【ベタ飼い初心者さんへ】
  ☆ベタは「コップの中でも生きていられる」だけです。
  「コップで飼える」はあくまでも商用のキャッチフレーズにすぎません。
  ジャンプ力が強く、蓋の無い環境での飼育もおススメ出来ません。

愛魚をより健康飼育し、より換水頻度を減らしたいなら大きな水槽で、
濾過器をつけて「飼う」に越したことはありません。
また、瓶飼いにする場合は(水量の多い)水槽飼いよりも、
しっかりとした観察、管理を怠らない事が大切です。
ベタは小さな袋や小さなプラスチック容器で売られている事が多いですが、
袋は勿論、容器の場合も(水量や形状によって)そのまま飼えない場合がほとんどです。
ベタに限らず、急激な水質の変化は(目に見えずとも)魚体に負担がかかります。
購入後等、引越しの際は、温度合わせ、水合わせを。

【飼育、環境など】
水は必ずカルキ抜きした物を使ってください。
毎日の餌やりは勿論、糞と残飯処理は必ずしましょう。
また、ベタは 熱 帯 魚 です。水温管理のための水温計、ヒーターの用意は必須だと考えてください。
最低限、9月末頃までにはヒーターの用意を!
小型水槽や瓶では、温度可変式のパネルヒーター(マルチパネルヒーター等)も便利です。

 〔濾過、水質〕
比較的幅広い水質に適応しますが、弱酸性・27℃前後が適当のようです。
濾過器なしや水量の少ない環境での飼育は、水質の悪化速度が著しく早く、
大抵の場合は頻度の高い水換えが必要になります。
糞掃除がてら毎日少量の換水や、週2〜3回 一度につき3分の1程度の換水をすれば飼育は出来ますが、
悪化にしろ換水にしろ水質急変のデメリットを考えると、
初心者さんは特に 少 な く と も 3リットル以上の水量を確保出来る飼育環境を強く推奨します。
瓶等よりも、安価な濾過器つきの小型水槽セットでも用意できればベター。
ただし、ヒラヒラと大きいヒレの形状から水流に強くありません。
給排水部分にウールマットやスポンジを噛ませる、スポンジフィルターを利用する等、
水流は抑える工夫を。

 〔底床〕
少水量の場合マメな換水が必要になるため、底床無しの方がメンテしやすいが、
底面が鏡状態になるのを防いだり、バクテリアの住処になったり、
とメリットが多数あるため、濾過器やそれなりの水量が用意出来るのであれば有効です。

 〔水草〕
ベタのストレス緩和、多少の水質維持効果あり。
葉の上で休んだり、葉の間をくぐったりする様子を見られますが、相性がある様で、
硬い葉や尖った葉でヒレが傷ついた、家では大丈夫だった、
などの報告があるため、投入する際は念のため注意深く観察を。
ウィローモス等、特別なライトやCo2が無くても育つ水草もあります。
※詳しくは該当水草スレへ。