┃慰安婦少女に謝罪をする造形物・・・『永遠の贖罪』物議
┃「日本が反省することを・・・安倍首相を特定していない」
┃日本政府、造形物に強い口調で不快感を表明
┃植物園側、物議を醸すと発表イベントを中止に
┃外交部、『国家指導者の礼遇』の必要性に言及

(動画=YouTube)
https://youtu.be/Ghi1Wqwk-oY
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<アンカー>
慰安婦少女像に謝罪する一人の男性を表現した造形物が、韓日間で新たな物議を醸しています。

安倍首相を連想させるこの造形物について、日本政府は公式に不快感を表明しています。

東京から、イ・ギョンア特派員が報道します。
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<記者>
慰安婦少女像の前でひざまずく男性。

江原道(カンウォンド)のある植物園に建てられた、『永遠の贖罪』というタイトルの造形物です。

植物園側は、「日本が歴史の過ちを心から反省するように願い、作ったものだ」と言いながら、安倍首相を特定したものではないと説明しました。

この造形物が公開された途端、日本政府は強い口調で不快感を表明しました。

<菅義偉(日本の官房長官)>
「そのようなことは国際儀礼上、許されないと思います。仮に報道が事実だとすれば、日韓関係に決定的な影響を与えることになる」

日本の与党内でも、「日韓両国のプラスにはならない」という声が出る中、インターネットでは韓国を非難する世論が拡散しています。

この造形物をめぐり、韓国内でも賛否が分かれていると日本のメディアは伝えました。

植物園側はこれに対し、「過剰な反応だ」という立場です。

<キム・チャンリョル(韓国自生植物園長)>
「個人が運営する植物園に造形物を一つ作ったとしても、その庭に何か一つ作ったとしても、それを取り上げてどうこう言うのなら、それはそれで彼らが可笑しくなります」

この造形物が物議を醸すと、植物園側は当初予定していた除幕式を中止にしました。

外交部は民間レベルの行事であると言いながら、具体的な言及は慎みながらも、国家の指導者に対する礼儀は守る必要があるという立場です。

<キム・インチョル(外交部報道官)>
「国際社会で “国際礼譲” というものがあります。どの国でも外国の指導者に対し、そうした “国際礼譲” を考慮するのは必要だと思っている」

来月4日からは強制動員賠償責任がある日本企業に対し、国内資産を現金化するための後続手続きが可能になります。

韓日両国は現金化を前に、この問題を解決したいという点に対しては同じ認識ですが、立場の違いを縮めることができません。

このような状況の中に現れた予想外の悪材料で、両国の外交当局の負担は一層大きくなるものと見られます。

東京からYTN、イ・ギョンアでした。

ソース:YTN(韓国語)
https://www.ytn.co.kr/_ln/0104_202007282219013567