【ニュースの陰影】気づけば毒に染められて
https://www.sankei.com/column/news/191027/clm1910270006-n1.html
時代劇のようだ」と多くの人が口にした。関西電力の役員ら２０人が、原子力発電所が立地する福井県高浜町の有力者から多額の金品を受け取っていた問題だ。
菓子折りの底には小判形の金貨が忍び、現金や商品券、米ドル、スーツ仕立券、金杯などもあった。
ギフトを受けると強い返礼の義務が生じ、両者を強く結びつける。
町助役を経て関電子会社の顧問を務め、地元建設会社とも関係が深かったＭ氏に、関電はどのように報いたのか。
原発マネーをめぐる闇は深い。
大きく傷ついた原子力事業の信頼回復のためにも、実態の解明は急務だ。
