ハンJ文藝読書部
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単行本は書肆風の薔薇(現・水声社)とかいう割とお堅いところから出たのにスニーカー文庫系の角川ホラー文庫に入った稲生平太郎『アクアリウムの夜』すき
もともと角川の「小説王」とかいう雑誌に連載されてたのが休刊されたんでこういう経緯をたどったらしい
ちなみに稲生平太郎は奈良女子大学教授の英文学者・横山茂雄のペンネーム
英文学者としてはゴシック小説研究『異形のテクスト』で博士号をとってるんやが
『日影丈吉全集』の編集をやったり空飛ぶ円盤の研究書『何かが空を飛んでいる』を出したり幅の広い書き手 横山茂雄、今国書刊行会でドーキーアーカイブやっとるな
雑誌の幻想文学で連載してた英国怪奇小説紹介する連載まとめてくれんかな
ラノベの祖といや平井和正が浮かぶ 大森望的には平井和正の超革命的中学生集団が
ライトノベルの始祖やという認識らしいな ラノベの定義のひとつに電撃やスニーカー、富士見ファンタジアあたりのレーベルいうんがあるがそれ認めると自動的にラノベの祖も平井和正になるから妥当ではある
筒井康隆や眉村卓、光瀬龍、豊田有恒とラノベちっくなジュブナイル書いてるSF作家何人もおるがラノベレーベルの電撃文庫に作品が収録されたの平井和正だけやし 架空戦記もラノベの歴史的には入れておいて良さそう
読んでる人間の系譜としては繋がってそうやし 架空戦記も戦前に既に存在してたんよな
平田晋策や海野十三が書く軍事小説は当時の軍国少年たちが熱狂してたと山中恒が書いてたな 海野十三は大江健三郎から北杜夫まで読んどったいうからな
ちょっと前筒井康隆が海野十三オマージュ発表しとったなあ 矢作俊彦の「あ・じゃ・ぱん」とかディックの「高い城の男」みたいに掘り下げた架空戦記は好きやし
クランシーのジャック・ライアン物みたいに映画やゲームが面白いものは別やけど
佐藤大輔みたいなのはイマイチや
伊藤悠が描いたコミカライズ版『皇国の守護者』は面白かったが 戦記いうか改変ものやがノーマン・スピンラッド『鉄の夢』すこ
SF作家になったヒトラーがアメリカに移民して著したSF小説いう設定が面白い
スティーヴ・エリクスン『黒い時計の旅』とかルーチョ・チェーヴァ『枢軸万歳』とか第二次世界大戦がらみの歴史改変ものは多いな 戦前の架空戦記だと実際の軍人が書いてたり毒ガスの使用がメインだったりと大きく当時の国情を反映しとんのよね
H・G・ウェルズの「解放された世界」なんかは仮想戦記やけど現実に影響を与えたって点で歴史に残る1冊やで ウェルズと近代戦やと戦車の出現予言したとされる「陸の甲鉄艦」もあるな
近代戦関係ないがウェルズの短編に「ダイナモの神」って機械を辺境から来た無知な奴隷が神と崇める話あるがこれってカーゴ・カルトまんまやな
既に起こってたトゥカ運動のこと、知った上で書いたんやろか 高い城の男は仮想戦記と言うよりは改変ものやろうな
今の時代にあの頃のSFを読むと未だにソ連がある世界線を描いたともとれる
仮想戦記なら文芸とは離れるけど超弩級空母大和ってのが印象に残っとる
読んでて面白かったんやけど日本人のナチスとは違うって意地を感じたんで
そこらへんは未だにしこりが残っとるんやろうなと タイ東北部のコーンケンって街で本屋に入ってみたらタイ語に翻訳された『涼宮ハルヒの憂鬱』が売ってたわ
ラノベみたいな変則的な日本語の翻訳って大変そうやけどこなしてる翻訳者がいらっしゃるもんなんやなあ… 小川榮太郎が『文學界』で『剣と寒紅』で有名な福島次郎について論じていたらしい
『剣と寒紅』は裁判で出版差し止められたけど相当数刷ったから古書価格高くないんよな…
若き日の小川榮太郎さんの文芸評論が発掘される 福島次郎のゲイ小説を絶賛 「四つん這いになれよ」と提言も [389326466]
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1538659206/ 小川榮太郎の小林秀雄論高すぎないか
5500円って…
古本で普及版漱石全集全巻買える価格やで 富岡幸一郎とか新保祐司みたいな文芸保守になりたかった口かな小川は
ただ富岡や新保はまともな人文系出版から本出せるだけの筆力あったけど小川は… 2ちゃんで荒らしやってたんで嫌われてるからあれやけど山崎行太郎みたいにミニコミ中心に細々と文芸保守やってる分には問題なかったと思うンゴ
小川榮太郎は分不相応に出世欲出したからあんなことになったんちゃうか >>440
鮎川って死後あまり取り上げられないが詩人としても詩論家としても評論家としても巨匠中の巨匠だねえ
翻訳家としてもアメリカ文化研究者としても凄い 現代詩文庫って装丁変わった?昔からあんなのやったっけ?🤔 講談社文芸文庫の『幽 花腐し』読んどるけど
松浦寿輝って学者としてだけやなくて小説家としても上手やな 古井由吉ばりの凝った文体で芥川賞とったと思ったら
『名誉と恍惚』なんかエンタメとしても充分おもしろいし
何年か前に『川の光』とかいうネズミが主人公の小説をNHKでアニメ化もされとったな
学者も詩人もやって映画批評もラジオDJもやって、つくづく手広い人やなと思うわ デビュー当時の松浦は初期古井由吉の文体っぽいやね確かに🤔 最晩年はつくる会に参加してたの評価できないけど古山高麗雄の小説好き
「湯たんぽにビールを入れて」好き 「中上健次の妹」と呼ばれた李良枝の『ナビ・タリョン』すき😘
早世されたのが勿体無い😭 殿山泰司のエッセイの傑作選がちくま文庫から出たので是非
おもろいでえ はりきって岩波文庫買ったけどまだ取りかかってにゃい 岩波文庫といえば
何年か前に赤帯でジュリアン・グラックが『アルゴールの城にて』『シルトの岸辺』と続けて出たときはびっくりしたな
ヌーヴォー・ロマンへの反発からきたフランス本国での評価の高さ(存命中にほぼ全著作がプレイヤッド叢書に入る異例中の異例など)を思えば不思議でもないんやろが
あんな読みにくい凝った文体の作家なのに『陰鬱な美青年』も筑摩?から新装版出たし
倉橋由美子が絶賛した青柳瑞穂に始まって安藤元雄とか天沢退二郎とか訳者に恵まれたのもあるんかな
三島由紀夫にあんまりよくない訳文って書かれた『陰鬱な美青年』の小佐井伸二も芥川賞候補になって石川淳から評価された作家やし アマタイさんは留学の船で蓮實重彦と一緒だったんやっけ ジョー・R・ランズデールが好きや
「ダークライン」や「ボトムズ」みたいな暗いサスペンスの方じゃなくて、ハップ&レナードシリーズみたいな悪ノリが過ぎる作品の方が好きやね >>489
「ババ・ホ・テップ」は映画化された『プレスリーVSミイラ男』もおもろかったね 森達也の「下山事件」を読み初めてとても面白いんだが、色々と怪しげな人物を追っても
結局は徒労に終わることが分かってるノンフィクションを読むのって意味あるんだろうか?と思ったらなんか途中で放置してる
森達也がネトウヨから敵視される理由はよく分かった
当時盛り上がってた共産主義運動を潰すための陰謀ではなかろうか、って話だからなこの本 やっぱりチョンコパヨク民は浅い読み方しかできんみたいやな しゃれ [0] 【洒▼ 落▽】
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その場に合った,気のきいた,人を笑わせる文句。多く語呂合わせや地口(じぐち)をいう。 「 −を言う」 「駄−」
A
たわむれ事。冗談事。 「 −が通じない」
B
気のきいた服装や化粧で身なりをととのえていること。おしゃれ。 「生身玉(いきみだま)の里がへりに−を尽くし/百花譜」
C
当世風で気のきいていること。 「諸事−を好み,高慢の鼻たかくなりしゆゑ/黄表紙・高慢斎行脚日記」 〔「洒落」は当て字〕
しんちょくをしんしょうと読むのは誤読を笑われてるだけで「気を利かせて笑わせる」とはかけ離れてるんだよなあ
国語やり直したほうがいいぞ木村くん >>497
自分でコピペした内容くらい理解してから貼ろうな
発達ガイジくん >>498
内容理解してないのは木村くんやろ
誤読を誤魔化してシャレなんてのが通じるのは若い内で
50代のおっさんがやってもこいつ教養ないんやなあで終わりやぞ
まあそもそも15年以上韓国ウオッチしてまともな記事一つ作れなかった
木村くんには酷な話やろうけど… >>498
比喩の意味を理解してなかったナマポガイジがなんか言っとるで >>440
鮎川の初期を読んだら平林敏彦の『種子と破片』や飯島耕一の『他人の空』はどうや?
大岡信の初期詩篇もええで(初期の詩は後の評論家の印象とは大違いや)
鮎川は取り上げらんのではなくて一世を風靡したんで逆に風化がすすんだくちやな
滝口修造とかも忘れられとるよな どうせ頭悪いんやし
無理せんとラノベでも読んでおけよ >>502
比喩の意味もわからんでヘイト発言
都合が悪くなるとコピペペタペタ
そんな木村くんに文学はわからんのやろな
おじいちゃんこそ無理せず大好きな熟女AVでもレビューして余生を過ごしや ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています