お殿様が目黒で食べた、炭火に突っ込んで焼いた焼きたてのサンマの美味しさが忘れられず、お城でサンマを所望したところ、
冷えきったお椀の中にサンマのつみれのようなもの入っていてがっかりしたという話である。
■今年の初水揚げ量は昨年の3分の1
現在の我々にも秋の味覚としてすっかりお馴染みである
そのサンマの漁獲量が減っていることを、テレビやスーパーの店頭などでご存じの方も多いであろう。
日本近海でのサンマの漁獲量が減っているのはデータにも如実に現れている。
2014年のサンマ初水揚げが1046キロであったのに対し、
2015年は320
2014年は22万7400トンと3分の2近くに減少している。これは一体なぜだろうか。
日本のサンマ漁獲量の激減は、台湾を中心とした中国、韓国が
日本の排他的経済水域外の公海上で、日本へ回遊する前のサンマを大型船で乱獲していることが原因とされている。
■台湾の漁獲量が5年で2倍以上、日本を追い抜く
サンマ漁獲量は台湾の増加が著しい。
2013年に日本の漁獲量を初めて追い抜き2014年は22万9937トンと、2009年の倍以上となっの資合いを行っている。