こんなことを言ったら、叩かれるかもしれないが去年5月までヤマガラを飼っていた。

ちょうど、阪神大震災を体験してから3ヶ月くらいたった時のこと。
俺が小学2年の時に親父が、趣味の山登り中にヒナを拾ってきたのだ。
どうも巣から落ちたらしく、本来は死ぬ運命にあるこの一匹の野鳥を偶然見つけたらしい。
ピーピー鳴くので「ピピ」と名付けた。
最初は、なにのヒナかも分からず育ててたのを覚えている。
餌が分からないのでとりあえず小鳥用の餌を飼ってきて、溶かしてスポイトで与えた。
そのうちに羽も揃ってきて黒と白色(確かそうだった気がする)になってきた。
スズメに似た感じだが、色も違うし鳴き声が違うのでスズメではないと確信した。
そのうち茶色などの色が入ってきてヤマガラの色になった。
しかし当時はネットが普及していなかったので調べることも出来なかった。
「ピピって何の種類なんやろうね」などと話していたが…
いや、図書館へ行けばいつでも調べられた。しかしピピはピピ。
それ以上それ以下でもない。特にそれ以上詮索する気もなかった。