エンパイヤ・ブラスも神
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吹奏楽初心者だが、立てました。
エンパイヤブラスについて詳しく
お話をお聞かせください。
なんでもかまいませんが。 エンパイヤのCDってさ、全部じゃないけどミキシング使ってないか?
あまりも揃いすぎている。 来日時に昭和女子大で録ったのと「クラスブラス」比べると、後者が出来すぎ。
いかにもスタジオ録りらしく、スケール感犠牲にした微視的なオンマイク録音。
アインザッツの異常な揃い方。 少なくとも遮音板で一人一人をバシバシ囲って、マルチマイクで録って、後で機械的に大幅な音響調整している可能性は大だな。 なんとなく楽曲解釈がBGM調で底が浅いという気はする。
例外的な名CDもあるけどね。
良くも悪くもアメリカンなんだよね。
人生肯定的でお日様ピカピカって感じなんだけど、あまりにも楽天的で、ともすれば能天気。
陰影に欠ける。影のない光ってのは、よくよく考えると気持ち悪い。 テクは落ちるが、フィリップジョーンズは、音楽に意味が宿る。
しかし、さらに音楽的に濃厚なのはジャーマン・ブラスだろう。
イギリス人はアングロ=サクソンとはいえ、大陸に近いからか?
が、ゲルマンの思索の深さには敵わない。メンバーが音楽の様式を知り尽くしている。 いや、>>45の言ってることはよく分かる。
人数ではない。
音楽様式と、自分達のサウンドとの融合が誠に見事。
PJBEは、フレンドリーなアンサンブルが本当に素晴らしい。 英米のプロオケっていうのは、基本的に縦の線が揃うと、「おつかれさーん」って言って練習終わるらしい。
これに対してドイツのオケは、「いやいや、まだ先があるようだ」ってな感じで練習が続く。
まあ組合が強いってのもあるのかもしれんが、その結果は否応なく演奏に現れる。 エンパイヤって縦の線完璧だけど中身空っぽって感じ。 「上手い」っていう言葉が最初に浮かび上がる演奏ってのは、たいてい音楽としては、たいしたことないんだよな。
ベートーヴェンでもシューベルトでも、本当に聴きたいのは、上手い演奏ではなくて、良い音楽。
未完成の1楽章コーダとかさ。あっちの世界へ連れて行ってくれるような。
そうかー。ブラスアンサンブルに足りないのは、ファンタジーなのかもね。 英国式ブラスバンドの方がファンタスティックな気がする。 誰も書かないが、
ロルフ・スメドヴィック氏は先月末に本当に神になってしまったんだよな。
あのトランペットをもう聴けないかと思うと・・・
安らかにお眠りください・・・ スメドヴィック氏のソロアルバム2枚持ってるけど、両方とも素晴らしかった。
この人個人としては、とても音楽性豊かな人だったと思う。 エムパイヤ・ブラスのウェストサイド組曲にはハマッたなあ。
2番ラッパやホルンの存在が勉強になった。 一人一人のレベルが高いから。その上、音楽的にも同じ方向を向いている。
スターが一人いるっていうより、足引っ張る奴がいないって方が、ずっと大切。 他のブラスアンサンブルにはない洗練された響きがあった。
もう聴けないと思うと… ここ数年はほとんど活動自体怪しかったからね。
メンバー変わって再始動してるみたいだけど、
これからどう変わっていくんだろう。 アメリカには名人たくさんいるから、技術的には心配ないんじゃないかな?
音楽性は未知数だが。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています