組織の長「君の上に『宗教を捨てなさい』と、お願いしたはずですが…お聞きでない?」
ハゲた男「いえ…この度は我々の不手際で多大なるご迷惑をお掛けしたことを、お詫びも…」
組織の長「もう一度聞きますね?『宗教を捨てなさい』と、ご指導したはずですが…お聞きでない?」
ハゲた男「う、伺っております。我々の方針を正し、顧客と親身に向き合う形で、必ず立て直…」
組織の長「もう一度だけ聞きますね?『宗教を捨てなさい』と、命令したはずですが…お聞きでない!?」
組織の長「君達の担当タイトルにおける宗教は、君達の挑戦という名の無謀と…あとは?」
ハゲた男「…」
組織の長「歪んだオンラインRPGを提供し続けたことによる、歪んだ顧客では?」
ハゲた男「…」
組織の長「違いますかね?僕ら本質的にはゲーム屋ではないので、間違ってたら言ってもらえます?」
ハゲた男「いえ…間違っておりません」

組織の長「では捨てなさい」
ハゲた男「いえ、それでは…運営の方が…え、き、さすがに維持することが難しく…」
組織の長「貸しなさいそれ…カキカキ…今年度は100億で足りますか?」
ハゲた男「いや、あの…これは…」
組織の長「同席されてる方、反対のある方は挙手を、無ければそのまま着席していただいて…」
ハゲた男「申し訳ないのですが、お客様ですので、この提案を受けすることは出来…」
組織の長「あ?」
ハゲた男「失礼しました…ですが、まだ適切な顧客像になり得る可能性もありま…す」
組織の長「ではこの100億、今、キャッシュで用意します。君…これを持って出て行きなさい」
ハゲた男「申し訳ありません。失言でした。どうかお忘れいただけないものかと…」

((´・ω・`))