総事業費2000億円 下北道路
彦島−小倉北区が最適 関門新ルートで地元採択
http://www.sankei.com/region/news/180326/rgn1803260023-n1.html
 山口県下関市と北九州市の中心部を結ぶ関門新ルートの早期着工を訴える「下関北九州道路整備促進
大会」が25日、北九州市小倉北区で開かれた。国や県などの関係者らが参加し、「下関市彦島迫町と
北九州市小倉北区西港町」とを結ぶルートが望ましいとする見解をまとめた。
 新ルートの概略について、昨年5月に地元の経済団体なども含めた調査検討会が発足し、調査を進めた
。その結果、下関、北九州両市の中心市街地へのアクセス面の良さや、物流や観光面での波及効果が、
他に浮上していた2つの案よりも大きいと結論付け、今回のルートを選んだ。
 今後、橋かトンネルかといった道路の構造などについて検討を進める。民間資金を活用したPFI
方式を採用する方向だ。この日の大会で、山口県の村岡嗣政知事は「(国の直轄事業にするという)
次のステップに進むため、地元の熱意を国にしっかり伝えたい」とあいさつした。大会では安定輸送網
の構築のため、政府に新ルートを重要物流道路として位置付けてもらい、重点的な支援を受けながら、
早期着工を目指すとする決議文を採択した。(山口支局 大森貴弘)