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西洋哲学の変態性について 12 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001第三の波平 ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/07(月) 22:39:02.770
「われわれの身に起こる数々の善きものの中でも、その最も偉大なるものは、
狂気を通じて生まれてくるのである。
むろんその狂気とは、神から授かって与えられる狂気でなければならないけれども。」
パイドロス プラトン

2017/02/10 01 http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1486676298/
2017/02/22 02 http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1487770710/
2017/03/10 03 http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1489157434/
2017/03/24 04 http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1490361978/
2017/04/09 05 http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1491716137/
2017/04/23 06 http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1492875475/
2017/05/07 07 http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1494153368/
2017/06/03 08 http://mint.2ch.net/test/read.cgi/philo/1496453158/
2017/06/21 09 http://lavender.2ch.net/test/read.cgi/philo/1498049965/
2017/07/09 10 http://lavender.2ch.net/test/read.cgi/philo/1499603139/
2017/07/19 11 http://lavender.2ch.net/test/read.cgi/philo/1500465328/
0002考える名無しさん2017/08/07(月) 23:01:00.740
狂気の歴史となると、フーコーか
0003第三の波平(ただのリーマン) ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/07(月) 23:23:29.360
■西洋哲学の変態の起源

西洋理性主義の起源の一つはピタゴラス、プラトンにある。

身体と分離された魂の存在
そして魂は正しさを知っている(記憶している)
正しさとはすべてに適用可能な抽象化されたもの
思い出すために、身体が求める欲望を抑える

この理性主義は、現代まで続く西洋思想の特徴だ。
キリスト教においても継承された。
信じるということと、理解するということは、平行して進んできた。
その他の宗教に対して、理解することはキリスト教の大きな特徴である。
理解できることが信仰上の正しさを示すものだという、理性主義、それは神学と呼ばれる。
0004第三の波平(ただのリーマン) ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/07(月) 23:24:39.630
信じることと、理解できることは、ある種の緊張関係を持って進んできた。
まずはキリスト教がローマの国教となったあと、各所に氾濫する教義に対して、
正しさは何かという論争の中で、理解することは重要となった。
正しい理解できなければ正当と言えない。
それが正当を決めるわけではないが、必要条件であり、その中で三位一体論が正当を勝ち得た。
そこで用いられたのがプラトンであり、アリストテレスである。
しかしローマ教会が権力闘争に勝ったのは、ギリシア教会に対して、理解より信仰の重要性を説いたことによる。

次は12世紀ルネサンスである。
キリスト教社会が安定をむかえる中で、神学運動が盛り上がる。
しかしそれはやがて宗教改革、そして科学主義に繋がる。
理解を深まる中で、教皇以下の宗教権力の存在が疑問視され、さらには理性主義はキリスト教教義さえも食いやぶる。
0005第三の波平(ただのリーマン) ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/07(月) 23:25:49.180
いまから遡れば、理解するとは言語による。
すなわち言語の特徴に大きく依存する。
現にアリストテレスでは、論理学が大きな位置を占める。
理性主義を突き詰めると言語論に近づくのは必然である。
それが一つの方法論であることがわかるのは、20世紀になってからだ。

理性の前の身体から分離された魂は、エクスタシーとして理解されていた。
オルフェウス教が有名であるが、
私という存在を見つけることは非日常であり、エクスタシーな体験である。
この変態は、プラトン、アリストテレスを経て、理性の名のもとに変態とは真逆な装いを持つようになった。

しかし言葉に埋もれ、論理を信じ、理性を信じることのエクスタシーは今も変わらない。
それは宗教的な体験である。

たとえば有名なアインシュタインが神をサイコロを振らないといったとき、そこにあるのはエクスタシーなである。
0006第三の波平(ただのリーマン) ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/07(月) 23:26:27.380
ロックの変態もまたエクスタシーである。

「自然状態には、これを支配する自然法があり、何人もそれに従わねばならぬ。
この法たる理性は、それに聞こうとしさえするならば、すべての人類に、一切は平等かつ独立であるから、何人も他人の生命、
健康、自由または財産を傷つけるべきではない、ということを教えるのである。
人間はすべて、唯一人の全智全能なる創造主の作品であり、すべて唯一人の主なる神の僕であって、その命により、
またその事業のため、この世に送られたものである。・・・」
0007第三の波平(ただのリーマン) ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/07(月) 23:29:06.110
平等とは究極のエクスタシーだ。
0009考える名無しさん2017/08/08(火) 08:55:30.240
>>8
なりすまし発見だお。今日は夜起きてなかた。゚(゚´ω`゚)゚。
0011第三の波平 ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/09(水) 07:11:54.810
自分の奥に真理があり、論理(ロゴス)として接近可能であるというモチーフ

ピタゴラス・プラトン イデア
アリストテレス 純粋理性

キリスト教において、神と繋がる。神と一対一の関係であること。
プラトン、あるいはアリストテレス的な理性として論理(ロゴス)による探求の対象となる。

仏教で、釈迦も理法を説いた。
自らの探求という魂への回帰であるよりも、
無我という魂と世界との調和によって達することができる。
ここで問題になるのが、無我において魂(アートマン)はあるのか。

西洋においては、自らの魂の探求の先に幸福があるが、
仏教においては、自らの魂にこだわることは苦であり、魂を解放する無我に幸福がある
0012考える名無しさん2017/08/09(水) 07:25:22.920
暑さで蒸れてきました🙌💝
0013第三の波平(ただのリーマン) ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/18(金) 22:39:07.620
てす
0015第三の波平 ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/18(金) 23:26:51.390
◆11世紀
グレゴリウス革命
ローマ法大全の再発見
カノッサの屈辱
第1回十字軍
◆12世紀
12世紀ルネサンス
◆13世紀
トマス・アクィナス「神学大全」
アリストテレス「政治学」再発見
◆14世紀 
ローマ教皇 アヴィニョン居住
オッカム「90日間の著作」
百年戦争
ウィクリフ「政治的支配権論」
ローマ教皇 ローマとアヴィニョンに
◆15世紀
フス戦争
百年戦争終結、バラ戦争
コロンブス
◆16世紀
ドイツ宗教改革(ルター)
マキャヴェッリ「君主論」
イングランド国教会発足
カルヴァン活動開始
ユグノー戦争
ネーデルランド独立戦争
◆17世紀
三十年戦争
ピューリタン革命、名誉革命
ニュートン「プリンキピア」
デカルト、ホッブズ、ロック
0016第三の波平 ◆kpxxLE2Sh. 2017/08/18(金) 23:30:23.380
http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20170807#p1

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