>>911
俺の考えてるニンゲンと君の考えてるニンゲンは違うというだけでしょう
ニンゲンにもいろんな側面がありますからね

例えば、バタイユやサドのように破滅的な欲望を人間と見たり
ミルトンのように反逆の精神と自由への渇望と自己投機を人間らしさと見立てたり
ホーソーンのように罪を侵さざるをえない存在と、それを悔いて引き受ける良心を人間とみたり
ゾラのように物語性からできるだけ距離をおいたリアルな生活者として人間を見たり
山田洋次のように人情を人間と見立てたり
いろいろなニンゲンがありますからね

そういういろいろなニンゲンの中で、理性の抑圧から開放する破壊と性と他者への執着をニンゲンと見ているのがダリフラだろうという話です
エヴァと同じテーマが根底にはありますが、シンジ君は自分の中で完結しがちなのに対し
他者の存在が重要になるのがダリフラでしょう
エヴァはオナニーを描き、ダリフラはセックスを描くことになります