トキの2組目ペア、雄がひなに餌=雌戻らず「父子家庭」に―環境省

環境省は18日、新潟県・佐渡島で野生復帰を目指して放鳥した国の特別天然記念物
トキのうち、17日にひなのふ化が確認された2組目のペアの雄が、ひなに餌を与える
様子を確認したと発表した。このペアの雌は15日以降、巣に戻っておらず、
雄が抱卵していたため、ひなが餌をもらう場面は観察されていなかった。
 同省によると、このペアの雌は他の雄と仲を深める行動を取ったり、枝を運んで巣を
作ろうとしたりする姿が確認されており、このまま別の雄とペアになる可能性が高いという。
 飼育下では、雄だけでひなを巣立ちまで育てた例があるが、自然下では確認されおらず、
同省の長田啓首席自然保護官は「餌を与える様子は確認されたが、楽観できる状況ではない」
と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130418-00000139-jij-soci