関電3億2千万円裏金疑惑の影の町長・Mさんが生前、記者に語った言葉

関西電力の八木誠会長(69)や岩根茂樹社長(66)を含む役員ら20人が関電高浜原発が立地する福井県高浜町の森山栄治元助役=3月に90歳で死亡=から、約3億2千万円を受け取っていた問題で、岩根社長が9月27日に会見し、陳謝した。
すでに幹部たちは修正申告しているという。

高浜町は若狭湾に面した関西電力の高浜原発の立地町で、大飯町、美浜町と並ぶ「原発銀座」だ。

原発マネーの還流かと疑われる3億2千万円の不透明な裏金は、金沢国税局の税務調査で判明した。

「あんた、大阪から来たんだったら、関西電力のこともやらんとあかん。関電と原発のことを裏でやっていた人で、モリヤマっていう80歳ぐらいのおじいさんがいる。福井の原発は、この人がいたからあんなたくさんできたんだよ。
地元ではあまりのすごさに名前ではなく、Mさんと呼ばれているわ」

「森山おじいさんのすごいところは、高浜町から関電に請求書のようなものを送りつけて『○○億円、ください』って平気でやること。もちろんその前に、関西電力のトップとは話をつけているのでしょうが、現場はびっくりですよ。
高浜町への寄付なんて、億単位でバンバンとってくる」

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