1/28(火) 11:47配信
イ・ブジン夫妻、離婚確定...最高裁「イム・ウジェに１３億円支払え」
ホテル新羅のイ・ブジン社長とイム・ウジェ前サムスン電機顧問の離婚が法的に成立した。最高裁判所はイ社長に、イム前顧問に対する141億ウォン(約13億円)の財産分与を命じ、息子の親権と養育権はイ社長に認めた。
最高裁1部(主審：パク・ジョンファ判事)は、イ社長がイム前顧問を相手に起こした離婚および親権者指定訴訟の上告審で、原告一部勝訴の原審を16日に確定したと27日明らかにした。
審理不続行棄却は、刑事事件を除く上告審において、原審判決に重大な法令違反などの特定事由がなければ、本案審理を行わずに棄却を決定する。
最高裁は控訴審の判断が正しいと判断したわけだ。昨年9月に控訴審を担当したソウル高等裁判所家事2部(キム・デウン部長判事)は「イ社長とイム前顧問は離婚し、イ社長がイム前顧問に141億1300万ウォン(約13億2000万円)を支払え」と命じている。一審で認めた86億ウォンから55億増の金額だった。また、子どもに対する親権・養育権はイ社長にあるとし、子どもに対するイム前顧問の面会交渉権は一審が認めた月1回から月2回に増やした。控訴審では「一審判決から時間が過ぎ、イ社長の財産が増えた一方、イム前顧問は債務が増えた。様々な事情を総合すると、財産分与割合を15％から20％に変更することが妥当である」と財産分与が増えた理由を説明している。
1999年に結婚した2人は、サムスン財閥本家の長女とサムスンの平社員の恋として話題を集めた。15年後の2014年10月、イ社長は裁判所に離婚調停を申請したが決裂し、訴訟となった。イム前顧問が、イ社長の全財産約2兆5000億ウォン(約2350億円)の半分ほどの1兆2000億ウォン(約1130億円)の財産分割を要求したことが伝えられると、国内の財産分与訴訟請求額の最大規模と注目を集めた。しかし、最高裁判所がイム前顧問への分与金額として認めたのは141億ウォンのみで、事実上イム前顧問が敗訴したという評価が出ている。今回の最高裁の判決により、二人の離婚訴訟は5年3カ月で終結を迎えた。
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