元はタブンネで何故ここまで従順になれるかは、教育の成果と言ってしまえばそこまでたが、やはり様々な苦労はあった。
タブンネにとって一番の驚異である外敵、食糧難を解決したことにより精神のバランスを保ち、
さらに大量捕獲の際に性格が大人しく温厚な個体を選別し、それらにより継がせてきたものもある。
タブンネも悪ばかりではなく、善もある。そこも利用してきたのだ。
さらに触角を無くしたことで他者を知ろうとする意識が消え、さらに疑いも消えた。
教育は主にビデオでの刷り込みではあるが、タブンネはその野生での弱性から危険を伝える為に親の子への遺伝は強い。

先述の屠殺時のようなケースもあるが、そういう個体はまびくの一番早く周りに影響もない。
昔のように見せしめはせず、「悪い」とだけ教えるのだ。


これら一連の改良に異を唱える者は誰もいない。

今や原生を無くし完全に人間達の為に存在するポケモンですらない生物。これが ニク だ。