【韓国】サムスン総帥・李在鎔の逮捕が浮き彫りにした韓国民の「財閥」への不信感[8/18] [無断転載禁止]©2ch.net
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8月7日、李在鎔・サムスン電子副会長に懲役12年の求刑が言い渡された。韓国史上、財閥オーナー家としては、2006年に不正融資などで起訴された金宇中・大宇グループ会長の求刑15年に次ぐ重い量刑。
李副会長にかけられた容疑は賄賂供与、横領、財産国外逃避などの5つ。韓国特別検察は「典型的な政経癒着」と主張したが、世論は騒然となった。
朴槿恵前大統領の弾劾を巡る裁判で弁護側に参加した保守派の弁護士は言う。
「皆が驚くほど異例の求刑ではありません。この裁判は朴前大統領を糾弾するための政治的裁判で、いわば朴前大統領裁判の前哨戦。李副会長の嫌疑の中の財産国外逃避は10年以上の懲役刑でもありますし、10年以下の量刑はあり得なかった。
ただ、本来なら10年の求刑が妥当なところを、2年加算されているのは(韓国)特別検察という性格上、目に見える実績を上げなければならないこと、絶対に有罪をとるという強い意思を表わしたものといえるでしょう。裁判所への圧迫もある。判決を前に裁判官は相当な重圧の中にいるはずです」
オーナー家で初めて拘置所に収容
李副会長が逮捕されたのは今年2月のこと。1月中旬には一度、根拠が薄いとして棄却されていたが、朴前大統領の弾劾についての裁判(3月10日)を前に事態は急展開した。
韓国の全国紙社会部記者は、「当時、朴前大統領と崔順実氏に迫るための重要人物の一人が李副会長でした」と言う。サムスングループでは、過去に2代目で李副会長の父親、李健熙会長が3度検察に召還されたがいずれも在宅起訴で、同グループのオーナー家の人間が逮捕されて拘置所に収容されたのは初めてのことだ。
大統領への働きかけはあったのか
裁判の焦点は、賄賂供与である「第三者供賄」の部分だ。
これは自身が確固たる総帥になるための準備過程で便宜を図ってもらおうと、崔順実・鄭ユラ氏の母娘へ賄賂433億ウォン(約42億円。贈賄と約束した金額を含む)を贈り、間接的に朴前大統領に口利きを働きかけたというもの。
李副会長は、李健熙会長の長男でサムスンの3代目。2014年5月に李会長が突然、心筋梗塞で倒れてからは事実上の総帥となり、グループを完全に支配するための準備が着々と進められてきた。
サムスングループは、グループ内の企業が互いの株を持つ「循環出資」という複雑な構造から成り立っている。サムスングループの中核企業は携帯電話のギャラクシーシリーズでお馴染みのサムスン電子だが、李副会長は同社の株を0.56%しか保有していない。そ
れでも総帥たり得るのは、たとえばサムスン生命がサムスン電子の、そのサムスン電子がサムスン物産の株を持つなど、少ない株式でも回り回って巨大グループが掌握できるようになっているためだ。
こうした構造上、李副会長がグループを支配するにはグループ内の2つの企業、旧サムスン物産と第一毛織(当時)の合併が不可欠だった。
2社は2015年7月に合併が承認されたが、実は合併にはすったもんだの一幕があった。合併比率が不利だとして旧サムスン物産の大株主である米国企業が合併に反対の声をあげていたのだ。
李副会長側は旧サムスン物産の筆頭株主だった韓国国民年金公団に合併に賛成してもらうよう朴前大統領と懇意だった崔氏に賄賂を贈り、大統領に働きかけてもらい、公団を自身に有利に動かした、というのが今回の裁判での韓国特別検察の主張だ。
弁護団は「シナリオに沿った起訴」と反駁
これに対し、李副会長側の総勢26人から成る弁護団は、「シナリオに沿った起訴」と特別検察を非難し、嫌疑ひとつひとつに反駁して無罪を主張している。
韓国特別検察は第三者供賄を裏付ける証拠として、朴前大統領の発言資料と当時の首席秘書室長の手帳、青瓦台(大統領府)から見つかった資料の物証と証人の証言をあげている。 しかし、「いずれも決定的な証拠というには難しい」と首を傾げるのは前出の社会部記者だ。
「崔氏に賄賂を送り、大統領に口利きを頼んだという構図はとてもわかりやすい。しかし、物証として挙げている元秘書室長の手帳には金額だけで目的は記されていないといわれ、それと証人の証言だけでは決定的な証拠にはなり得ない。
http://bunshun.jp/articles/-/3794
(>>2以降に続く) (>>1の続き)
それに、李副会長と朴前大統領との3回の面談も合併に口利きしたというには時期が合いません。2014年の面談は5分ほどと記録されているし、2015年に2回目に面談したのは合併後です。証拠として言われていることすべてが曖昧な印象なのです。
李副会長の賄賂供与が無罪となれば、崔氏の会社に送金したという財産国外逃避も単なる投資とみなされることになり、李副会長は無罪という結論に至るのですが……」
インターネットの書き込みには、「証拠も確かでないのにやり過ぎのパフォーマンス」という声が挙がるとともに「政権と財閥の癒着は許されない。罪を償うべき」とする声も多く見られる。
政経癒着こそが問われている
サムスンや財閥の経済的社会的支配力について研究、監視し、提言を続けてきた市民運動団体の参与連帯に所属し、「民主社会のための弁護士会」副会長でもある金南槿弁護士は「この裁判では政経癒着こそが問われている」と言う。
「財閥が時の政権に有利な扱いを求めて働きかける政経癒着は許されない。巨額の資金がサムスンから崔順実氏に流れました。大統領と親しかった崔氏に送金したということは大統領が関連していて、それは、前秘書室長が細かく記載していた手帳に書かれた金額が物語っている。
少なくとも崔氏へ乗馬用の馬を提供したことは賄賂と見なされる可能性が高い」
李副会長は、結審公判で「私がいくら至らず、だめな人間でも韓国国民の老後資金である国民年金に損害を出してまで欲を出したというのはあまりにもひどい誤解だ」と訴え、また、53回に及んだ公判では、自身は崔順実氏母娘への送金や乗馬用の馬の提供についても知らなかったと通した。
対して、李副会長と共に逮捕されたサムスングループの4人の幹部は、すべては自分たちの判断としている。常識で考えれば、巨額の出資について総帥が知らないはずはないだろう。
無罪は出しにくい
しかし、刑事裁判は証拠によって判断されるべきもの。冒頭の保守派の弁護士はこう嘆息する。
「第三者供賄は、そこに不正な請託があったか否かで、これがなければ罪にはならない。今回の裁判では、この不正な請託があったという部分が、請託後の部分から補われていて苦しい言い訳になっている。崔氏に送金して何を朴前大統領に頼んだかというのが抜け落ちている。
特別検察の起訴状は48ページに及びました。嫌疑があってそれを裏付ける証拠が確実であれば起訴状は普通なら1〜2ページ。それだけ、話を肉づけして推定を重ねていることが分かります。決定的な証拠に欠ける今回の裁判では李副会長は無罪の可能性が高い。しかし、その無罪が出しにくい状況にあるのです」
有・無罪いずれの判決がでても双方が控訴するとみられ、最高裁判所までいけば短くとも1年半はかかる。
また、たとえ、李副会長が最終的に無罪となっても総帥として復帰するまでには時間がかかるだろうといわれている。今回の事実上の総帥の逮捕でサムスングループの経営を憂慮する声も出ていたが、サムスン電子の業績は絶好調(4月〜6月営業利益が前年対比で72.9%増)で、
「システムができていますから経営面では問題はなくとも、李副会長の不在は新規産業やM&Aなどの案件にとって支障になるといわれ、サムスンでは専門経営者を招聘するのではないかという話も囁かれ始めています」(前出記者)。
「財閥」の終焉
先の金弁護士は、「この裁判は新しい時代への“一石”を投じることになると思う」と話し、
「今まで財閥は法を犯しても政権によって守られてきました。しかし、それはあってはならないこと。李副会長が有罪となれば他の財閥も自粛し、政経癒着が解消される可能性も高まりますし、各財閥はそのグループ内で整理されて正常な経営の形になっていくでしょう」
前出の保守派の弁護士はこう言う。
「朴前大統領の弾劾認容理由には賄賂は含まれていませんから、この裁判の結果で弾劾の意味を問われることはありません。朴前大統領を有罪にすることが目的であれば、逮捕は財閥のトップではなくグループの社長などの幹部だけでよかったはず。
李副会長を逮捕すれば最強の弁護団がついてくることもわかっていたはずですし、ややもすれば『やり過ぎだ』と世論から批判を浴びる。
(続く) (続き)
特別検察がそれでもあえてトップを逮捕したのは、朴前大統領を起訴することが目的ではなく、正しい資本主義を目指して『大韓民国』、つまりは、進歩系が韓国を経済的にも社会的にも支配している『巨悪の根源』とするサムスンを起訴することが目的だったのではないか、最近ではそんな考えが頭をよぎっています」
韓国メディアでは今回の裁判については「証拠に基づいた判決をせよ」という論調が目立つ。韓国の人の「財閥」への思いは複雑だ。
「自分の子供は財閥に入れたいが、財閥は嫌い」とよく口にする。財閥の人間だけが得をしていて格差が広がり、また、財閥のために中小企業が育たないなど、財閥は「悪者扱い」されることも多い。それが真実であってもなくても、そうした「雰囲気」が根強いのだ。
振り返れば、朴前大統領はそんな「雰囲気」を読みとって、就任当初、「公正性」を大々的に掲げて、「大企業に社会的に責任を果たさせるために法を執行する」と高らかに宣言した。なんという皮肉な巡り合わせだろう。
この裁判により財閥の姿が変れば、韓国の人々の不満は解消され、社会も大きく変るのだろうか。3度有罪となった李副会長の父親、李健熙会長はいずれも執行猶予がついたり、赦免されていた。李副会長の第一審の判決は25日に出る予定だ。
菅野 朋子
かんの ともこ
1963年生まれ。ソウル在住。出版社、「週刊文春」 記者を経てフリーに。 著書に『ソニーはなぜサムスンに抜かれたのか』『 好きになってはいけない国。』(共に文藝春秋刊)『 韓国窃盗ビジネスを追え 狙われる日本の「国宝」』(新潮社刊)など。
(おわり) 赤い土人に財界人が粛正される
カンボジア化進行中w 財閥に限った話でもないだろw
貧乏人同士でも自分の立場が上と見るや横柄に振る舞う連中ばかりじゃん
愚民全員が相互不信の犯罪者国家だよ
_ノ乙(、ン、)_韓国財閥は親日派の末裔なので粛清ニダw >>1
正直なぁ
サムスンは韓国民にそれほど危害を加えたわけでもないだろう?
公害を垂れ流して、韓国民を虐殺したわけでもないし、
賄賂を渡してやりたい放題をしたわけでもないだろう? ざまあああああああーーーーーーーー!!!!!!!! 財閥企業は、国などからいろいろ便器を受けてきたようだからなぁ。
日本の大企業も、必要もないのに便宜を受けてきたことでは同じだな。w >>1
> (前略)それと証人の証言だけでは決定的な証拠にはなり得ない。
でも、慰安婦問題では証言こそ決定的な証拠になるんだよねw >>13
殆ど国策だっただろサムスンは
サムスンが伸びたおかげで満ちた韓国人の自負心もあっただろうに ∧,,∧
ミ..Θ。Θミ 恩赦狙いだろ?
(ミ;;;;;;;;;;ミ)
〜ミ;;;;;;;;;;ミ
∪"∪ シュゴー
(((∈三三∋ノシ...。, お祖父さんとお父さんは早稲田だったのに、
どうしてこの人は慶応に行ったの? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています