アニメの『君の名は。』の興収が200億円を超えて、AERAが『黄金期から低迷へ そして日本映画は再び絶頂期へ』という特集をやっていた。
商売がうまく行ったという特集だ。国会は改憲派が2/3を占め、映画館はオタクに乗っ取られてしまった。
『君の名は。』を観て泣いている人は、映画史上の名作を観たことないんだろうなと思った。

それでも、『この世界の片隅で』が入ってると聞き、真っ当な客もいるのかと思って観に行った。相も変わらぬ戦争=被害映画、これはダメだと思った。庶民に戦争責任は無いのか。
戦争で手を失った田中裕子が天皇の戦争責任を言う映画があり、戦時下の日常を描いた実写映画があり、加害を描いた映画もあったのに、

荒井 晴彦(あらい はるひこ、1947年 – )は日本の脚本家・映画監督