【イスラム哲学】井筒俊彦を読む [無断転載禁止]©2ch.net

1考える名無しさん2017/05/24(水) 21:31:52.490
井筒俊彦(1914-1993)スレ

398◆0owanyIGTY 2018/06/04(月) 21:03:08.470
>>397
ああ、それな。正確な言語ではないが、そんなちっさいことに笑ってるジュン吉の方がな。

399考える名無しさん2018/06/04(月) 21:18:14.450
間違ってたくせに逆ギレかよw

400◆0owanyIGTY 2018/06/04(月) 21:23:09.500
おまえは本質的な発音わかって言ってるのか?
説明よろ

401考える名無しさん2018/06/06(水) 23:28:16.440
聖クルアーン - Islamic Books Japan
http://islaam.ninja-x.jp/quranjp/quranhome.htm
アラビア語・日本語・英語 対訳
日本語:日本ムスリム協会 日亜対訳注解聖クルアーン

402考える名無しさん2018/06/06(水) 23:28:58.300
コーラン各種

(1)『コーラン(全3冊)』 井筒俊彦、岩波文庫 (1957)

(2)『聖クルアーン ― 日亜対訳・注解 』 三田了一、日本ムスリム協会 (1982)

(3)『コーラン(全2巻)』 藤本勝次、池田修、伴康哉、中公クラシックス (2002)

(4)『日亜対訳 クルアーン ―「付」訳解と正統十読誦注解』 中田考、作品社 (2014)


予備知識がなくても一気に読めてしまうのは井筒訳。
原語の持つ生き生きとした感じが日本語でも再現されている。

注釈が詳しく、落ち着いて読みたい向きには日亜対訳のムスリム協会版。

その他も読みやすい。

403考える名無しさん2018/06/06(水) 23:29:17.320
コーランの構成(井筒訳)

・上 10章(1〜10章)後期
・中 23章(11〜33章)中期
・下 81章(34〜114章)中期、初期、最初期

コーラン各章の配列は成立年代をほぼ逆さまにした形で収録されている。
初めの方は一章ずつが長く、だんだん各章が短くなっていく。
ムハンマドが受けた最初の啓示の瞬間に向けて、本を読み進めていくことになる。

404考える名無しさん2018/06/06(水) 23:31:41.840
110章は最後期だが

405考える名無しさん2018/06/06(水) 23:51:55.630
一部例外もあるけれど、おおまかな構成という話

406考える名無しさん2018/06/07(木) 20:52:50.960
610年頃、メッカ郊外のヒラー山の洞窟で瞑想していたムハンマドは突如金縛りに襲われた。
そのとき天から大天使ジブリールが現れ、「誦め(よめ)」と言った。
ムハンマドが「何を誦めと言うのですか」と尋ねたところ、ジブリールはフッと消えていった。
この時よりクルアーンの啓示が始まる。
それから二十三年の間、ジブリールはムハンマドの元を度々訪れては
クルアーンの各章を啓示していった(クルアーン96章など)。

407考える名無しさん2018/06/08(金) 21:40:12.250
コーラン理解のための副読本

・『イスラーム文化 ―その根柢にあるもの』 井筒俊彦 (1991)
 イスラム導入。スンニ派は「外面的」、シーア派は「内面的」

・『「コーラン」を読む』 井筒俊彦 (2013)
 コーランのテクスト論、エクリチュール論。コーランの言葉は根源語

・『アラブ的思考様式』 牧野信也 (1979)
 コーランとアラビア語の仕組み、言語文化論

408DJgensei artchive gemmar2018/06/08(金) 23:01:32.880
啓示というか戦術指南でしょうね。そういう言葉で戦っていた静かな闘志でしょう。

409考える名無しさん2018/06/09(土) 01:19:26.170
>>343
イブン・アラビーによる「アッラーの神的な自己顕現(タッジャーリ)」

「私は隠れた宝物であった。突然私のなかにそういう自分を知られたいという欲求が起こった。知られんがために私は世界を創造した。」

http://www.sufismus-online.de/IWasAHiddenTreasure
"Kuntu kanzan makhfiyyan fa ahbabtuhu an u`rafa fa khalaqtuhu ‘l-khalq"
I was a hidden treasure, I wanted to be known, so I created Creation.

A Hidden Treasure - wiki
https://en.wikipedia.org/wiki/A_Hidden_Treasure

410考える名無しさん2018/06/09(土) 12:48:05.470
『「東洋」哲学の根本問題 あるいは井筒俊彦』 斎藤慶典 (2018/2/11)

序 章 井筒「東洋」哲学
  「東洋」哲学/井筒「東洋」哲学は何を目指しているのか
第1章 表層/深層
 a)表層から深層へ
  コトバ/深層における分節化/分節化されたものから分節以前のものへ/事事無礙
 b)深層から表層へ
  理理無礙/分節(1)―「無」―分節(2)/挙体性起/存在の階層性/基付け関係/有力・無力
 c)大地と理性――ロシア的人間
  ロシアの一九世紀/原始的自然/『コサック』/ドストエフスキー
第2章 空/無
 a)「空」の徹底
  理理無礙/神の彼方/〈無分節な「ある」〉への反転/「存在」の破れ
 b)空と無
  『大乗起信論』におけるアラヤ識/ユダヤ教カッバーラー/バスターミーの「欺瞞」論/思考の無能力
 c)砂漠と死――ジャック・デリダ
  ユダヤとギリシアの狭間で/砂漠における彷徨/墓場、あるいは死
第3章 〈いま・ここで=現に〉
 a)「本質(マーヒーヤ)と「存在(フウィーヤ)」
  「存在は本質の偶有である」/有「本質」か、無「本質」か/フウィーヤ・マーヒーヤ・タビーア/有「本質」論の三つの型/
  イスラーム「原子論」/無「本質」的存在分節/元型とイマージュ/意識と存在の構造モデル/「概念実在論」
 b)〈いま・ここで=現に〉
  「存在」の「独一性」/創造不断/吾有時/「純粋な可能性」としての「無」/証言
 c)「入てん垂手」
  聖諦と俗諦/俗、あるいは町という共同体/「無」の共同体

411考える名無しさん2018/06/09(土) 12:48:32.240
>>410
井筒哲学の要約と、著作へのインデックスになっている

412考える名無しさん2018/06/09(土) 19:19:25.690
イスラーム神学における信の構造を読んでるがイスラム過激派にも影響与えたイブンタイミーヤが出てくる。

413考える名無しさん2018/06/09(土) 23:05:56.340
>タイミーヤ
サラフィー主義の祖ね(サラフは「敬虔なる先人たち」を意味)
13世紀モンゴル軍侵攻の結果

414考える名無しさん2018/06/09(土) 23:08:29.270
ハンバリーの系統は正統と認めるべきではなかったな

415考える名無しさん2018/06/10(日) 13:07:52.440
イブンタイミーヤはイマーン(信)をイスラムより高次の概念としてるんだな。初めて知った。

416考える名無しさん2018/06/10(日) 13:23:36.320
イマーン(信)をイスラムより高次の概念


どういう意味?

417考える名無しさん2018/06/12(火) 00:16:09.010
>>413の様な背景があるから、原理主義だテロだというのも他人事ではないね。

418考える名無しさん2018/06/12(火) 00:17:06.100
イスラムのイスラムらしさは、本来、アラブ的でセム的なもの。

419考える名無しさん2018/06/12(火) 01:03:53.120
ユダヤ教もセム的ですが

420考える名無しさん2018/06/12(火) 01:14:27.130
で?

421考える名無しさん2018/06/12(火) 21:09:06.730
スンニ派とシーア派で、人口比はおよそ9:1。

(1)スンニ派を代表するアラブ人は、アラビア語を話すセム語系。
(2)シーア派を代表するイラン人は、ペルシャ語を話すインド=ヨーロッパ語系。

その他の要素として、

(3)シリアのアラウィー派やサウジのワッハーブ派、トルコ民族やトルコ語といった固有の性質がある。

422考える名無しさん2018/06/12(火) 21:11:13.780
井筒と司馬による「二十世紀末の闇と光」という対談は、
イスラムとモンゴルの話。

・『井筒俊彦全集 第10巻 意識の形而上学』
・『井筒俊彦著作集 別巻 対談鼎談集・著作目録』
・『司馬遼太郎 歴史歓談』などに収録

423考える名無しさん2018/06/12(火) 21:12:18.850
1258年にモンゴル軍がバグダードに侵攻して、東西の文明が衝突した。
トマス・アクィナスやエックハルト、ゾーハルのモーシェ・デ・レオンの時代。

チベット仏教を信奉していたフレグ(チンギス・ハンの孫)家はイスラムに改宗し、後に国教にもする。

424考える名無しさん2018/06/12(火) 21:13:45.850
その過程で、仏教とイスラムは相互に影響し合ったという。

大乗仏教は、真如というメタフィジカルな実在原理を中心に据えるものだったが、
大日如来という宇宙の絶対者を持つようになる。

イスラムは、元は生きた神の宗教であったものが、
この時期より、アッラーが真如のような理念「真理(ハック)」として、
あるいは華厳的な光のイマージュとして捉えられるようにもなった。

425考える名無しさん2018/06/12(火) 21:27:18.850
シャイフ・ルトゥフッラー・モスク(イラン、エスファハーン)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b9/Sheikh_Lotf_Allah_3D_aa.jpg/1280px-Sheikh_Lotf_Allah_3D_aa.jpg

岩のドーム(イスラエル、エルサレム)
https://st3.depositphotos.com/1108627/14659/i/1600/depositphotos_146594649-stock-photo-dome-of-the-rock-islamic.jpg

シャーヒ・ズィンダ廟群(ウズベキスタン、サマルカンド)
http://c12.incisozluk.com.tr/res/incisozluk//11506/0/2657850_odc6c.jpg

オルジェイトゥ廟(イラン、ソルターニーイェ)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a3/%C3%96ljait%C3%BC_tomb.jpg/1258px-%C3%96ljait%C3%BC_tomb.jpg
イルハン朝第8代君主。青色タイルで覆われた世界最古のモスク


陶器にコバルトで青を染め付ける技術は、中東で開発された。
モンゴルの支配時代以降、青色タイルで覆われた建造物が、中央アジアやイラン、トルコで盛んに建設された。
(参考『イスラーム不思議曼荼羅』後藤明、野町和嘉)

426考える名無しさん2018/06/12(火) 21:58:03.780
井筒俊彦は
ジャック・デリダから
「マエストロ(巨匠)」って呼ばれていたんだよな
 
日本ではなく
欧米で生まれていれば
「間違いなく世界思想史に残る存在になったはず」ともデリダは言っていた
 

427考える名無しさん2018/06/12(火) 22:00:29.550
>>421
スンニーとシーアで人口比っていうならスンニーの代表はアラブ人じゃなくてインドネシア人でしょ

428考える名無しさん2018/06/12(火) 23:23:34.260
モンゴル人は仏教をやってもイスラムをやっても超一流

429考える名無しさん2018/06/12(火) 23:31:04.720
スンニー人口の半分を占めるのはインドネシアとインド系(パキスタン、インド、バングラディッシュ)

430考える名無しさん2018/06/13(水) 06:58:19.140
>>428
相撲やってイカサマやってもな(笑)

431考える名無しさん2018/06/13(水) 10:55:29.380
相撲のいかさまは日本人も一流だが

432考える名無しさん2018/06/13(水) 19:50:15.800
神事としての格闘技といえば、天使とヤコブの格闘(創世記 32:25-29)

433考える名無しさん2018/06/13(水) 19:51:10.330
>>424
“五大にみな響きあり。(地・水・火・風・空の五大からなる森羅万象が声として響き)
 十界に言語を具す。(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・緑覚・菩薩・仏の十界すべてが言語を具え)
 六塵ことごとく文字なり。(色・声・香・味・触・法の六塵といった知覚世界の諸差異が文字を生じ)
 法身はこれ実相なり。”(宇宙の本源たる大日如来は、この世界のあるがままの姿に他ならない)

― 空海 「声字実相義」

434考える名無しさん2018/06/13(水) 19:51:45.310
宇宙の姿は、大日如来の言語活動そのものであると

435考える名無しさん2018/06/13(水) 19:52:25.380
空海は言語哲学的な仏教の代表

436考える名無しさん2018/06/13(水) 19:52:59.860
『空海 (KAWADE 道の手帖)』 河出書房新社 (2006)

世界的な思想家として空海を捉え直す。
インタビュー・中沢新一、前田英樹、竹内信夫、落合仁司、井筒俊彦、中村元、司馬遼太郎×福永光司、五来重、松岡正剛、幸田露伴など。

437考える名無しさん2018/06/13(水) 20:50:20.300
“文は全体であり,世界であり,ブラフマン(宇宙の根本原理)である”

― バルトリハリ(5世紀インドの文法学者)

438考える名無しさん2018/06/14(木) 21:20:50.120
・旧約聖書、新約聖書
・コーラン、ハディース
・タルムード

・アヴェスター

・仏典(原始仏典、大乗仏典)
・リグ・ヴェーダ、ウパニシャッド、バガヴァッド・ギーター、ヨーガ・スートラ

・孔子、老子、荘子、易経、淮南子
・日本の古典

ぐらいは目を通しておくのがいい。

439考える名無しさん2018/06/15(金) 13:37:28.040
すげぇ
タルムードってすげー分量あるのに目を通しているのか……
日本語訳も一部しかないし、英訳でもあれだけのものを目を通すのは無理だわ

440考える名無しさん2018/06/15(金) 13:50:07.950
>>438で日本語訳だけど目を通したっていえるのは

旧約聖書
新約聖書
コーラン
ハディース(ムスリム)
アヴェスター(ガーサーと、ウィーデーウダート、ヤスナの抄訳)
仏典(ダンマパダ、スッタニパータ、パリニッバーナ経、法華経、大日経住心本、理趣経)
リグヴェーダ(抄訳)、チャードーギヤ・ウパニシャッド、アールニヤカ・ウパニシャッド、カタ・ウパニシャッド、バカヴァットギーター
論語、老子、荘子、易経(概略)

くらいだわ
タルムードまではとても無理
アヴェスターやリグ・ヴェーダとか少なくても英訳に頼らないといけない相当分量あるものはとても目を通す気力がわかないから、438はすごいわ…

441考える名無しさん2018/06/17(日) 20:22:31.940
興味が持てて、手に取れる範囲から、サクサク読んでいけばいい。

442考える名無しさん2018/06/17(日) 20:24:23.790
井筒のカバラとセフィロト(参考:『意識と本質』 10章)

(1)「ケテル Kether」
意味は「王冠」。存在流出の究極的始源。
『旧約』(出エジプト記 3:14)の神言「在りて在るもの」に当たる純粋「有」の絶対的「一」。
仏教でいう「空」すなわち「真空妙有」の「妙有」的側面に当たり、一切の「多」を無文節的に内蔵する。

(2)「ホクマー Hokmah」
「叡智」。仏教の「般若」に相当するが、カッバーラーではこれを神の意識とする。
神が自らを観想するところに現成する知で、絶対無文節的覚知。
イマージュとしては、際涯ない空間の拡がりの中に、独り燦然と輝く巨大な太陽。
この太陽から不断に発生する光線の一つ一つが、もっと下の存在段階で結晶して経験的事物の「元型」となる。

(3)「ビーナー Binah」
「分別知」。神が自らをそこに映して、自らの内面をあるがままに眺める鏡に例えられる。
神は自らの一者性の内に潜む多者を見る。
あたかもプリズムを通った光のように、「神の顔」は無数に分かれ、ここに最初の存在文節が起こる。
密教でいう「種子(ビージャ)」。

(4)「ヘセド Hesed」
「慈悲」。神の創造性の肯定的側面を表し、全てのものに存在を与える。



(10)「マルクート Malkut」
「王国」。先行するすべての「セフィーロート」のエネルギーが一つになってここに流れ込んでくる。
神的実在の世界は「元型」構造的にここで終端に達し、その下には被造界が展開する。

セフィロトの樹:http://blog-imgs-76.fc2.com/a/a/5/aa57/treeofflife20150115.jpg

443考える名無しさん2018/06/17(日) 23:44:43.730
コピペばかりしてメモ帳代わりにしてるハゲは一体何がしたいんだ

444考える名無しさん2018/06/18(月) 11:39:14.650
>>443
自己愛性パーソナリティ障害だと思うわ
「俺はこんなすげーこと書いたんだぞ」と、どうしても読ませたくて複数スレにコピペ荒らし

445考える名無しさん2018/06/18(月) 23:24:03.810
井筒俊彦の『意味の深みへ』がかなり面白い

446考える名無しさん2018/06/21(木) 01:48:40.600
>>445
デリダのエクリチュール論や、ソシュール記号学の先という話ね。

447考える名無しさん2018/06/21(木) 01:50:27.100
>>424
こういうことは、まだこれから、検証していかなければならない。

確かに、モンゴル人は、早い時期から、正教やネストリウス派などのキリスト教とも接していたし、
チベット仏教は、顕教と密教があって、高度に形而上学化されてもいるから、あながちでもない。

聖書が書かれたアラム文字はヘブライ文字とアラビア文字の原型となり、
東伝して、イラン系ソグド文字、ウイグル文字、モンゴル文字などになった。

448考える名無しさん2018/06/21(木) 01:53:05.980
>>425
“おもしろいのは、モンゴル人が天の神を拝むとき《青き天》と呼んでいることである。”

― 『シャマニズム:アルタイ系諸民族の世界像 1』 ウノ・ハルヴァ、田中克彦 (2013) 5章 p149


天の神=テングリのこと。この本の中では、極東からスカンジナビアまで、
ツングース、モンゴル、タタール、テュルク、インド、イラン、シリアから、
ロシア、フィンランド、アイスランドまでの神話が一並びに比較されている。

新着レスの表示
レスを投稿する