富山発祥も 不二越会長「富山で生まれた人は極力採らない」

東証1部上場の機械メーカー「不二越」(富山市)の本間博夫会長(71)が「富山で生まれた人は極力採らない」などと記者会見で発言していたことが13日、同社への取材で分かった。

同社経営企画部によると、同社が5日に富山市で開いた2017年5月中間決算の会見で、東京と富山の2本社体制から、東京に一本化すると発表。
「海外での事業拡大に向け、多様な情報や優れた人材を獲得するため」と理由を説明した。
その際、本間会長は「富山で生まれて地方の大学に行った人でも極力採らない」「(同県出身者は)閉鎖された考え方が非常に強い」との趣旨の発言をした。

同社は1928年に富山市で創業し、工作機械などの製造販売を手掛ける。
同社単独の従業員約3000人のうち、8割近くが富山県出身者。
同社は「人物本位で採用しており、富山県出身者を抑制する意図はない」とコメントしている。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/07/14/kiji/20170713s00042000428000c.html