>>848
ただ、『超越的な法の守護者』が居ないと、確かに近代の『平等』は論理的に矛盾するんだよ。
まず一点、現実にある『不平等』をどう相対化して解釈するか?
どう見ても本人の努力とかじゃ説明不可能な『不平等』ってあるよね?
それらを相対化するために『神、超越者』が必要。
遥か上位の存在からすりゃ、この程度誤差のうちだよってw

後もう一つ。
すべての存在が平等であるということは、裏返せば相手が自分と同程度の『力』しかないということになる。
つまり、契約や法を『破った』ときにペナルティーを与えられる存在が居なくなるw
だって、相手は自分と同程度の力しかないんだよ。
反撃食らっても、裏切りまくってガバガバ利益得た方が収支プラスになっちゃう可能性出るw
それに、個々人の力での反撃を認めちゃうと暴力による弱肉強食な社会になりかねなく危険。
で、裏切りへの罰が『割に合わないくらいバカでかい』ってもんじゃないといけないという問題が出る。
しかし、警察にせよ司法にせよ、所詮ヒトの集まり。
そんな力を持ってたら『不平等』になる。
だから、『例外的な超越的力』を仮定し、国家権力の『罰』の側面はそれを根拠としないと矛盾となる。

そういった超越者的ポジションが、欧米圏じゃキリスト教的神、日本では(現在はシンボルとしてのみの)天皇。