サンカノゴイと言う野鳥をご存じだろうか。からすくらいの大きさの茶色いサギで,人気の少ない広大な芦原に生息します。今最も東京に近い生息地,印旗沼が危機に瀕しています。
印旗沼をまたぐ成田高速鉄道の計画が着々と進んでいます。赤字がかさんでいるのも無理ないわけですが・・・
千葉県はいったい何をやってるのか。印旗沼を壊してサンカノゴイのすみかを奪おうとしている。
「この計画さえ実現できれば最速で成田空港に着く!500億円の赤字も解消できる!」
という北総開発公団だが,頭が古過ぎと思いませんか?今のヨーロッパを見て御覧なさい。
赤字を解消する為に貴重な自然を壊すやつは罰せられるんですよ。でも今の北総常識は,
「まずは人間の生活を豊かにする。その為に,自然はいくらでもあるんだし,どんどん開発してもいいじゃないか。」赤字がたまっていて困る。これは解決するべき問題だと僕は思うが,しかし,サンカノゴイを人間に置き換えたらどうなるでしょう。
近頃はかなり遠くに行かなければいい自然は残っていません。それを求めてみんな森林浴を楽しみます。
でもまずはみじかな自然を楽しめなければ本当の自然愛護者とは言えない。あまりにも多くの千葉県民いや日本国民は無知すぎるのだ。