金魚は全体的に見ると弱い部類だよ
どんだけ気合い入れて管理しててもたまに原因不明の崩壊現象が起きてた理由が最近やっと分かった
でも小型金魚の過密好きだから追い足しのリスク分かってても気に入った個体見かけるとつい買ってしまうわ
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金魚は一点だけ、要注意事項があります。
「追い足し」といって、今すでに飼育している金魚と一緒にする場合の受け入れです。

一番注意したいのは、今飼っている金魚が元気で安定していて、水槽も立ち上がっているから絶対大丈夫と決めてしまうことで、仮に絶好調同士の魚を混ぜたとしても
それぞれの魚が保菌している病気の移し合いが起こり、それぞれ経験したことのない病気に対する抵抗力が異なるため、どちらかが調子を崩す事が非常に高い確立で起こります。

そういった事が症状に表れるのは一緒にしてから3日から7日、異変が出てからの投薬だと手遅れになる場合もあります。

じゃあどうすれば…という話ですが、互いの保菌数を揃える、または保菌の移し合いを止めるため、必ず薬(エルバージュかグリーンFゴールド)を入れてから一緒にします。
互いに元気な魚だった場合はこれでほとんどのトラブルを予防できます。
投薬をしてもたまーにどちらかが弱っていたり、どちらかの菌の勢力が強く、3日目くらいでボケることはありますが、無視して軽めの給餌を続けることで大体遅くても7日目には折り返します。
※地金や土佐錦などデリケートな品種は2週間ほどかかる場合もあります

尚、よくあるご質問で、じゃあ新しく来た魚だけを、一緒にする前に、バケツなどで一週間薬浴すれば?と言われますが、、問題は「一緒にした時の保菌の移し合い」ですので、片方だけの薬浴は無意味になってしまいます。(薬浴で体内まで全て無菌になることはありません)

もちろんこれは当店の金魚だけではなく、日本中世界中のどこの金魚と混ぜても起こる、金魚業界では常識の症例です。

この点だけ金魚は非常に特殊ですので、どうかご注意ください。