北海道の登別温泉の第一滝本館の大浴場が完全混浴の時代は、
修学旅行の生徒学生が小学校から高校まで裸裸裸の行列。

家族旅行の僕は、女子高校生の集団に出っくわした。
入浴のエチケットを円くなって説明している。
「浴槽に入る前に掛け湯と大事なところも綺麗にしてね」
「タオルは浴槽に入れない事」「タオルを持ち運ぶ時はしっかり絞ってね」
「皆裸なんだから、隠そうなんて考えないで堂々と歩きなさい」
「温泉だから、泳いでは駄目」そんなレクチャーを男の先生がしている。
掛け湯を実演しているのは女の先生。「解散、あそこの時計で45分に集合!」
女の子たちの後でお尻を見ながらぼけっと聞いていた僕は、
無意識に女の子達の背中に手を掛けていて、解散の声で我に返った。
瞬間の後、女の子達に囲まれておもちゃにされた。
昔の北海道の住民は混浴が常識だから、裸なんて意識しないんだけどな。