記事はまず、「日本には創業から100年以上の老舗企業が多いが、ニコンや松下(パナソニック)、ソニーなど経営の悪化している企業も少なくない。シャープは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収され、東芝も巨額の赤字を出した上に不正会計問題まで起こし倒産の危機に瀕している」とした。
その上で「老舗企業が多い背景には、日本が世襲を好む国だということがある」とし、「匠の精神もそうした中から生まれてきたが、その優れた特徴を今後も受け継いでいくには、これまでの終身雇用や働き方、人々の意欲、残業など、多くの面を見直す時期に来ている」と指摘する。
さらに「戦略能力の向上や信頼性の改善、素早い対応能力を身につけるには、固定化した意識を改革していく必要がある」としている。(翻訳・編集/岡田)
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