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【古代ギリシア】岩崎允胤【唯物弁証法】
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0001考える名無しさん垢版2020/12/12(土) 21:25:52.350
いわさきちかつぐと読む。現代日本哲学史という範疇があれば無視できない存在。
日本共産党系の学者だが、著作がものすごく多く、丸山眞男から話文集を抜いて
研究書のみに焦点を当てれば、純学術的な意味では丸山に継ぐくらい大きい存在なのでは。
北大と一橋で教え、特に一橋時代に育てて有名になった弟子が多い。

主要著作

『現代の論理学』弘文堂・アテネ新書 1961
『現代社会科学方法論の批判 経済学と哲学の切点』未来社 1965
『中国の哲学とソヴェトの哲学』啓隆閣 1967
『弁証法と現代社会科学』未来社 1967
『「新左翼」と非合理主義』新日本出版社 1970
『日本マルクス主義哲学史序説』未来社 1971
『現代唯物論とその歴史的伝統』北海道大学図書刊行会 1973
『人間的自由と科学的精神』汐文社 1976
『科学の探究とヒューマニズム』汐文社 1978
『現代の論理学』梓出版社 1979
『科学的認識と弁証法』梓出版社 1980
『恒久平和と人間の尊厳 核の時代に生きて』白石書店 1982
『人類の知的遺産 10 ヘレニズムの思想家』講談社 1982 のち学術文庫
『学問・科学と青春 社会科学のすすめ』白石書店 1984
『人間と社会の弁証法 社会科学の認識論』梓出版社 1984
『核兵器と人間の倫理』新日本出版社 1986
『「新しい思考」と史的唯物論』白石書店 1989
『日本文化論と深層分析』新日本出版社 1989
0002考える名無しさん垢版2020/12/12(土) 21:27:12.390
『日本思想史序説』新日本出版社 1991
『現代の哲学と政治 激動の世界のなかで未来をめざして』白石書店 1992
『西洋古代哲学史』1−2 未来社 1994-1995
『要説西洋古代哲学史』大阪経済法科大学出版部 1994
『思索と詩想の庭』邑書林 1996
『日本近世思想史序説』新日本出版社 1997
『黄金の弩 芸文と思想の苑』邑書林 1998
『現代の文化・倫理・価値の理論』大阪経済法科大学出版部 1998
『翡翠の翳光 史劇 菟野皇女の生涯』本の泉社 1999
『橄欖の梢』本の泉社 2001(自伝的小説集)
『哲学と現代 二十一世紀の哲学思想の展開のために』大阪経済法科大学出版部 2002
『日本近代思想史序説 明治期前篇』新日本出版社 2002
『日本近代思想史序説 明治期後篇』新日本出版社 2004
『天平の桑門 僧行基の生涯』本の泉社 2005
0003考える名無しさん垢版2020/12/12(土) 21:30:55.630
この人は学際的な仕事が好きなようだったみたいで、
北大時代には経済学を哲学的に批判する著作や、
物理学と唯物弁証法を接続するような著作を残している。
0004考える名無しさん垢版2020/12/12(土) 21:41:52.440
現代日本哲学史の本とも言うべき『戦後日本哲学思想概論』でも
新左翼の思想的後ろ盾となった梅本克己とノンポリで権威のあった岩崎武雄
と共に取り上げられている。

http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_4540973878/
0005考える名無しさん垢版2020/12/12(土) 21:49:25.720
物理学と唯物弁証法を接続するような著作
『現代自然科学と唯物弁証法』宮原将平共著 大月書店 1972
『科学的認識の理論』宮原将平共著 大月書店 1976

経済学を哲学的に批判する著作
『現代社会科学方法論の批判 経済学と哲学の切点』未来社 1965
『弁証法と現代社会科学』未来社 1967
0006考える名無しさん垢版2020/12/12(土) 21:53:23.680
個人的には若々しさが残る北大時代の著作が面白いと思う。
0007考える名無しさん垢版2020/12/12(土) 21:56:36.070
>>1
継ぐ→次ぐ
0009考える名無しさん垢版2020/12/12(土) 23:43:59.900
北大から一橋に移籍したのは1973年。
0010考える名無しさん垢版2020/12/13(日) 14:32:40.270
岩崎允胤は、
マルクスエンゲルス全集に収められている、
マルクスの学位論文「デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学の差異」
の翻訳者でもある。
0011考える名無しさん垢版2020/12/13(日) 21:48:22.100
この人が言う、古代ギリシアで様々な生き物に神性を見出すような神話の影響下から
人々が脱し、自然そのものを観察するようになったのが唯物論の始まりだ、
と言うのは合点が行ったな。
0012考える名無しさん垢版2020/12/16(水) 21:23:22.980
新左翼系代表:梅本克己
日本共産党系代表:岩崎允胤
ノンポリ系代表:岩崎武雄

この3人で討論なんかしていたらさしづめ昔の早稲田祭みたいな感じだったろうな。
0013考える名無しさん垢版2020/12/20(日) 22:16:49.960
単独で使う場合は「弁証法的唯物論」、
修飾語になる場合は「唯物弁証法的」思惟、
といったように使われるんだな。
0014考える名無しさん垢版2020/12/24(木) 22:16:17.910
エッセイ・論文集である『人間的自由と科学的精神』をパラっと読んだ限り、
岩崎允胤は詩的で情熱的な感じがする。
0015考える名無しさん垢版2020/12/30(水) 10:20:47.210
東大法学部を出た後に文学部を卒業しているんだよな。
0016考える名無しさん垢版2021/01/05(火) 20:30:29.670
数式をそこそこ利用する辺りが小泉義之と似ていると思う。
0017考える名無しさん垢版2021/01/10(日) 01:13:56.700
『日本マルクス主義哲学史序説』は事典みたいな本だが、
兎にも角にも福本和夫のカルト的影響力と
三木清のしっちゃかめっちゃかぶりが伝わって来る点で面白い本である。
0018考える名無しさん垢版2021/01/31(日) 20:37:44.450
物理学と哲学の相性の良さを考えさせられる学者である。
0019考える名無しさん垢版2021/03/11(木) 18:55:22.410
尤も、最近は生物学と哲学を融合させようという感じもするが。
0020考える名無しさん垢版2021/04/17(土) 21:48:54.520
中途で挫折した日本マルクス主義哲学史序説を再び読む日が来ようとは。
0021考える名無しさん垢版2021/05/20(木) 06:49:17.080
いわさきちかつぐ
0022考える名無しさん垢版2021/05/20(木) 07:28:56.550
生きることについて考えることは、生物学として規定される研究よりも基本的だ。
0023考える名無しさん垢版2021/06/24(木) 19:18:45.520
短期間であれ、
分野の第一人者であったことがある人を
マークすることは重要だ。
0025考える名無しさん垢版2021/06/25(金) 00:16:34.600
研究というものは多かれ少なかれそういうものだろう。
0026考える名無しさん垢版2021/08/02(月) 07:51:18.080
丸山眞男に比べて、知名度があまりに低いな
0027考える名無しさん垢版2021/08/12(木) 19:37:06.340
物理学や数学の素養がないと読めない本が何冊かあるので、
読者に要求される知的水準の高さはかなりのものがあるかもしれない。
0028考える名無しさん垢版2021/10/15(金) 17:09:03.490
>>26
広範囲の人に読まれるようなエッセイを書くのに必要なのは天賦の才能だが、
こと研究論文に関しては丸山と岩崎はいい勝負だろう。
0029考える名無しさん垢版2021/11/26(金) 18:25:46.380
マルクスとエンゲルスのどっちを重視するかで
エンゲルスを重視したのかなこの人は
0030考える名無しさん垢版2021/12/13(月) 05:57:15.410
まあ、私は通じてますけどね。あなたの理解した通りです。
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