済州港第2埠頭沿岸旅客ターミナル前に設置された労働者像=7日、済州(聯合ニュース)
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【済州聯合ニュース】

日本による植民地時代に強制徴用された労働者を象徴する像の除幕式が7日、韓国南部・済州島の済州港第2埠頭(ふとう)沿岸旅客ターミナル前で行われた。

同島の市民団体などでつくる「済州地域日帝強制動員労働者像建立推進委員会」が7月に結成され、像の設置を進めてきた。

除幕式に出席した済州大のチョ・ソンユン教授は「済州港は数多くの済州人が植民地時代、日本やサハリン、南洋群島などに強制徴用されるルートとなった」として、「南洋群島のマーシャル諸島だけでも58人が徴用され、うち32人は現地で亡くなり遺骨も故郷に戻らなかった」と説明。「強制徴用という痛ましい記憶を思い出すきっかけとして、その記憶を再生産する『工場』として、労働者像をここに建てることになった」と述べた。

推進委によると、労働者像の横に建てられた塔の設置には135の団体・個人、銅板の設置には1785人が関わった。

学界は、済州島からの強制徴用者は約7500人で、死者は1000人を上回ると推定している。


2017/12/07 14:43
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