股がり天使 火照りの桃源郷

コメディ要素もあるが、ソープランドを舞台にした出会うと別れを描いた感動作。
コロナに入って駄作を連発してきた監督:竹洞哲也 脚本:小松公典だが、これはなかなかの良作。
実在の吉原のソープランドを使ってロケ。ある程度取材をしてることもわかる。
スタッフ側にスポットを当てたり、ソープ舞台なので濡れ場が自然な入り口なのもいい。
高橋りほ演ずる泡嬢が先輩嬢やスタッフとの出会いを通しての成長物語。
友田彩也香演ずる人気嬢の孤独、スタッフのひとりである工藤翔子と一人息子の話。
そして要所要所で挟まる珍客と対峙するコメディ要素、これが組みあわさって流れていく構図がいい。
できれば友田彩也香演ずる人気嬢が辞めるまでをもっと丁寧に描いてほしかったが、
70分じゃ時間がなかったのかな。天然さが演じてるのかナチュラルなのかわからない高橋りほは面白い存在だった。