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いじめ「極めて濃厚」 青森中2自殺巡り市教委 2016/11/7 0:05


 青森市立中2年の葛西りまさん(13)が8月にいじめ被害を訴えて自殺した問題で、事実関係を調べている市教育委員会の
「いじめ防止対策審議会」は6日の記者会見で、いじめの存在は「極めて濃厚」との見解を表明した。
同級生らによる悪口を確認したことを理由に挙げた。詳細は月内にも発表したい意向を示した。

 審議会によると、中学校の全生徒を対象としたアンケートや、関係者の聞き取りで、
りまさんがインターネットや学校内で「うざい」「きもい」「死ね」といった言葉を日常的に言われていたと確認したという。

 会長の櫛引素夫青森大教授は「聞き取りをするたびに思わぬ証言が出てくる。
(遺族らに)きちんと説明できるよう、さらに調査をしないといけない」と述べた。

 審議会は有識者で構成し、いじめの有無や自殺との因果関係などを調べている。9月に初会合を開き、この日は第3回の会合だった。

 りまさんは2学期の始業式翌日の8月25日、列車に飛び込んで亡くなった。
関係者の話では、同級生から無料通信アプリLINE(ライン)で悪口やうわさを流されたことに悩んでおり、
スマートフォンに残したメモには「もう耐えられない」などと記していた。

 遺族は10月、再発防止を願い、りまさんの実名と写真を公表した。〔共同〕


http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG06H5G_W6A101C1000000/