アクマコン書き起こしA 決定稿

(観客からの質問。現地の言葉なのでわからず)
むずかしぃなぁ。
僕の先生に当たる京都アニメーションの木上益治っていう人が、いました。
ティーチャー。ヨシジ・キガミ
…亡くなったんですね。
ぼくが弟子入りしたときに、実はもう、何にも教えてくれない。
日本じゃよくある職人気質。
日本では、背中を見て覚えるっていう、背中を見て育つという言い方をするんですけど、木上さんの後ろに立って、彼の仕事を延々一日何時間も見てました。
彼の仕事姿を見て仕事をする姿を見て、ホントにアニメのことをゼロから学んだのが…もぼくの…そっからはもう自分の仕事に入ったので、未だに彼の背中を思い出しますね。
彼が唯一教えてくれたのが、いまだに覚えてるんですけど、妥協をするな。我を貫け、と。
だからみなさん多分ネットでご存知のヤマカンと、世界中…色んな議論を巻き起こしてる、僕のイメージというのは先生…師匠の教えを護った結果です。