0022名無しさん@お腹いっぱい。
2018/11/07(水) 23:17:54.61ID:ENrBZNhU080年代の航空自由化以降、LCCやフルサービス関係なく航空券の価格破壊が進み、
欧米先進国では飛行機は都市間ツアーバスと同じような存在になった。
誰でも乗れるようになったが、その代償としてシートピッチは狭くなりマイレージは劇的に改悪され、
顧客サービスや客室乗務員の接客水準は「乗務員は神、乗客は土砂と同じ扱い」となり劇的に悪くなった。
日本の航空会社における運航コストは、欧米大手エアラインの約2倍でLCC(格安航空会社)との比較では3倍から4倍となっている。
航空先進国である米国や欧州の飛行機による旅客輸送量は何と日本の10倍以上ある
(欧州は日本と同様、鉄道が発達していることを考えると驚異的な数字といえる)。
日本の航空会社はまだ航空自由化は進んでおらず、政府の手厚い規制に守られガラパゴス状態が続いている。
近年日本でもPeachやジェットスタージャパン等のLCCが登場しているが、
空港の施設使用料、駐機料、着陸料に航法施設使用料、法人税、売上税、所得税、燃料税など
政府側に支払う固定費が他国のLCCと比べたらかなり高いという構造的な問題があり、
JALやANA等大手と比べて運航コストが非常に安いというわけではない
(日本のLCCの運賃が他国のLCCと比べたら意外に高いのはそのためである)
羽田空港の発着枠の規制で新規参入を抑制して、高い運賃を維持する構図となっており、
そのため、エコノミークラスのシートを狭くしても乗客を詰め込みたいという状況ではない。
結果として日本の航空業界は、他国と比べたら価格破壊か進んでおらず
運賃は異常にクソ高い水準が維持されており、
土建業者、官僚、族議員等が既得権益や利権として必死にしがみつく対象になっているものの、
米国ほど顧客サービスや接客が悪化したという状況には陥っていない。
これを喜ぶべきものとするのか、
日本社会の民度の低さを表す縮図であり非常に恥ずかしい話だと嘆くのかは、
政治、経済、航空に対する価値観によって大きく異なる。