するとさらに、「にく」という発音から「にく(憎)し」という表現がすぐに 連想されるが、「肉(にく)」が「柔らかい弾力性のあるもの」を表現している なら、「にく(憎)し」は、そのような性質を特徴とする「肉(にく)」が 「く(食)い『にく(難)い』」様態、つまり、英語で表現するなら "tought to chew"を表現していると考えることができるだろう。 0017考える名無しさん2021/04/12(月) 09:04:26.350https://www.etymonline.com/search?q=carnal carnal (adj.) c. 1400, "physical, human, mortal," from Old French carnal and directly from Latin carnalis "fleshly, of the flesh," from carnis "of the flesh," genitive of caro "flesh, meat," "flesh," originally "a piece of flesh," from PIE root *sker- (1) "to cut." 0018考える名無しさん2021/04/12(月) 10:05:41.240 コンビネーション 、コンビネーション 0019考える名無しさん2021/04/12(月) 10:41:49.660 言葉の表現は、大抵の場合、それを「正しく」解釈しようとする思想より はるかに素直だ。「食えないやつ」、「煮ても焼いても食えない」など の表現は、相手が「にく(憎)い」ことを意味しているわけではない。 それでも、そのように表現されることは、相手をどのようにか 「取り込もう」とする意図が暗黙の前提とされていることを示している だろう。 >「憎い」あんちくしょうの 顔めがけ たたけ! たたけ! たたけ! と謳われる場合でも、「にく(憎)い」ことと、「きら(嫌)い」である ことは違う。「きら(嫌)い」とは相手に対する忌避を生じることであるが、 「にく(憎)い」というのはそうではなく、やはり相手を「食おう」として いることを前提にしている考えられるが、まったく「歯が立たない」という のでもなく、「食おう」とすれば、逆にこちらが「食われて」、 自らがいたみ(痛/傷)を被るような関係に置かれているということだろう。 ここには、相手と「自ら」/《propre corps》と「取り込むこと」/ 《appropriation》の関係について考える手がかりがある。 0020考える名無しさん2021/04/12(月) 11:08:41.040 ところで、ドイツ語の"Fleiß"は、日本語で「勤勉」が多いようであるが、 "fleißig arbeiten"という場合、"fleißig"「熱心に」と訳すことも適切である。 ドイツ語の"Fleiß"は、英語で「肉」を意味する"flesh"と発音が互いに よく似ているが、語源的には無関係であるとされ、"flesh"の語源は、 不明であるとされているようである。その一方で、"flesh"は、"to flesh" として動詞としても使われるようで、その場合には、獲物の肉の一部を 猟犬に与えてやって、獲物を狩ることに熱心になるように動機づけてやる ことを意味しているようである。つまりは、「『肉欲』をそそってやる」わけだ。 https://www.etymonline.com/search?q=flesh flesh (v.)1520s, "to render (a hunting animal) eager for prey by rewarding it with flesh from a kill," with figurative extensions, from flesh (n.).
すると、日本語で「勤勉」と訳されるドイツ語の"Fleiß"も、実のところ、 「生身の人」の「獲物の肉」を求めるような「肉欲」を、「『みづから/身づ柄/ 自ら』/"one's own body"の「肉体」を消費しようとする意欲」に方向転換 すべく賞賛されているようにも見えてくる。 0021考える名無しさん2021/04/12(月) 11:13:51.470 誤:「にこ(和)毛(げ)」 正:「にこ(和)げ(毛)」