創立者の間宮善三郎氏は元々カメラ好きのアマチュアで、趣味がこうじて自分で欲しいと思うカメラを作るために会社を作ってしまった。
資産家だからそんなことができたのだが、彼が金持ちになったのはタバコ入れの事業の成功だった。
現在では考えられないが、明治から昭和の戦後ぐらいまで、タバコ入れは時計と並ぶ数少ない男性の装飾品であり、貴金属や宝石をふんだんに使った大変高価なものもあったのだ。