V.E.フランクルの哲学・思想
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心理学者・精神科医のヴィクトール・エミール・フランクル(1905-1997)の
思想を哲学的・宗教的側面から考えます。『夜と霧』『識られざる神』『宿命
を超えて、自己を越えて』『「生きる意味」を求めて』『それでも人生にイエ
スと言う』などの著書があります。 「フランクルによれば、人間の本来のありようは自己を超えて他者へ向かい、他者に献身す
る「自己超越」にあり、他者の求めに応じることは、自分を真に生かすことだからである。」
フランクルの「超意味」について (『宗教研究』88巻別冊(2015年))
https://ci.nii.ac.jp/naid/110009933534 フランクルとスピノザについて
V・E・フランクル著『ビルケンヴァルトの共時空間 ―ある哲学者会議―』を紐解く (その1) 「実存の本質は自己超越にある。」 (フランクル著 『現代人の病 心理療法と実存哲学』 邦訳) 「自己実現を意図的な目標にしてしまうことは破壊的であると同時に自滅的である。」(フ
ランクル著 『<生きる意味>を求めて』 春秋社 P.45)
成功や収入の金額などの自己実現は、「自己超越」の結果として得られるもの。自己実
現自体を意図的な目標にしてしまうと、上手くいかないことが続く、上手くいかないことが
多い、という経験は多くの人にあるのではないだろうか。
その、「自己実現を意図的な目標にしてしまうこと」を、人生の中で長く、いつまでも続け
ていることは、その人の人生にとって「破壊的であると同時に自滅的である」。 詳しい人にご教授ねがいたいが、フランクルはユダヤ教徒?
それともユダヤ教を背景とした無神論者? >>6
最近読み始めたもので詳しくはないのですが・・・
フランクルの研究者である諸富祥彦氏は、フランクルについて「まず確実に言えることは、
かなり熱心なユダヤ教徒のようです」と述べてます。
しかし、フランクルは自分個人の宗教についてのインタビューは、必ず断るようにしていた
ようです。また前期の著作にはフランクルの宗教観がストレートに出ているが、1960年代
以降の著作では「神」という言葉をストレートに表現することがほとんどなくなったと言いま
す。これは自分の心理学の学説を普及させるために、自身の宗教観を述べることを控え
たためだろうと諸富氏は述べています。(以上、諸富祥彦著『フランクル心理学入門―どん
な時も人生には意味がある』から)
諸富氏の著作では、無神論者が無意識下では、つねに神を志向しているというフランク
ルの主張を何度か取り上げています。
「私たちは、たとえ無意識にであれ、つねに既に神を志向している」 (フランクル著 『識られ
ざる神』)
ニーチェも、その例外ではなかったようです。
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/philo/1525004676/18 .
■ 不幸と苦難と苦悩は、人間を最高価値の領域へ高める
「自らの不幸に直面するとき、私は一段高いところに立つ」(ヘルダーリンの言葉, フランク
ル著『識られざる神』 P.131から)
回避できないような、運命的な不幸に耐えて苦悩することそのことで、人間は高貴になる。
最高価値の領域へさえ高められる。(フランクル 『それでも人生にイエスと言う』 P.39)
「苦難と死こそが、人生を意味のあるものにする」(フランクル 同上書 P.49)
「どれほど苦悩しうるかということこそが、その人間の位階を決定するといってよい」
(ニーチェ 『善悪の彼岸』第270番 第9章「高貴とは何か」) >>1
結論から言うと
実存的アプローチの心理療法は
本来の現象学、実存論から逸脱してる🎵
知らないと恥をかく
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9位 Exy(宇宙少女)
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11位 久我津手 紺眞
>>8
>不幸と苦難と苦悩は、人間を最高価値の領域へ高める
不幸と苦難と苦悩−すなわち「苦痛」−
古代ギリシア人のディオニュソス的密儀では、「苦痛」が神聖化され、苦痛一般を「産婦の
陣痛」として捉え、「一切の生成と生長、一切の未来を保証する」ものとして扱われている。
(ニーチェ 『偶像の黄昏』 理想社全集 P.134) 神を想像するところから神に面会し、神族となる3段階がある。 人間の「自己超越性」を最重要視したフランクル。
その「自己超越性」は、他者や社会の「世界」だけではなく、その「世界」をも超えた「超世界」、
すなわち超越的次元、神、超越者の「超世界」へ向かう。
フランクルは人間の本質は、「世界」のみならず「超世界」へ向かう存在であるという。
アマゾンレビューでフランクルの思想を、ヤスパース系と言った人がいたが、ヤスパースは
キルケゴールとともに期待できると思う。
これに対してフランクルは、サルトルの実存主義やデカルトを批判しているという(諸富祥
彦著 『フランクル心理学入門―どんな時も人生には意味がある』)。 「フランクルによれば、人間の本来のありようは自己を超えて他者へ向かい、他者に献身
する「自己超越」にあり、他者の求めに応じることは、自分を真に生かすことだからである。」
(フランクルの「超意味」について 『宗教研究』88巻別冊)
「実存の本質は自己超越にある。」 (フランクル著 『現代人の病 心理療法と実存哲学』)
>「実存の本質は自己超越にある。」
何度きいても深くて、いい言葉だ。 >>19
「実存の本質は自己超越にある。」
キルケゴールは、フランクルのこの言葉をきいて何を語るだろうか。
フランクルの著作のなかにキルケゴールについての記述があったので、調べてみたい。 苦難と困難に対しての考え方は、フランクル(有神論)よりシルバーバーチの霊訓の方が、
読む者に力を与えてくれる。
しかしながら、フランクルの「自己超越性」は幸福感を人に与え、究極的に人を救う。
シルバーバーチはキリスト教的な霊訓であるが、アンリ・ベルクソンもスピリチュアル・霊的
な存在をその著『精神のエネルギー』で論じている。 「未来には、あなたによって生み出される何かが待っている。人生は、あなたがそれを生
み出すことを期待している。もしもあなたがいなくなれば、その何かも生まれることなく消
えてしまう。人生は、あなたがそれを生み出すことを待っているのだ」
(『フランクルに学ぶ: 生きる意味を発見する30章』 斉藤啓一著) 頭いいとは苦悩することか。興味深いな。
苦悩を求めよ(笑) ですから、それは貴方が貴方に課す義務であり、貴方が万人に対して課す義務ではないのです。 それもまた貴方が貴方に貸す義務である、自己批判せよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています