百葉箱はサワのメタファー
生まれ年と設置年が同じで
同じようにさびてる
それを磨いて
その中に大切なものをそっと隠して
鍵をかっておいた

つまり
ふてくされてたサワの心を磨いて美しくし
その身体の中に
自分の大切な遺伝子をそっと挿れ
鍵をかっておいた

今更社会的な何かをどうにかしても意味がない
おなかの中に大切なものを受け取ったから
安物はどうでもよくなった
おもちゃだから少年にあげた

安物の社会的なおもちゃよりも
もっと生物学的に大切なプレゼントをもらい
大人になった
それが北野先生の教え