奈良県橿原市の瀬田遺跡で、弥生時代終末期(2世紀後半ごろ)の陸橋付き円形周溝墓が見つかった。
しかし「陸橋付円形周溝墓」は、さらに古いものが今までにいくつも発掘されている。
一つが、徳島県の名東(みょうどう)遺跡から出土しており、弥生時代中期前半「紀元前1世紀)ころのものとされている。
さらに、弥生後期後葉になると、四国東部には、讃岐(香川県)の林・坊城1号・2号、尾崎西などがある。
隣の阿波(徳島県)においては、「陸橋付円形周溝墓」の発展形とされる帆立貝型前方後円墳である萩原1・2号墓(弥生時代終末期、積石塚)がある。
萩原2号墓は、日本最古の前方後円墳、あるいはそのルーツとも言われ、奈良県の纏向型古墳であるホケノ山古墳との関連も指摘されている。   @阿波