31日午前、中国・北京の空港には北朝鮮を出国したアメリカ人観光客の姿がありました。
「(Q.なぜ北朝鮮に?)これが最後の機会だと思ったから」(アメリカ人観光客)
今回の渡航禁止は今年6月に北朝鮮で1年以上にわたって拘束されていたアメリカ人の大学生が脳に障害を負った状態で帰国し、直後に死亡したのを受けた措置です。
「(大学生が)刑務所に送られたのは悲劇だったが、(物を盗む行為は)普通の観光客がやることではない」(アメリカ人観光客)
一方、結核患者などの支援のため北朝鮮を訪れていたNGO団体のスタッフは、「一刻も早く戻る必要がある」と訴えました。
「北朝鮮の人たちのことを心配している」(人道支援NGOのアメリカ人)
アメリカ国民の安全を考慮した措置であることは理解するものの、「人道支援のため、入国する必要もあることを分かってほしい」と話しています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3144873.html