韓国貿易協会が27日に発表したところによりますと、ことしの1~9月のベンチャー企業の輸出額は、147億9千100万ドルと、去年の同じ期間より14.6%増加しました。
この勢いが続けば、ことしのベンチャー企業の輸出額は、初めて200億ドルを超えるとみられます。
ベンチャー企業の年間輸出額は、2014年に167億ドルとなり、前年より9.5%増加して以来、毎年規模が成長し、去年は180億5600万ドルと、これまでの最大値となりました。
韓国のベンチャー企業とは、中小企業のうち、技術性や成長性が比較的に高く、政府が支援する必要があると認める企業を言います。
ことしベンチャー企業の輸出が好調なのは、中国、ベトナム、アメリカなどへの輸出が伸びているためです。
品目では、計測制御分析器(85.7%↑)、半導体製造用装備(33.3%↑)、フラット・パネル・ディスプレイ製造用装備(57.1%↑)などが輸出を牽引しています。
ただし、ことしのベンチャー企業の輸出増加率14.6%は、韓国の全体輸出増加率の18.5%よりは低く、その理由は、無線通信機器の部品、集積回路半導体、個別素子半導体など、非メモリ半導体の輸出が減少したためだと分析されています。
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Ec_detail.htm?lang=j&id=Ec&No=65565