い 怖い 怖い
ナチスっぽいものそれらを それらを それらを
ナチスだ ナチスだ それこそが ナチスと 同じだから 漢文だけならできるけど中国語が分からんから平仄がイマイチ分からんわ
詩として見るなら最後の二行がちょっと乱暴かなぁと思う