■資本金1000で設立

資本の部
資本金1000
合計:1000

■第1期決算:当期純損失400

(借方)繰越利益剰余金400 (貸方)損益400

資本の部
資本金1000
繰越利益剰余金▲400(←繰越欠損金)
合計:1000−400=600(←この時点で資本が減少)

■第2期決算:当期純損失350

(借方)繰越利益剰余金350 (貸方)損益350

資本の部
資本金1000
繰越利益剰余金▲750(←繰越欠損金がさらに増加)
合計:1000−750=250(←資本がさらに減少)

■第3期決算:当期純利益100

(借方)損益100 (貸方)繰越利益剰余金100

資本の部
資本金1000
繰越利益剰余金▲650(←当期純利益100でたので繰越欠損金が100減少)
合計:1000−650=350(←資本が100増加)

■財務内容の健全化のために、700減資して、繰越欠損金(繰越利益剰余金のマイナス)と相殺

(借方)資本金700 (貸方)繰越利益剰余金650
               その他資本剰余金50

資本の部
資本金300
その他資本剰余金50(←減資差益)
合計:300+50=350(←純資産額は減資前と同じ)

※減資差益は、特別損益ではなく、その他資本剰余金として、資本の部に計上される。